2021年1月31日日曜日

(K1372)  パドル体操 <体の健康>

 

☆☆

その1人が「パドル体操」の先生をしているという。この種のものは続いたことのない私だけれど、なんだかこの体操が気に入ってしまった。たとえ下手でも、「大丈夫、続けていれば、自然と身体が覚えるから」

☆☆

 

===== 引用はじめ

 今年から「パドル体操」なるものを始めた。

 調べたら、パドル体操の「パドル」とは、舟を漕(こ)ぐ櫂(かい)のこと。

 もともとは痛めた頸椎(けいつい)のリハビリのために考案された健康棒が櫂に形が似ていたことで命名されたらしい。

 体操というよりはダンス。「北の国から」とか「きよしのズンドコ節」の曲などに合わせ、振りを必死で覚えて踊るところが脳トレにもなる。

 たとえ下手でも、「大丈夫、続けていれば、自然と身体(からだ)が覚えるから」と言ってもらえるようになった。

 しかも、手にした「パドル」がなにやら魔法の棒のような働きをする。

 これを手に持っているのと持っていないのとでは、大違い。心もとないことを、雲をつかむような思い、なんて言うけれど、この棒をしっかり握っているだけで気持ちが支えられる。

 また、パドルには一生懸命に漕げば遠くまで行けるぞ、というイメージもあって心強くもある。

 というわけで、いくつになってもなにかを始めると、新しいなにかを発見する。それがいいな、と思う。

===== 引用おわり

 

 「実は、私は昔から運動が大の苦手。小学生の頃、体育の時間には、おなかが痛くなったり、熱が出たりするタイプだった」作者が、とても気に入ったようだ。

 

 調べて見ると、結構、ポピュラーになっている。紹介している動画として、例えば、

https://www.youtube.com/watch?v=QW12Sd4s7JU

 

https://www.facebook.com/orignalgotouchitaisou/videos/%E5%9D%82%E5%9F%8E%E7%94%BA%E3%83%91%E3%83%89%E3%83%AB%E4%BD%93%E6%93%8D%E3%81%AE%E7%9A%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%99/541748605988860/

 

https://www.facebook.com/shirakawashitaikukyoukai/videos/%E8%87%AA%E5%AE%85%E3%81%A7%E3%83%91%E3%83%89%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9/273046383741027/

 

<出典>

久田恵、「手習い」はいくつになっても

【家族がいてもいなくても】(676)  産経新聞(2021/01/29)

https://www.sankei.com/life/news/210129/lif2101290005-n1.html



2021年1月30日土曜日

(K1371)  眠ってばかりの状態から旅立つこと(11) <臨死期>

 ☆☆

1.死が近づいてきたときの状態」の続きです。旅立ちまでの身体の変化は、人によって様々です。大切なことはほとんどの変化が死に至る自然の経過であり、ご本人にとっても舌痛なことではないということです

☆☆

 

 佐野ハートクリニックの作成した資料「看取りのパンフレット」の後半です。

とても、わかりやすい。

 

ご家族に方へ

旅立ちまでの身体の変化と対処法(2)

 

2.実際に死がおとずれたときの状態

①呼吸が完全に止まります。胸や顎の動きがなくなります。

②手足が冷たくなり、先の方から徐々に暗紫色に変わっていく。

③胸に耳をあてると心臓の音がなくなります。脈がふれなくなります。

④揺り動かしても、大声で呼んでも全く反応がなくなります。

⑤眼球は固定されて動かない。まぶたは開いていることも閉じていることもあります。

⑥尿や便の夫禁がみられることもあります。

 

3.亡くなられたと考えるときの対処(ご家族だけの看取りの可能性が高いてす)

①あわてて救急車や警察を呼ばないで下さい。

②お体は23時間はかたくなったりしませんから、ご本人と充分お別れをしてください。

 亡くなられた時間を覚えておいてください。

③医師または訪問看護師に連絡して、わからない点についてお聞き下さい。

④医師や訪問看師が伺い、医師が死亡確認をします。

⑤訪問看護師は、ご家族とご一緒にお体をきれいにさせていただくお手伝いをいたします。

⑥死亡診断曽は、診療所にてお渡しします。(火葬許可曽を受け取るのに必要)

⑦麻薬が残っていましたら、薬局にお返し下さい。

 

<出典>

旅立ちが近づいてきたら / Welcome to 佐野内科ハートクリニック

https://heart-clinic.jp/%E5%9C%A8%E5%AE%85%E8%A8%BA%E7%99%82/

 

添付図は、(1369)と同じ



2021年1月29日金曜日

(K1370)  代表 高瀬比左子さんの思い/ 「未来をつくるkaigoカフェ」(3) <介護>

 ☆☆

介護業界を元気にしたい、介護業界のイメージを変えたい。また、私と同じような思いを持つ方たちがゆるやかにつながり、情報交換しながら私のような取り組みが少しずつ他の地域でも広がっていってほしい

☆☆

 

■一般企業の秘書からの転身

 高瀬さんは大学で国際関係を学び、一般企業に就職して秘書となったが、「社会に役立つ仕事をしたい」と考え、介護や医療サービスを行う会社に転職。介護保険制度が始まって間もなく、訪問介護の仕事をするようになった。

 

 個々の家庭を訪ねる訪問介護の仕事について、「一人暮らしで、ずっと誰とも話さずにいた人が、私が来るのを待っていてくれる。そういう体験は、他の仕事ではできない、と思った」という。

 

 「5年間は修業だと思ってがむしゃらにやってきました」と言い、介護福祉士、社会福祉士、ケアマネジャーの資格も取得した。

 

 介護の仕事を通じて、人間の深い部分も理解できるようになった。「みなさん、本音で話してくれる。それまでは自分の育った家庭に不満を持ったりもしたが、それもすべて相対的に見られるようになった」と振り返る。

 

 今後の介護業界については、「人材育成や待遇の改善など課題はあるが、介護は未開拓の部分もあり、すそ野が広い。ビジネスと福祉のマインドをバランスよく持っていくことが必要だと思う」と話した。

 

未来をつくるkaigoカフェ= http://www.kaigocafe.com/

 

<出典>

介護職の悩みや思いを共有する=未来をつくるkaigoカフェ 高瀬比左子さん

【ゆうゆうLife】 産経新聞(2021/01/21)

https://youyoulife.jp/human/4267/

 

写真は、

http://www.kaigocafe.com/?page_id=36



2021年1月28日木曜日

(K1369)  眠ってばかりの状態から旅立つこと(10) <臨死期>

 ☆☆

ここに書かれていることは、患者さんの死の前後に見られる身体の変化を書いています。これらの変化は、全てが見られるわけではなく、また必ずしも書いてある順序どおりに起きるわけでもありません

☆☆

 

 佐野ハートクリニックの作成した資料「看取りのパンフレット」の前半です。

とても、わかりやすい。

 

ご家族に方へ

旅立ちまでの身体の変化と対処法(1)

 

1.死が近づいてきたときの状態

①疲れやすくウトウトした状態が強くなり、眠っていることが多くなります。

 但し話声は聞こえているといわれています。

②食欲がさらに落ちて、食事の量が減ります。水分も口に入れることが難しくなります。

③時間や場所について混乱がみられ、時に知っているはずの人が分からなくなります。

④時には不穏状態となり、奇妙な動きをしたり大きな声で変なことを言ったりします。

⑤嘔吐、吐血、下血、便や尿の失禁がみられます。

⑥唇は乾燦し、粘着な分泌物がロの中に溜まって呼吸とともにゴロゴロという音がします。

⑦手足は片たくなり、皮膚は蒼白でまだらになる。

 身体の下になった部分は暗赤色になり、出血傾向も出てくる。

⑧尿は少なくなり、時には出なくなります。

⑨呼吸はだんだんと弱くなり、胸や腹の動きが彼のように大きくなったり、

 小さくなったりします。時にはいびき様になったり、

 不規則で1015秒くらい止まることもあります。

 最後には下顎を大きく動かすような呼吸なります。

39℃前後の発熱が見られます。(解熱楽はあまり効かす、ク-リンクが必要となる)

 

<出典>

旅立ちが近づいてきたら / Welcome to 佐野内科ハートクリニック

https://heart-clinic.jp/%E5%9C%A8%E5%AE%85%E8%A8%BA%E7%99%82/



2021年1月27日水曜日

(K1368)  リアルイベント / 「未来をつくるkaigoカフェ」(2) <介護>

 ☆☆

未来をつくるkaigoカフェは、毎回介護医療等に関するテーマをもとに、ゲストの方にお話を伺ったり、参加者でグループワークを行ったりと、多職種がつながり、多くの学びと気づきの得られる「対話の場」です

☆☆

 

■1人で悩まず、話し合える場を…

 

 「みなさん、本当に話したいことがあるから来てくれる」と高瀬さんは説明する。

 

 「kaigoカフェ」は当初、高瀬さんが住んでいた都内の私鉄沿線にある喫茶店を貸し切りにして、1杯のコーヒーで2時間語り合える場として始まった。

 

 「それまでは介護の仕事について悩みや思いを話す場がなく、1人で苦しんでいる方も多かったようです。それが、kaigoカフェという場ができたことで、職場以外で仲間と出会えたことを喜んでもらった」

 

 運営にあたっては、テーマが専門的にならないよう、参加者同士が自然に話せるようにし、各グループに進行役を置くなどの工夫をする。進行役も介護や福祉という対人業務に携わる人とあって、初参加の記者も緊張せず話の輪に入れた。

 

 リアルなイベントでは、参加者が200人を超えることもあるが、今はオンラインでの運営が避けられない。「一方で遠く離れた人ともつながることができ、各地の現状を知り合えるメリットもあります」という。

 

未来をつくるkaigoカフェ= http://www.kaigocafe.com/

 

<出典>

介護職の悩みや思いを共有する=未来をつくるkaigoカフェ 高瀬比左子さん

【ゆうゆうLife】 産経新聞(2021/01/21)

https://youyoulife.jp/human/4267/

 

写真は、

http://www.kaigocafe.com/?page_id=429



2021年1月26日火曜日

(K1367)  2020/12/18オンライン / 「未来をつくるkaigoカフェ」(1) <介護>

 ☆☆

1218日はkaigoプレゼンテーションナイト~人生100年時代を豊かにする介護~を開催しました。自分らしく介護を楽しみ、地域を元気にしている10人から、経験をプレゼンテーションして頂きました

☆☆

 

■歌い、踊りだす人も

 

 昨年12月18日夜、ビデオ会議システムを使いオンラインで開催された「未来をつくるkaigoカフェ」。「kaigoプレゼンテーションナイト~人生100年時代を豊かにするkaigo~」と題し、全国各地の介護の仕事に携わる約150人が、終業後のリラックスタイムに参加した。

 

 この日のテーマは、第一部が「ご当地介護自慢」、第二部「介護版すべらない話」。北は青森から南は沖縄まで計10人のプレゼンターが思い思いにケアの現場で感じていることを話した。

 

 休憩時間には、沖縄県の参加者が生演奏をしながら歌い、踊るパフォーマンスを見せるなど、交流は終始なごやかなムード。途中には、5人程度のグループに分かれて、じっくり語り合う場も設けられた。

 

 介護の現場はもちろん、関連取材の経験もほとんどない記者も話の輪に加わったが、どの参加者も生き生きと自分の言葉で仕事や施設の状況などを話し、特にユーモアにあふれた「すべらない話」が尽きないのが印象的だった。

 

■2月26日に開催

 

 次回の「kaigoカフェ」は2月26日午後8時からオンラインでの開催を予定している。「自分らしい働き方を見つけるには」をテーマに、各地でケアの現場に携わる5人の女性プレゼンターが登場。「思いを形にするために努力したこと」や「仕事とプライベートの両立の方法」「毎日を楽しむ秘訣」などを話してもらう予定だ。

 

未来をつくるkaigoカフェ= http://www.kaigocafe.com/

 

<出典>

介護職の悩みや思いを共有する=未来をつくるkaigoカフェ 高瀬比左子さん

【ゆうゆうLife】 産経新聞(2021/01/21)

https://youyoulife.jp/human/4267/




2021年1月25日月曜日

(K1366)  新型コロナウイルスから「高齢者を守る」 / 高齢者のコロナ対策(2) <介護>

 ☆☆

コロナ禍は、負の連鎖をくり返しながら、経済復興を遅らせる。新型コロナウイルスから「高齢者を守る」とは、感染させない対策はもとより、安心して出掛けられる場所や運動できる環境をつくることでもある

☆☆

 

1.   連鎖

2.   新型コロナウイルスから「高齢者を守る」とは

 

【展開】

1.   連鎖

1.1.  (A)コロナ禍」により「(B) 感染防止対策費がかさむ」「(C) 感染を警戒して介護施設の利用を控える」

1.2.  (B)(C)により「(D) 介護施設の倒産が増加する」

1.3.  (C)により、外出が減って「(E) 筋肉の減弱が進行する」、また、自宅に閉じこもってしまい「(F) 認知症有病率が増加する」

1.4.  (E)(F)により「(G) 高齢者マーケットが想定以上に縮む」

1.5.  (D)(G)により、介護難民が増加し、「(H)働き手世代の負担が増える」

1.6.  (G)(H)により「(I) コロナ禍からの経済復興が出遅れる」

 

2.   新型コロナウイルスから「高齢者を守る」とは、

2.1.  感染させない対策はもとより、

2.2.  安心して出掛けられる場所や運動できる環境をつくることでもある。

2.3.  総合的な取り組みが求められる。

 

<出典>

河合雅司、認知機能低下など「フレイル」防げ

【日曜講座 少子高齢時代】 産経新聞(2021/01/17)

https://special.sankei.com/a/politics/article/20210117/0001.html

         会員記事(有料)です



2021年1月24日日曜日

(K1365)  介護事業の倒産が最多 / 高齢者のコロナ対策(1) <介護>

 ☆☆

コロナ禍のもと、昨年の「老人福祉・介護事業」の倒産件数は過去最多の118件となった。高齢者数は2042年まで増え続ける。介護事業からの撤退がこのまま進めば、将来的に介護難民の増大を招くこととなる

☆☆

 

1.   介護施設の倒産が増えている

2.   介護施設倒産の要因

3.   介護施設倒産の影響

 

【展開】

1.   介護施設の倒産が増えている

1.1.  東京商エリサーチによれば、昨年の「老人福祉・介護事業」の倒産件数は過去最多の118件となった

1.2.  介護施設の倒産は、小規模事業者を中心とした人手不足や競争激化で、ここ数年は年間100件を超すなど増加傾向にあったが、昨年、倒産件数が押し上げられた

1.3.  業種別では「訪問介護事業」が56件と半数近くを占める。次いで、デイサービスなどの「通所・短期入所介護事業」の38件であった

1.4.  経営規模で見ると、負債1億円未満が94件、従業員5人未満が79件、設立10年未満が65件など、経営体力の乏しい新興の事業所が中心だ

1.5.  倒産だけでなく休廃業、解散で介護事業から撤退するケースも406(昨年110)を記録した。こちらも過去最多のペースである

 

2.   介護施設倒産の要因

2.1.  昨年の倒産件数を押し上げた大きな要因は、感染を警戒しての「利用控え」や、感染防止対策費がかさんだことであった

2.2.  経営的に何とか持ちこたえてきたところにこうした新たな重荷が加わり、立ち行かなくなったのである

 

3.   介護施設倒産の影響

3.1.  国立社会保障・人口問題研究所の推計では、高齢者数は2042年まで増え続ける

3.2.  介護事業からの撤退がこのまま進めば、将来的に“介護難民”の増大を招くこととなる

 

<出典>

河合雅司、認知機能低下など「フレイル」防げ

【日曜講座 少子高齢時代】 産経新聞(2021/01/17)

https://special.sankei.com/a/politics/article/20210117/0001.html

         会員記事(有料)です



2021年1月23日土曜日

(K1364) (受診)「私の病院につきあって」という(2) / 認知症の人の不可解な行動(58) <認知症>

 ☆☆

介護生活を通して、認知症の治療や体調の管理、生活上のアドバイス、介護保険を申請する際の主治医の意見書など、主治医は重要なキーパーソンです。日ごろから連絡を密にして、よく理解してもらうことが大切です。

☆☆

 

(1)  受診  異変に気づいてもそのことを理由にしない

(2)  診断  病名の告知は慎重に

(3)  治療  薬物療法とリハビリで進行を遅らせる  ←←←

(4)  通院  なんでも相談し安心感を持てるようにする  ←←←

 

【展開】

(3)  治療  薬物療法とリハビリで進行を遅らせる

 認知症自体を治療する薬はまだない。進行を遅らせる薬や、周辺症状に対応する薬を投与する。リハビリで脳を活性化させることも、進行を遅らせる手段のひとつ。

 

(4)  通院  なんでも相談し安心感を持てるようにする

 本人の身体面の健康を保つためにも、通院は欠かせない。通院が難しい場合は往診を利用する。介護者も医師になんでも話せるようにしておきたい。

 

<出典>

杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」




(K1363) (受診)「私の病院につきあって」という(1) / 認知症の人の不可解な行動(57) <認知症>

☆☆

認知症の人は「どこも悪くない」と思っています。ごく初期には、自分で異変に気づいていても、不安を抱えているために、頑なに受診を拒む場合もあります。そうした本人の気持ちを汲み、「健康診断に行きましょう」

☆☆

 

(1)  受信  異変に気づいてもそのことを理由にしない  ←←←

(2)  診断  病名の告知は慎重に  ←←←

(3)  治療  薬物療法とリハビリで進行を遅らせる

(4)  通院  なんでも相談し安心感を持てるようにする

 

【展開】

(1)  受信  異変に気づいてもそのことを理由にしない

 本人は「自分は認知症にならない」と思っている。ごまかしたり、理詰めの説得をしたりするのはよくない。受診は精神科、神経内科が中心だが、近年は認知専門外来も増えてきた。

 

(2)  診断  病名の告知は慎重に

 検査は画像検査と、知能テスト、問診が中心。診断がつくと、病名の告知がなされる。本人にどのように伝えるかは、そのときの状態や人となりに合わせる必要がある。

 

<出典>

杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」




2021年1月22日金曜日

(K1362)  個人Blog 1月中旬リスト <サイト紹介>

 ● 個人Blog 1月中旬リスト

 

(2211)  司馬遼太郎と歴史小説 ~ 多くの人々を魅了した国民的作家 / あの頃日本人は輝いていた(20)

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/01/2211-20.html

 

(2212)  慎ましい幸福 / ちいさなしあわせ(1)

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/01/2212-1.html

 

(2213)  困難に立ち向かう3つのポイント / リスタート(3)

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/01/2213-3.html

 

(2214)  カール・マルクス『資本論』(3-1) / 100de名著

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/01/2214-3-1100de.html

 

(2215)  「もの」の豊かさより「心」の豊かさ / ちいさなしあわせ(2)

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/01/2215-2.html

 

(2216)  カール・マルクス『資本論』(3-2) / 100de名著

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/01/2216-3-2100de.html

 

(2217)  2人が大事にしている5つのポイント / リスタート(4)

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/01/2217-4.html

 

(2218)  「非地位財」と「地位財」 / ちいさなしあわせ(3)

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/01/2218-3.html

 

(2219)  「あの頃日本人は輝いていた」のリスト

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/01/2219.html

 

(2220)  虚無感を乗り越える・複数の夢を追う / リスタート(5)

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/01/2220.html

 

 

なお、前回の紹介は、

(K1352)  個人Blog 1月上旬リスト <サイト紹介>

http://kagayakiken.blogspot.com/2021/01/k1352-blog-1.html


2021年1月21日木曜日

(K1361) 「With コロナ時代における認知症予防とフレイル予防(2020/12/09)(2) <認知症予防>

 ☆☆

一定の速度で歩ける移動能力を維持することが大切。フレイルの予防には、筋トレが非常に重要で、90代の方でも筋トレをすれば筋力が回復し歩行速度を上げることができ、生きがいをもって人生を楽しめるようになる

☆☆

 

 正しくコロナを防ぎながら、生活を楽しみ、笑顔でいるためにはどうすればいいのかを考えることが一番のポイント。やはり人と人のつながりが基本となる。フレイル予防の三原則は運動と食事、もう一つが社会参加。社会に関わり続ける人ほど自立して元気だとうことが分かっている。

 人と直接会うことが難しいウイズ・コロナ時代においては、リモートもうまく活用してほしい。1人で食事をする「孤食」がフレイルや認知症につながることが分かっているので、オンラインのテレビ会議システムのような技術を使って、遠方の子供や孫と食事をするといったことをしてほしい。電話で話すだけでなく、映像で相手の顔が見えることで笑顔になる。ロボットを使った新しい技術も誕生している。

 

<出典>

産経新聞(2021/01/20)

 

添付図は、

https://mykoho.jp/article/%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%9C%8C%E9%B9%BF%E8%A7%92%E5%B8%82/%E5%BA%83%E5%A0%B1%E3%81%8B%E3%81%A5%E3%81%AE-%E4%BB%A4%E5%92%8C2%E5%B9%B41%E6%9C%88%E5%8F%B7/%E9%B9%BF%E8%A7%92%E5%B8%82%E5%81%A5%E5%BA%B7%E5%AE%A3%E8%A8%802017%E5%81%A5%E5%BA%B7%E5%AF%BF%E5%91%BD%E7%9C%8C%E5%86%85%E4%B8%80%E3%80%8C10%E5%B9%B4%E5%BE%8C%E3%80%81%E8%84%B3%E5%8D%92%E4%B8%AD/



2021年1月20日水曜日

(K1360) 「With コロナ時代における認知症予防とフレイル予防(2020/12/09)(1) <認知症予防>

 ☆☆

インターネットの活用は、高齢者にはハードルが高い。意外に有効だと思うのがケーブルテレビで、多くの自治体が運営しており、高齢者世帯の50%が利用している。認知症予防の番組を放送するのは一つの方法だ

☆☆

 

(1)  ウイズ・コロナ時代においては、“3密”を避けられる人数での集合型トレーニングと、インターネットやケープルテレビを使った個別トレーニングを組み合わせたハイブリッド型が一つのカギとなる。千葉県成田市で9月から、運動などの集合型と、クイズ形式の脳トレといつた個別トレーニングを組み合わせた予防教室が始まった。

【関連記事】

 今回、同市の公民館などで開く集合型は「3密」を避けて人数を絞り込む。半面、オンライン講座はネットだけでなく高齢者になじみのあるケーブルテレビも使い、多数の参加を見込む。朝田氏は「コロナ禍で『認知症パンデミック(大流行)』の危険性を指摘する声もある。新しい生活様式に沿った予防法をアナログ、デジタルの両輪で切り拓いていく」と話している。問い合わせは同市介護保険課(0476・20・1545)へ。

https://www.mainichi.co.jp/ninchishou/topics/2020_09_1.html

 

 また私のところのクリニックでは自宅でもできる予防策などの動画をウェブで配信する「どこでもデイケア」ということも行っている。

【関連記事】

 認知症予防の第一人者、朝田隆・筑波大学名誉教授は、自身が経営する東京都内の認知症クリニックを発信拠点に、YouTubeなどインターネットを通じてデイケアサービスを提供する「どこでもデイケア」を4月中旬、スタートさせた。患者は家にいながらスマートホン片手に絵画、音楽療法や筋トレ指導などのサービスを受けられる。新型コロナウイルスが猛威を振うなか、感染を懸念して通院を避ける患者らに従来の治療メニューを継続して受けてもらう狙いがある。

https://www.mainichi.co.jp/ninchishou/topics/2020_04_2.html

 

<出典>

産経新聞(2021/01/20)




2021年1月19日火曜日

(K1359)  日本人・日本を豊かにするには / 「国民の8割は65歳を超えても働きたい」なぜそんな統計結果が出るのか(3) <高齢期の仕事>

 ☆☆

引退に伴う喪失をカバーしてくれるものは、三つある。仕事、ボランティア、  趣味。「豊かさ」を経済的豊かさに限定するなら、確かに仕事。しかし、経済的豊かさではカバーできない豊かさもある。ボランティア、趣味

☆☆

 

(K1358)からの続き

 

 前回、「純粋に働きたと思っている人」と「生活の為に働かざるを得ない」との合計、という表現をしたが、それだけではないだろう。「純粋に働きたと思っている人」には、様々な要因がある。

 

 働くことは、収入をもたらす以外にも、さまざまなものを与えてくれる

   収入

   自尊心 … 肩書がある

 「○○会社部長」の名詞を使えなくなり、一老人に「なりさがってしまう」

   活動の場 … 活躍できる場がある

 生きがいを見失ってしまう

   活動の仲間 … 否応なく人間関係の中にいる

 孤独になると、おかしくなる人が多い

   居場所

 自宅以外にも、居場所が欲しい

 

 働くことを止めることは、収入以外にもさまざまな喪失を伴う。若い時に気づかなかった喪失が、高齢に伴い切実な問題と気づく。気づいた人はしあわせで、気づかない人は、家に籠って、くすぶってしまい、「熟年離婚」になってしまうこともあるだろう。

 

 気付いた人は幸いだが、選択肢として仕事しかないのは、不幸だ。引退に伴う喪失をカバーしてくれるものは、三つある

(A) 仕事

(B) ボランティア

(C) 趣味

 

 収入の制限がある人は、(A)しか選択肢がないかもしれないが、そうでない人は、3つの選択肢がある。「豊かさ」を経済的豊かさに限定するなら、確かに(A)である。しかし、経済的豊かさではカバーできない豊かさもある。それが(B)(C)である。

 現役の人は、(A)に重点が置くのは自然である。自分や家族の為に収入が、必要だろう。そこで手薄になった(B)(C)の豊かさを実現するのは、(経済的に余裕のある)引退者の大切な役割であり、これにより、日本人も日本も、多様な豊かさを享受できるようになる。

 

 それを仕事にのみ誘導しようという政策には、疑問を感じる。

 少子高齢化に伴い、働き手が不足する事情はわかる。だが、経済的な豊かさを無視しては、日本人も日本も、真の意味で豊かになることを妨げる。

 

このシリーズ終わり。

 

<出典>

添付図は、以下からのイメージ写真

https://www.msn.com/ja-jp/money/career/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%AE8%E5%89%B2%E3%81%AF65%E6%AD%B3%E3%82%92%E8%B6%85%E3%81%88%E3%81%A6%E3%82%82%E5%83%8D%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84-%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%81%9D%E3%82%93%E3%81%AA%E7%B5%B1%E8%A8%88%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%81%8C%E5%87%BA%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B/ar-BB1cK3IL?ocid=msedgntp



2021年1月17日日曜日

(K1358)  収入要因 / 「国民の8割は65歳を超えても働きたい」なぜそんな統計結果が出るのか(2) <高齢期の仕事>

☆☆

どうやら、世の中の人は、高い就業意欲を持っているから高齢になってでも働きたいわけではなさそうなのである。そうではなくて、生活のために収入を稼ぐ必要があるから、多くの人は高齢になっても働きたいと思うのだ

☆☆

 

(K1357)からの続き

 

===== 引用はじめ

(1)  ところで、両調査の設問文はどうなっているのか。細かな文言の違いこそあるものの、両調査とも「あなたは、何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいですか」と聞いている。しかし、改めてみると、この聞き方はなんともよくわからない聞き方ではないか。一見すると、なるほど働くことへの意欲を聞いている質問にも見える。しかし、異なる視点で捉えれば、生活のためにいつまで働かざるを得ないかを聞いているようにも見えるのだ。

(2)  リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査」において、現在就業をしている人に対して「働かなくても今と同じレベルの生活が続けられるとしたら、仕事をやめたいと思いますか」と尋ねたことがある。同調査を集計してみると、全年齢で「強くそう思う」と答えた人は20.8%、「そう思う」と答えた人は25.9%にのぼった。同じレベルの生活が続けられるのならば、定年を待たずして今すぐにでも仕事をやめたい人が半数近くいるのである。

(3)  これは就業している人に限定した数値である。就業意欲が低い人は既にやめてしまってサンプルから脱落しているだろうから、この数値は実際の感覚値よりも高めに出ている可能性が高い。

(4)  この結果をみると、8割の人が高い就業意欲を持っているという主張には違和感を覚えざるを得ない。どうやら、世の中の人は、高い就業意欲を持っているから高齢になってでも働きたいわけではなさそうなのである。そうではなくて、生活のために収入を稼ぐ必要があるから、多くの人は高齢になっても働きたいと思うのだ。

===== 引用おわり

 

 「純粋に働きたと思っている人」と「生活の為に働かざるを得ない」との合計が「65歳を超えても働きたい人」として集計され、60歳を超えた人に限定して聞くと、かなり割合になるらしい。

 

続く

 

<出典>

https://www.msn.com/ja-jp/money/career/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%AE8%E5%89%B2%E3%81%AF65%E6%AD%B3%E3%82%92%E8%B6%85%E3%81%88%E3%81%A6%E3%82%82%E5%83%8D%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84-%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%81%9D%E3%82%93%E3%81%AA%E7%B5%B1%E8%A8%88%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%81%8C%E5%87%BA%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B/ar-BB1cK3IL?ocid=msedgntp

 

リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査」

https://www.works-i.com/surveys/panel_surveys.html

 

添付図は、

https://president.jp/articles/-/42165?page=4