2019年2月28日木曜日

(K0669)  世代ごとの役割を明確に <高齢期の仕事>

 
【目次】

1.   2040年の就業者数
1.1.  経済が成長せず、高齢者や女性などの労働参加が進まない場合
1.2.  経済が成長し、高齢者や女性などの労働参加が進んだ場合
1.2.1. 総数
1.2.2. 内訳(1)  高齢者のみが増える
1.2.3. 内訳(2) 「より高齢の高齢者」の就労を当て込んでいる
 
2.   問題点
2.1.  年齢
2.2.  医療・福祉分野
2.3.  外国人労働者
 
3.   課題
3.1.  人工知能などの新技術
3.2.  住み分け
3.3.  役割分担
3.4.  若き就業者
 

【展開】

1.   2040年の就業者数(添付図参照)(2017年に比べて)

1.1.  経済が成長せず、高齢者や女性などの労働参加が進まない場合
 1285万人減る(19.7%減)。

1.2.  経済が成長し、高齢者や女性などの労働参加が進んだ場合

1.2.1. 総数
 500万人程度の減少(7.7%減)に留まる

1.2.2. 内訳(1) 高齢者のみが増える
 70歳以上は232万人増え(63.7%増)、30代、40代の働き盛り世代は689万人減る(24.1%)

1.2.3. 内訳(2) 「より高齢の高齢者」の就労を当て込んでいる
 75歳以上は130万人増える(1.8倍)
 

2.   問題点

2.1.  年齢
 75歳を超えるとさすがに若い頃のようにはいかなくなるだろう。年齢を考慮せず、人数の増減だけを追いかけたのでは、実態は理解できない

2.2.  医療・福祉分野

2.2.1. 厚労省は、就業者数が大きく伸びると指摘した
 経済が成長し、高齢者や女性などの労働参加が進めば167万人増、進まないケースでも103万人増を見込んでいる。

2.2.2. 需要と供給
 高齢社会で需要は拡大し続ける。就業が進まなければ社会全体が大きく揺らぐことになりかねない。

2.2.3. 本当に中高年層の就労が進むのだろうか
 「医療・福祉」分野は専門性を必要とし、体力的にきつい仕事も多い。現状でも業務内容の厳しさの割に処遇条件が恵まれておらず、介護スタッフなどは人手の確保に苦労している。

2.3.  外国人労働者
 厚労省の推計には、法改正された外国人労働者の受け入れ拡大政策の影響は加味していない。
 

3.   課題

3.1.  人工知能などの新技術
 人工知能(AI)などの新技術で2040年までに年率0.8%程度の生産性向上を見込んでいる

3.2.  住み分け
 人が行うべき仕事と人工知能(AI)が行うべき仕事の“住み分け”がますます重要になる

3.3.  役割分担
 どの世代がどの業務を担うのか役割分担の明確化が必要になる

3.4.  若き就業者
 少なくなる若き就業者をどう生かしていくかについて考える時である。
 


<出典>
河合雅司、世代ごとの役割を明確に 就業者2040年推計
【日曜講座 少子高齢時代】  産経新聞(2019/02/17)
 
就業者2040年推計 世代ごとの役割を明確に 論説委員
https://special.sankei.com/a/life/article/20190217/0001.html
(有料会員記事)


2019年2月27日水曜日

(K0668)  シニアの採用 積極的な企業 <高齢期の仕事>

 
1.   高齢者労働市場の動向
1.1.  アクティブシニア
1.2.  企業
 
2.   高齢者労働市場の実体
2.1.  行政のデータ
2.1.1. 総務省「労働力調査」
2.1.2. 平成29年版高齢白書
2.2.  リクルートホールディングスの調査
 
3.   シニアを積極的に雇用する企業動向
3.1.  ファイナンシャル・エイジェンシー
3.2.  パソナグループ
 

【展開】
 
1.   高齢者労働市場の動向

1.1.  アクティブシニア
 アクティブシニア(元気な高齢者)で、「できる範囲で働きたい」と望む人が増えている。

1.2.  企業
 シニアを積極的に雇用し、業績を向上させた企業がある
 

2.   高齢者労働市場の実体

2.1.  行政のデータ

2.1.1. 総務省「労働力調査」
 労働力人口に占める65歳以上の割合は12%で年々増えている(添付図)

2.1.2. 平成29年版高齢白書
 「働けるうちはいつまでも働きたい」と回答した働くシニアは42%に上っている
 
2.2.  リクルートホールディングスの調査
(1)  働きたいシニアの数は、平成29年4月~6月期は27年同期に比べて約2倍に増えた
(2)  仕事を探したがあきらめたと答えたシニアは35%に上る
(3)  働きたい高齢者と雇う側の“ミスマッチ”がうかがえる
 

3.   シニアを積極的に雇用する企業動向

3.1.  ファイナンシャル・エイジェンシー
  https://www.financial-agency.com/
 高齢者の良さに注目することでうまくマッチングさせ、営業の主力に据えるまでになった。「人生経験が豊かだから、ふところの深い話し方ができて、精神的にも強い。粘り強さもある」。次の商談機会の獲得数は職場平均の1.4倍。昨年採用の62%60歳以上だ。
 
3.2.  パソナグループ

(1)  東京・大手町で6日、定年後の再就職説明会を主催した。200人以上が来場した
  31日(金)13:0015:30、「エルダーシャイン採用説明会」、東京
  https://www.pasonagroup.co.jp/news/tabid314.html?itemid=2642&dispmid=823
(2)  シニアの再就職にあたって課題となるのは、「心新たに望む気持ち」だ。特に、企業の幹部だった人たちは退職前後の“差”に直面しがちで、大きな意識改革が必要だ。
 

<出典>
ミスマッチ解消で豊かな人生 ~ シニアの採用 積極的な企業 ~
【今どき ワークスタイル】 産経新聞(2019/02/18)

(K0667)  高齢者と子供 <世代間交流>

 
 説得力のある新聞投稿がありました。
 
===== 引用はじめ
高齢者と子供 施設で交流を
             保育士 井浦秀真 25

 祖母が認知症と診断され数年がたちました。かつては私の顔を見ると笑顔で迎えてくれましたが、今や誰が来ても笑うことはなく、一人病室で日々を過ごしています。おのずとお見舞いも遠のいていきました。
 そんな中で先月、姪が生まれました。祖母にとっては初のひ孫。赤ちゃんの姿を見るや、元気だった頃の笑顔となり「かわいいねぇ」と。私たち家族は驚きました。記憶が薄れていっても慈しむ心は失わないのだと感動し、子供の持つ不思議な力に感嘆しました。
===== 引用おわり
 

 投稿者は、

 世代間交流が希薄な昨今、「高齢者の施設」「子供の施設」にとらわれない取り組みを進めていきたいのです。

 と締めくくっています。
 
 付け加えて書くことはありません。
 
 
<出典>
井浦秀真、高齢者と子供 施設で交流を
【談話室】  産経新聞(2019/02/13)
 
添付図はイメージ。インターネットで検索して採録。

2019年2月26日火曜日

(K0666)  定年後・死ぬまでの設計 <定年後・自立期>

 
 楠木新さんは65歳から75歳までを「黄金の15年」と呼び、鈴木健二さんは「老後」を75歳以降とし、75歳以前は「老前」と呼ぶのがよいと提案している。それを元に「定年後・死ぬまでの設計」を描き添付している。
 

 二つ改善したい。

 一つ目は、65歳・75歳は目安であって、個人差が大きい。65歳は「仕事からの引退」、75歳は「自立の喪失」と読み替えると、正確になる。

 二つ目は、死ぬまで充実した人生を過ごせるよう考えること。「黄金の15年以降」・「老後」については、配慮できていない。ここも大切であり、しかも、「黄金の15年」「老前」の期間に、「黄金の15年以降」・「老後」のための準備が必要である。その必要な部分が抜け落ちているので、そこをカバーしたい。
 
 
 添付図でいえば、二人の議論は、「今を楽しむ」をカバーしているが、「将来に備える(広義の終活)」が欠けている。「今を楽しむ」の大部分は、「自立の喪失」を境として、つまり「黄金の15年以降」・「老後」の期間では無くなる。だから、「黄金の15年」「老前」に「今を楽しむ」しかないと、「黄金の15年以降」・「老後」の期間には、何もなくなってしまい、悲惨な状況に陥ってしまう。お仕事やボランティアでその時を充実できるだろうが、それだけでは不十分である。
 
 「黄金の15年」「老前」の期間に、しっかり「将来に備える(広義の終活)」をしておきましょう! これが今回言いたいことである。
 
<出典> (前回と同じ)

鈴木健二、「老後」は75歳からでいい
【話の肖像画】 産経新聞(2019/02/18)
 
NHK元アナウンサー・鈴木健二(90)(1)「老後」は75歳からでいい
https://www.sankei.com/life/news/190218/lif1902180012-n1.html

2019年2月24日日曜日

(K0665) 「有終」という概念 <仕上期>

 
 定年後、働いたりボランティアに励んだりするのもよい。それは自分の存在意義を高めてくれる。前回書いたが、鈴木健二さんのいう「老前」をそのように過ごすのもよい。
 
 
 ただ、「自分の存在意義」を絶対視するのは好ましくないと思う。弊害が二つある。

 一つ目は、趣味を楽しんでいる人、あるいは趣味を楽しんでいる自分を否定的に見がちだということである。
 二つ目は、やがて働いたりボランティアができなくなったりしたとき、自分の存在意義がなくなってしまうことである。
 彼らの「老前」は良いかもしれないが、「老後」は悲惨になる。
 

 これを避けるためには、どうすればよいか。二つあると思う。
 一つ目は、趣味やスポーツを楽しむこと。写真を撮るのが趣味という人にとって、写真を撮ることが何かに役だから取るのではなく、写真を撮ること自体が楽しいのである。
 二つ目は、「doではなくbe」。「稼いできてくれるから大切な人」と妻に思われているなら、稼がなくなったら大切な人でなくなる。「寝たきりでも、生きていてくれていることが嬉しい」と子に思ってもらえるか。他者とのかかわりの中で、自分の存在が位置付けられる。
 
 働けなくなっても、ボランティアをできなくなっても、家事ができなくなっても、自分で自分を慈しむ、居ること自体を家族がよろこんでくれる。人生の最期をそのように過ごせれば、それを私は「有終」と呼びたい。「有終の美」の「有終」である。


 そうなるべくしてなるのではなく、積み上げでそうなると思う。
 
 鈴木健二さんは、自身のNHK退職の時を、次のように描いている。


===== 引用はじめ
 送別会はなし、見送ってくれる人もゼロ。同僚と酒を酌み交わしたこともなかったし、私には、一人の友達もいなかった。人の役に立つ仕事なんて何一つやっていなかったことにも気付きました。
===== 引用おわり
 
 これは、「有終」の備えができていない状態。
 

<出典> (前回と同じ)
鈴木健二、「老後」は75歳からでいい
【話の肖像画】 産経新聞(2019/02/18)
 
NHK元アナウンサー・鈴木健二(90)(1)「老後」は75歳からでいい
https://www.sankei.com/life/news/190218/lif1902180012-n1.html

2019年2月23日土曜日

(K0664) 「定年後」「老前」 <定年後・自立期>

 
 私の父の世代は「55歳定年」、私は「60歳定年」。今や「65歳定年」になりつつある。その先は「無定年」になると思う。欧米では、そもそも「ある年齢で定年」という概念がない。「年齢による差別」が残っている日本だが、やがてなくなるだろう。「65歳の人は70歳の人より健康」とは言えない。年齢差よりも個人差の方が大きい。だから、定年を年齢で決める意味がない。
 
 さて、ベストセラー『定年後』の著者 楠木新さんが『定年後の真実』といったような名前ではなく、シンプルに『定年後』にしたのが良かったのではないかと語っていた。読者が「定年」を終わりではなく始めだととらえ始めたのではないかと私は思った。「黄金の15年」という言葉に誘われて、「黄金の15年を始める」と意識し、勝手に元気になったのではないか。『定年後の真実』といった書名にしてしまうと、そういった余地がなくなってしまう。
 
 ところで、鈴木健二さんが「老前」という言葉を使っている。これも良いなと思った。
===== 引用はじめ
 超高齢化社会になった現在、「老後」は75歳からでいいんですよ。75歳までは「老前」。やることも行くところもなくて一日中、テレビを見て過ごすなんて生活はダメです。年金をアテにしてはいけません。「老後」のためにもバリバリ働きましょう。
===== 引用おわり
 
 老後に何をするかを考えるより、老前になにをするかを考える方が、元気が出る。ただ、老後をどうするかは、積み残しになっている。
 

<出典>
鈴木健二、「老後」は75歳からでいい
【話の肖像画】 産経新聞(2019/02/18)
 
NHK元アナウンサー・鈴木健二(90)(1)「老後」は75歳からでいい
https://www.sankei.com/life/news/190218/lif1902180012-n1.html

2019年2月22日金曜日

(K0663)  居住支援法人制度(5) 事例研究(2) <地域の再構築>

 
(K0643)  居住支援法人制度(2) 支援業務(1) <地域の再構築>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/02/k0643-21.html
によれば、
 
「住宅確保要配慮者居住支援法人」の「支援業務」のキーワードを拾うと、
   家賃債務の保証
   賃貸住宅への円滑な入居
   生活の安定及び向上
となりました。


 セーフティネット住宅情報提供システムの「居住支援法人一覧」
https://www.safetynet-jutaku.jp/docs/system_018.pdf
には、172団体が掲載されています。


 団体が取り組んでいる支援業務を添付図に整理しました。
 

 172団体のうち、25%が「家賃債務の保証」に、97%が「賃貸住宅への円滑な入居」に、87%が「生活の安定及び向上」取り組んでいます。「家賃債務の保証」としては、「保証会社との連携による家賃債務保証」が多いようです。
 
 組み合わせで見ると、「家賃債務の保証」を考慮に入れないとすれば、84%が「賃貸住宅への円滑な入居」「生活の安定及び向上」の両方に取り組んでおり、これが主流のパターンのようです。




 特徴ある団体をいくつか拾い出すと、
 
 エルズサポート株式会社は、千葉県全域を対象にして、「家賃債務保証」支援だけを提供します。
 
  ホームネット株式会社は、千葉県全域を対象にして「低額所得者、高齢者、障害者、生活困窮者自立支援法に基づく援助を受けている者への・見守り・安否確認、家財整理・家財処分」にのみ、

  特定非営利活動法人大阪市市民生活支 援センターは、大阪府内全域を対象にして「入居後の住宅確保要配慮者への・訪問、電話による安否確認 ・生活相談、介護相談、金銭管理のアドバイスや支援等の入居生活支援」にのみ、

  よどきり医療と介護のまちづくり株式会社は、大阪市を対象にして「生活支援が必要な入居者への ・看護師・保健師が常駐するよどまち保健室における相談支援や関係職種との調整」にのみ、

  特定非営利活動法人ライフサポートネッ トワークは、福岡市を対象に「高齢者、生活の自立に不安がある方への ・サブリース物件での見守り ・生活支援 等」のみに、

取りくみます。すなわちこの4団体は、「生活の安定及び向上」支援だけを提供します。

(K0662)  個人Blog 2月中旬リスト <サイト紹介>

 
● 個人Blog 2月中旬リスト
 


(1511)  ひきこもり支援(1)
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/02/1511-1.html
 

(1512)  オルテガ「大衆の反逆」(3-1) / 100de名著
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/02/1512-3-1100de.html
 

(1513)  西淀川区社会福祉講演会(a) 第1部
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/02/1513-a.html
 

(1514)  オルテガ「大衆の反逆」(3-2) / 100de名著
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/02/1514-3-2100de.html
 

(1515)  コミュニケーションを前提としたルールづくり
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/02/1515.html
 

(1516)  (43) 夏目漱石『三四郎』 / 「明治の50冊」
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/02/1516-43-50.html
 

(1517) 「決定」というもの(1) 正しい決定
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/02/15171.html
 

(1518)  朝日新聞 認知症記事(1) 新聞記事概要
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/02/1518-1.html
 

(1519) 「決定」というもの(2) いくつかのコメント
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/02/15192.html
 

(1520)  オルテガ「大衆の反逆」(4) / 100de名著
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/02/1520-4100de.html
 
 
なお、前回の紹介は、


(K0656)  個人Blog 2月上旬リスト <サイト紹介>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/02/k0656-blog.html

2019年2月21日木曜日

(K0661) 「健康寿命」を歩いて延ばす(4) クアオルト健康ウォーキング <体の健康>

 
-- クアオルト健康ウオーキング
 
1.   クアオルトとは
2.   事例:山形県上山市
3.   クアオルト健康ウオーキングアワード
 

【展開】
 
1.   クアオルトとは

 クアオルトはドイツ語で「療養地」や「健康保養地」を意味する言葉で、ドイツのクアオルトで行われている気候性地形療法は公的医療保険の対象になっているそうで、まず歩くことが良いと考え、推奨しています。
 

2.   事例:山形県上山市

 クアオルト健康ウオーキングが日本で一番進んでいるといわれる山形県上山市では、地元の人が毎朝集まり、わいわい話しながら楽しんで取り組んでいます。終わった後も、持ち寄ったお菓子や漬物をつまんだりして、明日も来ようという気持ちになる。トレーナーの方も「楽しくなければ継続できない」とおっしゃっています。
 

3.   クアオルト健康ウオーキングアワード

 太陽生命では28年から地域住民の健康寿命延伸に取り組む自治体を表彰する「クアオルト健康ウオーキングアワード」に協賛させていただいています。誰もが自分が住む地域でクアオルトなどの健康増進体験ができることが理想。アワードを通じ、活動に賛同する自治体を支援していきたいと考えています。
 

<出典>
「健康寿命」を歩いて延ばす
【100歳時代プロジェクト パートナー企業分科会】
産経新聞(2019/02/06)
 
「健康寿命」を歩いて延ばす 給付金で認知症予防をサポート 太陽生命保険
https://www.sankei.com/life/news/190207/lif1902070019-n1.html

(K0660) 「健康寿命」を歩いて延ばす(3) 運動を続けるためのコツ <体の健康>

 
--運動を続けるためのコツは
 
1.   始めてから3週間が勝負
2.   仲間を持つこと
3.   日々の活動を振り返り数値化するツール
4.   スポーツ
 


【展開】

1.   始めてから3週間が勝負

 体重や血圧は3週間で劇的に変わらないですが、自分で体の変化を感じられるかどうかがカギです。駅の階段が楽になったとかつまずかなくなったとか、を実感すると持続しやすい。
 

2.   仲間を持つこと

 次に大事なのは。コミュニティーがあれば、一時的にやめても戻ってこられます。
 

3.   日々の活動を振り返り数値化するツール

 認知症予防アプリのように、日々の活動を振り返り数値化するツールは積極的に使っていただきたい。
 太陽生命では「認知症予防アプリ」を提供しており、契約者の方々に大変ご好評です。アプリは歩数だけでなく歩行速度の低下傾向を測定し認知症へのリスクをお知らせします。後出しジャンケンなどの脳トレのツールも入っていて、毎日問題が更新されます。続けて使ってもらうには、競い合うことが大事だと考え、全国で年代ごとのランキングを出すなどモチベーションを高める仕組みも取り入れています。
 

4.   スポーツ

 体を動かす活動はそれが魅力的であればあるほど集まる力、継続する力があるので、ゴルフなどのスポーツが良いと強く感じています。クアオルトは楽しさやリフレッシュ効果が得られると思うので、普及していくといいですね。
 

<出典>
「健康寿命」を歩いて延ばす
【100歳時代プロジェクト パートナー企業分科会】
産経新聞(2019/02/06)
 
「健康寿命」を歩いて延ばす 給付金で認知症予防をサポート 太陽生命保険
https://www.sankei.com/life/news/190207/lif1902070019-n1.html