2017年7月31日月曜日

(K0092) 自立生活を支援するもの / 高齢化対応のAI・ロボット(4) <自立喪失>


前回「支援されての自立生活」と書いたが、支援するものは何なのか

三つあると思う。

(1)
(2)
(3) 制度


制度としては、法律・制度(介護保険法・介護保険制度、関連する補助金・助成金など)、団体(介護を目的としたNPO法人など)、助け合うご近所、高齢者を大切にする文化などがある。ただ、制度だけでは具体的には役立たず、そこに介護をする人やそれを支える物が必要だ。そして人と物とは補完関係にある。物を充実させることによって、人の数を減らしたり、人の労力を減らしたりできる。


介護は人によるところが多いが、少子高齢化によりバランスが崩れようとしている。介護される高齢者が増え、介護する人が減る。これが加速度的に進行しているし、今後さらに加速する。その対策の一つとして、「高齢化対応のAI・ロボット」が位置付けられるだろう。


===== 引用はじめ

介護ロボットへの取り組みはデンマークを見習え

 一方、海外では幸福度ランキング1位のデンマークのように、大多数の国民が人の助けを借りず自立した生活ができることが幸せと考え、高齢者自らがロボット技術を積極的に活用している国もあります。このような考えがあれば、最先端技術が導入しやすく介助者の人手が減り医療費も削減できます。

===== おわり
出典 http://www.sbbit.jp/article/cont1/32566
図は、このサイトより

 

ただ、「物」は「高齢化対応のAI・ロボット」には限らない。

介護には人を抱き起したりする作業があり、介護者としての「職業病」の原因となっている。しかし、デンマークにはこの職業病はないと聞いている。抱き起す作業をしないようにしているからである。

例えば、天井にリフトを具えることにより、介護者の負担が減る。
さらにレールを引けば、移動も簡単になる。
 

機械メーカーが儲けを重視して、高価な「高齢化対応のAI・ロボット」を売ろうとする。リフトやレールでは、あまり儲からないからである。しかし、「高齢化対応のAI・ロボット」だけではなく、この「儲からない物」の普及も大切だろう。

(K0091) 支援されての自立生活 / 高齢化対応のAI・ロボット(3) <自立喪失>


「支援されての自立生活」というコンセプトが大切だと思う。

 

要介護認定では、「要支援」「要介護」でなければ、「非該当(自立)」となる。ここでいう「非該当(自立)」は、「支援」「介護」なしでも自立できるということであり、「支援なしでの自立」である。
 

「自立」には、「支援なしでの自立」の他に「支援されての自立」もある。

「支援なしでの自立」を維持できるよう努力しても、結局、維持できなくなることもあり、「支援されての自立」に移行する。

「支援されての自立」は本来、「できることは自分でし、できないことは助けてもらう」ことである。


 
「支援されての自立」には、「ミニマム支援」あるいは「過剰支援」が施される。

施設に入所するとありがちなのだが、「過剰支援」になると「自立放棄の生活」に陥り、尊厳が崩壊する。

「ミニマム支援」なら、「できることは自分でし、できないことは助けてもらう」を続けることができ、「支援されての自立生活」を確保でき、尊厳を維持できる。

 

「尊厳死」をみな気にするが、大切なのは「尊厳生」ではないか。

そして、適正な生き方をすれば、尊厳を維持したまま生き続けることが必ずでき、
そしてその先にあるのが「尊厳死」だろう。

 

「高齢化対応のAI・ロボット」は、このような「支援されての自立生活」を獲得するのに有効な手段と位置付けられるのが、本来の姿だろう。

2017年7月30日日曜日

(K0090) ロボティックベッド / 高齢化対応のAI・ロボット(2) <その他>


 「ロボティックベッド」が面白い。それは何か。言葉で説明するより、動画を見るのが早い。
https://www.youtube.com/watch?v=InNkUUCmkq4

 印象としては、ロボットというイメージは薄い。私なら「ベッド変身可能型電動車いす」と名付ける。機能を正しく表せていると思う。ただし、この名前で売れるかどうかは、別の問題であり、商品名としては「ロボティックベッド」が良いような気もする。
 

 「ロボティックベッド」のコンセプトがなぜ良いかは、次の「トランスファーアシストロボット」の動画と比較するとわかりやすい。
https://www.youtube.com/watch?v=LBMJCI-FzrM

こちらの方が「ロボット」っぽい。

 
「パナソニックが介護ロボットの開発戦略を進化させている。ベッドから高齢者などを車いすに移動させるため、当初は人の背丈ほどある双腕型のロボットを想定していたが大きすぎるなどの理由で断念。安全性や価格、使い勝手など現場での使いやすさを追求した結果、6月から発売するのがベッド型の「リショーネ」だ。日本が主導した生活支援ロボットの国際安全規格の認証も取得している。」(2014/5/19の記事)

(添付写真は、このサイトより)

一つ目の動画が、ベッド型の「リショーネ」で、二つ目の動画が、双腕型のロボットである。目的は共通で「ベッドから高齢者などを車いすに移動させるため」である。なお、「リショーネ」は、「離床」の名前の通り、中重度の要介護者が寝たきりにならず、ベッドから車いすに移動するのを楽にし、自立を支援し移動の自由を手に入れてもらおうというもの。価格は約100万円。
 

開発チームが「ヒト型にこだわるのはやめよう。現場の意向を最大限に取り込もう」と軌道修正したことから、進化したものだ。「日本の大手メーカーが考えられる技術をすべて盛り込み、介護現場を技術力をアピールするショールームにする時代は終わった。リショーネにロボットの面影はもはやない。地味な介護機器だ。それはパナソニックの本気度を示す」(出典同上)

 

私が長生きでき、順調に?老化を迎えるとしたら、そのころには、介護施設は団塊の世代で満員、自宅で死を迎えるしかない世の中になっていると思う。そのとき、周囲への迷惑を少なくするためには、このような製品が役立つだろう。

 


(K0089) 生活不活発病 / 高齢化対応のAI・ロボット(1) <体の健康>

 

 私が大学生のころだから40年以上前のこと、工学部と医学部とを融合させるような研究室があった。そごで聞いた話を今でも覚えている。<A>「高齢者の衰えた筋肉を代行するようなロボットを作ることはできる。でも、それは高齢者の筋肉を弱らせてしまう。だからそのようなロボットを開発していいのか疑問だ」。これは、正しいと思う。使わない筋肉は、あっという間に衰える。私の体験だが、昔、手術して2週間病院でベッド生活をしたとき、驚くほど脚の筋肉が落ちていた。

 この問題は、今でも解消したわけではない。

 <B>「なんでもかんでもロボット、AIに世話させるべきではないと思っています。それでは、高齢者の自ら動こうとする意欲を奪うことにつながり、ますます寝たきりが増える悪循環になりかねません」。本田幸夫教授(大阪工業大学R&D工学部 ロボット工学科教授)の言葉である。

出典:「ロボットと暮らす未来④ 高齢者を助けるAI 意欲を奪ってはダメ」、産経新聞(2017/07/27夕刊)

 
 <A>と<B>とは、同じようなことを言っているようだが、実は、違う。実際、本田教授は、次のように続けた。<C>「高齢者が、他人の力を借りることなく動くことをいかにサポートするか。装着した人の動きにあわせて稼働するロボットスーツは、身体機能の衰えを回復する上でも有望な技術です。私の研究室でも機会を動かすアクチュエータやセンサー技術をベースに、人にやさしいロボットスーツを学生たちに考案してもらっています。」

 
 40年前には「ロボットスーツ」という言葉はなかったが、それを説明する<B>で述べられた「装着した人の動きにあわせて稼働する」という言葉は、<A>で述べられた「衰えた筋肉を代行するような」とほぼ同じである。40年前には「開発していいのか疑問だ」と言っていた「ロボットスーツ」を、今や積極的に開発しようとしている。

 この違いは何故発生したのか、どう説明すればよいのかと考えて思い当たったのが「生活不活発病」という言葉である。

 「生活不活発病は、まさにその文字が示すように、「"生活""不活発"」になることで全身の機能が低下する病気です。(図1)」。そして、「生活不活発病は、その発端は小さいように見えても、放置しておけばどんどん進行していきます。」「「動きにくいから動かない」「そのために生活不活発病が起る」「そのためますます動きにくくなる」という、「悪循環」が起るからです(図3)」「このような悪循環の存在は、生活不活発病を初期段階のうちに発見し、予防・回復をはかることの重要性を示しています」

出典:大川弥生、「生活不活発病に気をつけよう」、障害保険福祉研究情報システム、
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/bf/fukappatsu/

 

 足の筋肉が弱り、寝たままになったら「生活が不活発」になる。しかし、ロボットスーツを着用すれば、「生活が活発」になる。

 「ロボットスーツを着用したら動きやすくなったから動く(トイレに自分で行く)」→「そのために活発になる(生活不活発病から回復する)」→「そのためますます動きやすくなる」という「好循環」が起る。すなわち、ロボットスーツによって「悪循環」が「好循環」に変わる。

 ロボットスーツは筋肉の動きを増幅するので、負荷は軽いが筋肉を動かすことになる。ベッドに寝ていたら動かさなかった筋肉を、ロボットスーツを着用してトイレに行くたび、少しは動かすようになる。

 

 ただ、現在のロボットスーツは高価である。例えば、

「ロボットスーツHAL® 自立支援用 単関節タイプ」「法人向け5年レンタル」で、「5年総額 ¥8,200,000(税込¥8,856,000)」である。
http://www.daiwahouse.co.jp/robot/hal/lineup/index.html

 今は、手を出せないが、技術が進歩し、生産量が増えると、安くなっていくものである。私がロボットスーツを必要とする時期には、手の届く価格になっているかもしれない。

 
 少しは、明るい話題になっただろうか。
 
 
 
 
 

2017年7月28日金曜日

(K0088) 認知症介護 駆け込み寺 <脳の健康>


「葬式仏教」ではない! と、お寺でもいろいろ動きがあるようだ。
 

===== 引用はじめ
 認知症患者や家族を社会から孤立させないために、寺院でできる認知症対策を考えようと、浄土真宗本願寺派総合研究所の有志が活動を本格化させた。専門家と協力し、介護に関する体験講座を今月、京都市内の寺院で開催。
===== おわり
「認知症介護 駆け込み寺 ~ 西本願寺僧侶と専門家タッグ」
産経新聞 2017/07/27 夕刊
写真は、 http://www.sankei.com/west/news/170727/wst1707270071-n1.html より
 

 「8年後には高齢者の5人に1人が認知症になる」といわれるが、現時点では、認知症介護の講座に行っても「認知症の人と話したことがない」という人が、まだまだ多い。認知症がまだ、家や施設の中にとどまっているのだろうか。

 しかし、近い将来、認知症の方が家や施設の中にとどまらず、外に出てくるだろう。「街を歩けば、認知症に会う」時代は遠くない。ということは、認知症の方を家や施設だけでは守り切れなくなり、地域全体が守る体制になっていかないと、対応できなくなる。迷子になったり、熱中症になったり(暑くても厚着する)、交通事故にあったり、ビルの隙間に入り込んで(狭いところがお好き)出られなくなったり、いろいろな危険がある。
 

 そのためには、認知症に対応できる資源(リソース)が必要だ。行政に頼ろうとしても、財源上の制約がある。そう考えると、認知症の側から見ると、お寺は頼りたくなる資源である。


 記事によれば、「高齢者との接点が多い僧侶が役割を果たせる」「僧侶は、お盆や月命日などの読経で檀家(だんか)・門徒の自宅を訪れる習慣がある。各家庭が抱えている事情を知れる立場にあることから、症状の早期発見に加え、行政職員や民生委員らでは気づかない悩みに対処できる」「寺院は、地域に開かれた場所として、講座や集会の会場を提供できる」など強みがあるようだ。

 具体的には、「認知症の知識や介護のコツを広める民間の啓発団体『おれんじ畑』は、加茂さん(西本願寺僧侶)らと協力して今月12日、本願寺派の一念寺(京都市下京区)で初の体験講座を開いた」とのこと。「講師を務めた介護福祉士」「精神科医も加わりわり」「参加した近隣寺院の僧侶や住民ら」、と輪を広げている。

 

 お寺側から見ても、メリットがあろう

 人は、死ぬまでにいろいろな経路を通る。

(0)  全て健康なまま死を迎える
(1) 「体の健康」を失ってから、死に至る
(2) 「心の健康」を失ってから、死に至る
(3) 「頭の健康」を失ってから、死に至る

 
 仏教に「ビハーラ」がある。
例えば、http://www.asokavihara.jp/vihara.html


 「体の健康」は、医者にまかせるとしても、重篤になると「心の健康」も大切になる。仏教で対応できるだろう。「頭の健康」(認知症対策)にも取り組み始めた。葬式はお寺の専門なのだから、一つ手前の領域に入っていくのは、ビジネスとしてのマーケット論からいっても正攻法だろう。

 

 お寺がひとりで頑張る必要はない。自ら中心になって、人々を集めてくれればよい。その人たちは、お寺と馴染みになる。お寺の側からいっても、檀家との付き合いだけでは、これから苦しかろう。

 大規模なお寺や意識の高いお寺が、先頭に立って切り込み、実績・ノウハウをためて、中小のお寺の実施を後押ししてほしい。
 

 認知症の方、家族や地域の方、お寺、みんなハッピーになれば、いいな!

 

2017年7月27日木曜日

(K0087) 催し物情報(6) <催し物紹介>


(K0087) 催し物情報(6) <催し物紹介>

 
まず【新配信】(New)を前に集め、日付順に並べ、
その後ろに【<K0077>既配信】()を、日付順に並べています。
 

【新配信】(日付順)

 

(New) 82()18:3020:00、会場:真宗教化センター/しんらん交流館大谷ホール(京都市下京区)(京都地下鉄五条駅、JR京都駅)

 古文書を読み解いて30年、講師:磯田道史(歴史学者)

 参加費(ソフトドリンク1杯無料券付):円、主催:真宗大谷派(東本願寺)真宗強化センター、申込み:申込不要

 参照情報:http://jodo-shinshu.info/category/events/



 

(New) 826()18:0021:15、会場:大阪産業創造館(大阪市中央区)(大阪市営地下鉄堺筋本町駅)

 第5回知恵と力を合わせる会議の場づくり~ミーティングの生産性を上げるポイント、講師/ファシリテーター:LLCチーム経営 広瀬 義浩、嶋田 至

 参加費:5000円、主催:LLCチーム経営、申込み:「参照情報」より

 参照情報:http://teamkeiei.com/event/facilabo_2017





(New) 830()18:30~(18:00開場)、会場:大阪産業創造館 6階会議室(大阪市中央区)(大阪市営地下鉄堺筋本町駅)

 30年トップを走り続ける""商品力""とは、講師:川面克行(元アサヒグループホールディングス株式会社副社長)、神田博至(元花王株式会社専務取締役)

 参加費:500円、主催:NPO法人新現役ネット、申込み(事前申込制・8/25締切):お問合せ先:Tel 03-5730-0161 担当:田辺/info@shingeneki.com

 参照情報:http://kansaiblog.shingeneki.com/e644473.html





(New) 92()13:0016:0013:00開場)、会場:兵庫県私学会館 1階 101号室(神戸市中央区)

 生活を支える緩和ケア~よりよく生きるために~、講師:池垣淳一(兵庫県立がんセンター 緩和ケア内科部長)

 参加費(学生 無料):500円、主催:ひょうごがん患者連絡会 会長 去来川節子、問合せ:Tel: 078-335-8668Fax:078-335-8669、申込み:申込不要

 参照情報:https://drive.google.com/file/d/0BxGLloQ9eVggYVdxdlZPYVBZbE0/view?usp=sharing





(New) 930()13:3016:0013:00開場)、会場:サンシビック尼崎(尼崎中央地区会館・大ホール)(兵庫県尼崎市)

 本人も家族も幸せになる認知症介護・医療、講師:長尾和宏(長尾クリニック院長)、放談:丸尾多重子(NPO法人つどい場さくらちゃん代表)、中矢暁美(愛媛県・宅老所あんき代表)、長尾和宏

 参加費(資料代込み。当日支払い):1000円、主催:在宅ケアネット尼崎、つどい場さくらちゃん、北の丸プロダクション、申込み(事前申込制):Eメール:koho@nagaoclinic.or.jp , FAX: 06-6412-9396

 参照情報:https://drive.google.com/file/d/0BxGLloQ9eVggMWg0UzBWMjhXZmc/view?usp=sharing , https://drive.google.com/file/d/0BxGLloQ9eVggUXdFSGUwUTJHd2c/view?usp=sharing



 

<K0067>既配信】(日付順)

 



・ 728()18:3020:30、会場:阪南大学あべのハルカス23F サテライトオフィス(大阪市阿倍野区)(大阪市営地下鉄天王寺駅)

 「小さな書店の存在意義」「小さな書店の存在意義」~「隆祥館書店」の新しい生き方~、講師:二村 知子(ライフブックセラー)

 参加費(オンリーワン研究会会員外の場合):1000円、主催:大阪府中小企業家同友会オンリーワン研究会、申込み(7/27(木)PM17:00までに):https://ssl.form-mailer.jp/fms/3934d762515875

 参照情報:https://ssl.form-mailer.jp/fms/3934d762515875





・ 85()13:0014:20、会場:弁天町ORC200生涯学習センター(大阪市港区)(JR弁天町駅)

 アンガーマネージメント 上手な叱り方、講師:安藤俊介(日本アンガーマネジメント協会 代表理事)

 参加費:0円、主催:日本アンガーマネジメント協会、申込み:https://ws.formzu.net/fgen/S51035453/

 参照情報:https://drive.google.com/file/d/0BxGLloQ9eVggaUtJWkJBTHozQzg/view?usp=sharing





・ 86()10:0012:00、会場:垂水勤労市民センター(神戸市垂水区)(JR・山陽電車垂水駅徒歩3分)

 「空き家にしないために」「放置空き家の罪と罰」、判治裕介弁護士(兵庫県弁護士会)・南村忠敬常務理事(全日本不動産協会)

 参加費:0円、主催:神戸市すまいとまちの安心支援センター「すまいるネット」、申込み締切(7/28):電話(078-222-0186)FAX(078-222-0106)、郵送、HP

 参照情報:https://www.smilenet.kobe-sumai-machi.or.jp/manabu/event_seminar.php#a379





・ 87()13:0015:00、会場:創建御堂筋ビル(大阪市中央区)(大阪市営地下鉄淀屋橋駅)

 「読書サロン」第29回、藤波が進行役

 参加費:500円、主催:NPO法人新現役ネット、申込み:06-6203-1225

 参照情報:https://www.shingeneki.com/common/details/area/2450





・ 87()18:30~、会場:西梅田ヒルトンプラザウエスト5階「桃谷樓」(大阪市北区)(大阪市営地下鉄西梅田駅、JR大阪駅)

 テーマ:「定年の仕方」、講師:杉森清(元阪急百貨店)、永井誠(元日本生命)、楠木新(人事・キャリアコンサルタント

 参加費:6000円(飲み放題で懇親会込み。講演のみの場合は2000円)、主催:関西の今後を考える会、申込み:永井誠 nagai.mk@guitar.ocn.ne.jp  090-1899-8897

 参照情報:https://drive.google.com/file/d/0BxGLloQ9eVggRVY5ZzBzVnpYVlU/view?usp=sharing





・ 89()17:3019:00、会場:六甲勤労市民センター 4階料理教室 (神戸市灘区)(JR六甲道駅)

 まちかど食堂

 参加費(小人は300円):500円、主催:生きがい活動ステーション、申込み(「情報」に申込用FAX):078-857-3022

 参照情報:https://drive.google.com/file/d/0BxGLloQ9eVggdnExdERUNUxTdmM/view?usp=sharing

 備考:前回(7/12)参加してみたが、食事付き居場所を考える時には参考になると思う。





・ 810()13:3015:00、会場:須磨いるサロン(神戸市須磨区)(JR・山陽電車須磨駅)

 教えて、介護保険のこと、講師;柏木照子(西須摩あんしんすこやかセンター)

 参加費(お茶と手作りケーキ付):1000円、主催:NPO法人福祉ネットワーク西須摩だんらん、申込み:藤波まで

 参照情報:https://drive.google.com/file/d/0BxGLloQ9eVggMTJZUEZIbjducUU/view?usp=sharing





・ 819()14:0016:0013:30受付)、会場:こうべまちづくり会館(神戸市中央区)(JR元町駅、阪神電鉄西元町駅、阪急電鉄花隈駅、神戸市営地下鉄みなと元町駅)

 つながる住まい方、暮らし方 ~住まいをシェアする、地域でシェアする~、講師:北圭司、東村奈保、飛田敦子、松原永季。セミナー後、シェアキッチンヒトトバの見学会開催(希望者の方のみ)

 参加費:0円、主催:すまいるネット/神戸市すまいるとまちの安心支援センター、申込み(申込締切 8/12):L:078 222 0186 FAX :078 222 0106 E-mail:seminar@kobe-sumai-machi.or.jp

 参照情報:https://www.smilenet.kobe-sumai-machi.or.jp/wp/wp-content/uploads/2017/05/20170819sumagaku.pdf





・ 827()13:1516:1512:00開場・「情報コーナー」)、会場:神戸市勤労会館(神戸市中央区)(JR三ノ宮駅、阪神電鉄神戸三宮駅)

 第2回『居場所』サミットin神戸、基調講演:河田珪子(「地域の茶の間」創設者)

 参加費:500円、主催:認定NPO法人コミュニティサポートセンター神戸、申込み:ibasho@cskobe.com

 参照情報:http://www.cskobe.com/wp-content/uploads/sites/4/2017/06/summit_2017_8.pdf



 

・ 914()13:3015:00、会場:須磨いるサロン(神戸市須磨区)(JR・山陽電車須磨駅)

 遺産相続にまつわること、講師;西口竜司(弁護士)

 参加費(お茶と手作りケーキ付):1000円、主催:NPO法人福祉ネットワーク西須摩だんらん、申込み:藤波まで

 参照情報:https://drive.google.com/file/d/0BxGLloQ9eVggMTJZUEZIbjducUU/view?usp=sharing





・ 1021()13:30~(13:00開場)、会場:兵庫県民会館(9階)県民ホール(神戸市中央区)(神戸市営地下鉄県庁前、JR元町駅)

 相撲甚句/第13回西部地区神戸大会、特別講演講座:旭道 南左衛門

 参加費:0円、主催:日本相撲甚句会 認証団体 神戸相撲甚句会、申込み:予約不要

 参照情報:https://drive.google.com/file/d/0BxGLloQ9eVggMEZ6eVY5THZFTWc/view?usp=sharing


2017年7月26日水曜日

(K0086) ワンダフル世界 〜サルサガムテープと全国の仲間〜  <インクルーシブ社会>


  しあわせになるために

    生まれてきたんだ

  生きていることが

    大好きなのだ

 

【日本ニュース】殺傷事件1年 障害者バンドが悲しみ乗り越える歌披露(2017/07/23
https://www.youtube.com/watch?v=R5mWqOX0LkQ

ワンダフル世界 〜サルサガムテープと全国の仲間〜 (YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=uiMBA5g1H48

 

「かわいそうな人を助けましょう」という慈悲の心も大切だと思う。

でも、それだけでは心もとない。

 

===== 引用 はじめ
 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺されるなどした事件は、26日で発生から1年を迎えた。これに先立ち、殺人罪などで起訴された元職員の植松聖(さとし)被告(27)が産経新聞の取材に手紙で応じ、「意思の疎通が取れない人は安楽死させるべきだ」などと障害者に対する差別意識を一方的に正当化した。遺族らへの謝罪は一切なかった。
===== おわり
http://www.sankei.com/affairs/news/170725/afr1707250016-n1.html

 
 
「意思の疎通が取れない人は安楽死させるべきだ」なんていうことはないのだと、
どのようにして、共通認識するのか。
 

自ら、訴えようとしている人々がいる。

最近注目を浴びている「サルサガムテープ」だが、
地道に活動を続けてきたグループのようだ。

===== 引用はじめ
1994年、かしわ哲が知的障害者達を集め結成。1996年にはスウェーデンでの海外ライブを行った。19994月、NHKの音楽番組「みんなのうた」で、「まひるのほし」が放送となった。その後もCDを幾枚も発売した。200311月には、忌野清志郎との共作「ONABE」を発表する。後に、日本テレビの番組「どっちの料理ショー」エンディングテーマに採用された。(200513) また、「リラックスNO.1」が2005スペシャルオリンピックス長野の公式サポートソングに選ばれた。
===== おわり
ウィキペディア 『サルサガムテープ』

 

本日(7/26)のNHK「けさのクローズアップ」で紹介された。

現時点(7/26 9:00)ではまだ紹介されていないが、いずれ紹介されると思う。
http://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/

2017年7月25日火曜日

(K0085) 人生における危機とその対応 / 「生きづらさの中を生きる」(8) <個人の発達>


私のメモ、その後調べたこと


(1)   「かきくけこ」運動

大脳生理学者の大島 清 は、「かきくけこ運動」を推奨した。
か=感動する。き=興味を持つ。く=工夫する。け=健康。こ=恋をする。
http://nandemo29.exblog.jp/5811523/


(2)   Crisisの語源は、分岐点であり、悪い方向だけではなく、良い方向も含んでいる

(例えば、病気のcrisis(危機・峠)=turning point in a diseaseはその後、回復する方向にも悪化する方向にも向かいうる転換点という意味で使われます)
http://tajimadaisuke.com/coaching/crisis%E3%81%AE%E8%AA%9E%E6%BA%90/

 
(3)   「数息観」

「数息観」というのは、坐禅を組んで、静かに自分の息を数える修行の方法です。
http://www.ningenzen.jp/susokukan.html

 
(4)   「タイプA

 循環器科領域では、「タイプA」と呼ばれる性格傾向を持つ人は、心筋梗塞や突然死のリスクが高いということが知られています。
http://seseragi-mentalclinic.com/typea/

 

講師:白石大介(武庫川女子大学名誉教授)

(K0084) 心の病について / 「生きづらさの中を生きる」(7) <心の健康>


(K0084) 心の病について / 「生きづらさの中を生きる」(7) <心の健康>


私のメモより

(1) 心の病における『妄想』は、「訂正不能な確信」である。健康な人も「妄想」することがあるが、それは事実を確認して訂正することができる

(2) 『妄想』には、『被害妄想』『迫害妄想』『関係妄想』などがある。『関係妄想』では、周りに起こっていることが、自分に関係していると思ってしまう

(3) 『幻聴』には二種類ある。外界に対象を感じる『真性幻聴』と、内界に感じる『偽幻覚』とは、違う。表現のし方によって病気に見えてしまうことがある。発達障害の方がときどき「自分の頭の中で誰かがいけないと言う」と表現するが、これは頭の中で浮かんだ考えを声と認識しているだけで、『幻聴』ではない

(4) 『滅裂思考』では、「考えがまとまらない」。彼らは言葉で説明してくれるが、周囲の人は意味をくみ取れない

(5) 『混迷』は意識障害であり、感じなくなり、反応しなくなる。彼らの心の中で色々沸き起こって、周囲とは関係なくなる。回復してから聞くと、何を言われたかを思い出せる。語りかけた言葉は届いているが、反応しない

(6) 『自我境界』を失うと、「自分は自分だ」と思えなくなる。自分の考えが皆に知られていると感じる(『思考伝播』)。たえず「誰かに考えを吹き込まれた」「誰かに考えを奪われた」と感じる。自分の経験したことは、全部話してしまう。『自我境界』が弱まってくると、あたかも「丸裸で人中にいる」という感覚に襲われる

(7) 『うつ病』に「三大妄想」がある。『心気妄想』『罪業妄想』『貧困妄想』である

(8) 『病前性格』というものがある。一つのことにこだわり続ける『執着性格』。これは、几帳面、熱中性、仕事熱心、凝り性、正義感の顔をもつ。『メランコリー親和型性格』というものもある。これは、几帳面、他者配慮、秩序志向などの顔をもつ

(9) 『不安』は自己存在に関わる。「こういう自分が生きていてよいのか?」「自分はこれでいいんだろうか?」などと「不安」に感じることがあっても、それは誰にでも常日頃あることであり、必ずしも「病的」ではない。そういうときは、「自己肯定感をどれだけもてるか」が大切である

(10)      「社会全体が、心の病を『あってはいけないもの』と思っていないか」。そのような環境は、「心に傷をもった人が、自らを肯定的にとらえる」ことを妨害してしまう。「病気だから自分はダメだと」思わせてしまう。『障害受容』を困難にしてしまう。社会の理解が必要だ。

 

講師:井出浩(関西学院大学 精神科医)

2017年7月24日月曜日

(K0083) 鎮静(セデイション) / ターミナルケア 看取るとは / 「生きづらさの中を生きる」(6-6) <臨死期>


  緩和医療における鎮静(セデイション)

定義:「死亡直前に、患者の苦痛を緩和するために、患者の意識を意図的に低下させること」

対象:「呼吸困難・全身倦怠・不穏・難治性疼痛・難治性嘔気・身の置き所のないつらさ」

患者・家族への説明
 1.  回復が困難であり、苦痛が著しいこと
 2.  苦痛緩和の為に鎮静以外の手段がないこと
 3.  意識が低下するため、正常な会話が困難になること。覚醒しないことがあること
 4.  生じうる重篤な合併症の可能性があること

 

  葛藤をサポートする

  痛みは和らげたい、でも眠ってしまうのは不安

  家族による介護か、家族の負担の軽減か

  抗がん治療(免疫療法を含む)を続けるか、中止するか

  できるだけ長く生きるか、つらい時間を終わりにしたいか

  正確な情報を知りたい、でも聞くのは怖い
 

希望は一つではなく葛藤する気持ちがあることに理解を示すことが重要である。

 

講師:関本雅子(関本クリニック院長)

 

  講演会(日本尊厳死協会 関西支部)のご紹介

===== 

公開講演会in西宮
 どなたでも参加できます。お申し込みは関西支部まで


メール:kansai@songenshi-kyokai.com
FAX:06-4866-6375
件名を「西宮講演会申込み」としてお名前、連絡先、参加人数を明記の上 送信願います。


ご案内と申込書のPDFはこちらから。
http://www.songenshi-kyokai.com/images/kansai/nishinomiya20171007.pdf


テーマ
  「穏やかな最期を迎えるために」

日 時
  107() 午後1時半~午後4時半

会 場
  西宮市民会館アミティホール
  阪神西宮駅「市役所口改札」北へ徒歩1
  JR西宮駅から西南に徒歩10

講 師
  関本雅子(関本クリニック院長 日本尊厳死協会関西支部理事)

司 会
  長尾和宏(日本尊厳死協会 副理事長 関西支部長)

定 員
  1,000

=====