2021年4月30日金曜日

(K1461)  「認知症の語り」(001) <認知症>

☆☆

家族会の会長さんに相談したところ「日々の生活を楽しむことを考えては」と言われ気持ちが落ち着いた

☆☆

 

分類: 【介護者03】【介護の実際と社会資源の活用】【家族会・患者会に参加する】【家族会】

 

 そのとき、本人も私と一緒にいて3人でお話したんですけど、本人と会話が成立していたんで、「普通の人と病気の間ぐらいの感じじゃないですか」とおっしゃって。「多少困ることがあっても、日常の生活が普通にできるわけだし、日々の生活をいかに楽しくやっていくかを考えたほうがいいですよ」って言ってくれた。その、何ていうんだろうな…お医者様のように数値とかそういうことのデータではないけれども、会長さんのいろんな人を見ているが故に言えることをアドバイスしてくれたり、客観的に言っていただけるのが、すごく気持ちが落ち着いた理由だと思います。

 

https://www.dipex-j.org/dementia/topic/resource/kanjakai/531.html

動画があります。

 

前回は、

(K1455)  「認知症の語り」(000) <認知症>

http://kagayakiken.blogspot.com/2021/04/k1455-000.html



 

<出典>

「認知症の語り(172)」、NPO法人健康と病の語りディベックス・ジャパン

https://www.dipex-j.org/dementia/

2021年4月29日木曜日

(K1460)  老人力の発見 / 「老人力」(1) <仕上期>

  老人力というのはなかなかつかみどころのないエネルギー概念で、これまで発見されることなく人類に作用しつづけてきたわけである。その作用が多くの場合、ボケだとかヨイヨイだとかいわれて、むしろ嫌われてきたのは、人類史の悲哀というものだろう。

 老人力というのをタンスの奥に仕舞い込んだまま出さない人がいる。ライカのように後生大事にというんじゃなくて、反対に恥しいものとして隠し込んでいる。それはいろいろと人ごとに違うもので、その話を聞くのがまた面白い。

 <出典>

赤瀬川原平、「老人力」、筑摩書房、P.217 P.218



2021年4月28日水曜日

(K1459)  認知症の人 ワクチン接種の同意 <認知症>

 ☆☆

成年後見制度を利用していない人は「家族やかかりつけ医、高齢者施設の従事者らが本人の接種意向を丁寧にくみ取ることにより、意思確認を行う」。利用している場合、家族や主治医、施設職員らと相談して接種できる

☆☆

 

 認知症の人への新型コロナウイルスワクチン接種の同意について

1.   成年後見制度を利用している認知症の人(3月の通知)

2.   成年後見制度を利用していない認知症の人(今回の通知)

 

【展開】

1.   成年後見制度を利用している認知症の人(3月の通知)

 厚労省は3月、成年後見制度を利用している認知症の人らには家族や主治医、施設職員らと相談して接種できるとの通知を出していた(*)

 

2.   成年後見制度を利用していない認知症の人(今回の通知)

2.1.  「成年後見制度を利用していない場合に接種できなくなるものではない」

 厚生労働省は、認知症の人への新型コロナウイルスワクチン接種に関し「家族やかかりつけ医、高齢者施設の従事者らが本人の接種意向を丁寧にくみ取ることにより、意思確認を行う」との通知を都道府県と市区町村に出した。

2.2.  自署できない人

 自署できない人は家族らの代筆も認める。成年後見制度を利用していないケースについて明確化した。

2.3.  具体的な方法

 ただ、通知では具体的な方法については触れておらず、厚労省の担当者は「現場でさまざまな判断があり得るため」としている。表情やしぐさによる確認など柔軟な方法を認める方針だ。

 

(*) 同意の取得に関する基本的考え方

===== 引用はじめ

○ 予防接種の実施に当たっては、被接種者本人の文書による同意を得なければならない。

○ 認知症や精神・知的障害等で本人の意思確認が難しい場合は、保護者(親権を行う者又は後見人)の文書による同意が必要である 。

○ 成年後見制度における医療同意については、成年後見人の事務外と解釈されるが、予防接種の実施については、予防接種法上の保護者に後見人は該当するため、後見人の同意をもって成年被後見人は接種を受けることができると考えている。

===== 引用おわり

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/2015072205l.pdf

(厚生労働省健康局結核感染症課 新型インフルエンザ対策推進室)

 

<出典>

産経新聞(2021/04/27 夕 )



2021年4月27日火曜日

(K1458)  (2) 日常的に妻を服従 / 超老老介護の自殺幇助 <老々介護>

 ☆☆

検察官が息子らの意見陳述書の読み上げに入ると、男は車いすの肘掛けの上で腕をぷるぷると震わせ、怒りをあらわにした。長女は「2人きりの生活で、母は『死にたい』と思いこまされたのではないか」と推測する

☆☆

 

 前回からの続き。

 

 次の公判では様子が一変。検察官が息子らの意見陳述書の読み上げに入ると、男は車いすの肘掛けの上で腕をぷるぷると震わせ、怒りをあらわにした。

 

 《被告(男)の言うことはほぼすべてが嘘。自分自身は自殺するつもりはなかった》

 《母に自殺願望はなかったが、(被告に)「死ねといわれている」と話していた》

 《モラハラのDV殺人だ》

 息子らによると、男は日常的に妻を服従させており、「年寄りは早く死んだほうがいい」「自分の人生は自分でけりをつける」と公言してはばからなかった。

 息子らは介護が必要な母を心配し、施設の利用や家族によるサポートを勧めたが、男はかたくなに拒絶した。長女は「2人きりの生活で、母は『死にたい』と思いこまされたのではないか」と推測する。

 

 検察側は、「自殺の準備はすべて被告(男)が行った。被告(男)の関与がなければ妻は自殺しなかった可能性がある」と厳しく指摘。これに対し弁護側は、男が妻の介護を一手に引き受けた経緯を訴え、寛大な判決を求めた。

 

 地裁は今年3月、「自殺の遂行を主導し果たした役割は大きい」としながらも、「介護に疲弊していたことは否定できない」として懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 

 厚生労働省の調査によると、この夫婦のように介護する側とされる側がともに75歳以上となる「超老老介護」の割合は令和元年、家族間で介護する世帯の中では過去最高の33・1%を記録。介護をめぐる問題は、もはや人ごとではない時代になってきている。

 

 このシリーズ、終わり

 

<出典>

超老老介護の末 自殺幇助

産経新聞(2021/04/26)

https://www.sankei.com/premium/news/210409/prm2104090001-n1.html

 

添付図は、厚生労働省 平成28年 国民生活基礎調査の概況より

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/05.pdf



2021年4月26日月曜日

(K1457)  (1)録音した「ぶら下がりに行くぞ」 / 超老老介護の自殺幇助 <老々介護>

 ☆☆

「将来を悲観した認知症の妻の自殺を手助けした。自分も死ぬつもりだった」。逮捕後の調べに男はそう明かし、弁護側も「超老老介護」に疲弊し、やむにやまれぬ思いで心中を図った事件だと裁判所に情状酌量を求めた

☆☆

 

 昨年11月23日未明、110番を受けて公園に到着した警察官は、意識不明の状態の女性を手押し車の上で発見。首にはひもで絞められたような痕があり、病院で死亡が確認された。

 

 事件の経緯を説明する検察官の言葉:

  約5年前に認知症となった妻と2人暮らしで、自宅介護を続けていた

  先が見通せず2人で自殺を決めた

  準備したひもを鉄棒にかけて妻の自殺を手助けした

 

 法廷では、男がICレコーダーでひそかに録音していたという事件当日の様子も、反訳した上で詳細に読み上げられた。

  妻《死にたい。私だけが死んだらいいんか》

  男《ぶら下がりに行くぞ。もう行かなあかん》

  男《ここに首入れろ。ちゃんと首入ってるか》

 

 法廷で男は、録音した理由について「死ぬことを強要したわけではなく、妻自身が自分で死を選んだことを残しておきたかった」と説明。「介護にくたびれ過ぎた。もう終わりたい、妻も終わりたいはずやと思った」とも語った。

 

続く

 

<出典>

超老老介護の末 自殺幇助

産経新聞(2021/04/26)

https://www.sankei.com/premium/news/210409/prm2104090001-n1.html



2021年4月25日日曜日

(K1456)  コロナ禍でも一人で認知症予防の脳トレ <認知症>

 ☆☆

一人でできる認知症予防。動画を見るだけ! 自宅でできる! 簡単だから続けられる!! 「イスに座りながら認知機能の強化ができる座トレ」「認知機能の強化と運動が同時にできる運トレ」インターネット接続環境が必要

☆☆

 

なかなかの力作です。

 

まるまるご紹介

===== 引用はじめ

ホームページが出来ました。

コロナ禍でも一人で認知症予防の脳トレが出来きます。

脳トレの動画を300近く作成してすべて無料で公開しています。

最近の綺麗なホームページではありません。動画の質も悪いです😅ですが、できるだけシンプルに作ったつもりです。お役に立つようであれば使って下さい😀

内容は、脳若トレーニング(*1)を中心に座ってトレーニングできる【座トレ】とコグニサイズ(*2)を中心に運動しながらトレーニングできる【運トレ】となっています。

去年からコロナの影響で脳トレの講座が無くなってしまい暇になったので作成しました。作成にあたり多くの方に協力と応援をいただき感謝しています。ありがとうございました!

https://suwatore-untore.com/

===== 引用おわり

 

(*1)「脳若トレーニング」は地域のコミュニティに継続して通う事が、コミュニティの形成を促し、そこに携わることも含め「介護予防」になるというコンセプトのもと、ITを使って人と人を繋ぐ事を目的に生まれたトレーニングです。

(*2) 「コグニサイズ」とは、コグニション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせた造語で、頭で考えるコグニション課題と身体を動かすエクササイズ課題を同時に行うことで、脳と身体の機能を効果的に向上させることが期待されます。

 

<出典>

山本 直弘 Facebook 421 6:55  ·

https://www.facebook.com/naohiro.yamamoto.336?__cft__[0]=AZUxdh_-7e4qe8dNTxbhJ4Qp3AWGuJblbL49PkolJHHsw2_FEz98gbgRxpBGllWMzYKnUUk3-KWWFVCZ_FSBWmmCCz7kSRiSt7WyqTqzkmFq9s6ih1ohVDfQmfw133hS0BI7SbNYFeowpYZ8ogNZuz-sdodO_kJSeZyt0jRSnn7RPboN-MpvWqbFxaR0mrwME6c&__tn__=%3C%3C%2CP-R



2021年4月24日土曜日

(K1455)  「認知症の語り」(000) <認知症>

 ☆☆

WEBサイト:10人の認知症本人と35人の家族介護者のインタビュー映像や音声を視聴することができる。文字だけでは拾いきれない、語り手の感情や微妙なニュンスを、ご本人の表情や声から読み取ることができる

☆☆

 

 この本は、「病気」としての認知症ではなく、病いとともに生きる「経験」としての認知症について知りたいと思っている人たちのために、認知症の人やその家族の声を集めてつくりました。一番の目的は、実際にご自身やご家族が認知症やMCI(軽度認知障害)の診断を受けた方に、「あなたひとりではない」というメッセージをお届けすることです。同時に、医療・介護・福祉関係者に、本人や家族の生の声に触れることで、自身の認知症の「知識」を見つめ直していただくことも目指しています。

 住んでいる地域も年齢も立場も異なる、10人の認知症本人と35人の家族介護者が、異変に気づいたきっかけ、診断の受け止め、症状との付き合い方、人間関係の変容、公的サービスの活用、将来への不安と心の葛藤について、インタビューを通じて語ってくださいました。

 この本の特徴は、Aさんの体験談、Bさんの体験談というふうに、おひとりずつ紹介するのではなく、皆さんの異なる体験を、テーマごとに分類して紹介していることです。完結した物語としてではなく、断片的な語りとしてみせることにより、認知症という経験の多様性や複雑さを、よりリアルに伝えることができるのではないかと考えています。

 

 以後、一週間に1件のペースで、順不同に紹介していく予定です。

 

<出典>

「認知症の語り」、NPO法人健康と病の語りディベックス・ジャパン

https://www.dipex-j.org/dementia/



2021年4月23日金曜日

(K1454)  認知症に配慮した「リバースモーゲージ」 <認知症><高齢期の家庭経済>

 ☆☆

認知症と診断されれば、預金口座の契約や解約などの手続きが難しくなります。運用商品に関しては、後見人が付いても売買は不可能で、死亡時点の価格で評価するしかなくなります/リバースモーゲージの認知症対応

☆☆

 

 東京スター銀行のリバースモーゲージ「充実人生」を取り上げて、認知症対応について。

 流石に、認知症になってから契約できるのではなく、契約後に認知症になったときに備えた、「代理人特約」という契約の説明。

===== 引用はじめ

 充実人生では今月から、契約者が認知症と診断されると、契約者があらかじめ指定した子供などの相続人が、代理でその後の手続きができる「代理人特約」を導入しました。特約の導入により、認知判断能力が低下した場合でも、追加借り入れ(資金使途は限定)や返済、普通預金の入出金や契約終了の手続きが可能になりました。

===== 引用おわり

 

 リバースモーゲージは自宅を担保にして、お金を借りる仕組みです

 

 充実人生は

===== 引用はじめ

 55歳以上84歳まで(配偶者は50歳以上)の方が申し込めて、投資や事業目的でなければ、使途に制限はありません。生活資金や医療費、住宅ローンの返済や介護付有料老人ホームの入居費用などにも活用できます。存命中は利息のみを支払えばよく、契約者が亡くなった時点で、相続人が元本を返済し、契約が終了します(配偶者による再契約や、自宅の売却による返済の場合もあります)

===== 引用おわり

 

<出典>

リバースモーゲージ 認知症へ配慮

【節約家計簿】 産経新聞(2021/04/21)

https://www.sankei.com/life/news/210421/lif2104210006-n1.html

 

添付図は、

http://web-ad-i.com/tokyostarbank/rm/?xadid=fts_ift_000058



(K1453)  高齢運転者の癖を分析し事故抑止 <高齢期の安全・安心>

 ☆☆

頭と右足、車に取り付けたセンサーをリアルタイムで計測し、ドライバーの動作の「癖」を判定する。運転中に見ている方向やブレーキ、アクセルを踏むタイミングなどを解析して、体に染みついた運転の弱点が分かる

☆☆

 

 全国で高齢者が運転する車の事故が相次ぐ中、ドライバーが高齢になるほど交差点での左右確認の頻度が減るなど事故につながる行動が増えることが、滋賀県警と滋賀大が共同で行った分析で明らかになった。滋賀県警が平成30年、全国に先駆けて導入した「運転技能自動評価システム」(オブジェ)のデータを解析。県警は「高齢者の事故の背景を説明する多くのエビデンス(根拠)を確認した」として、事故防止に活用していく。

 

 今回、30年7月から令和2年9月に講習を受けた20~90代の180人分のデータを分析。その結果、高齢になるほど左右の安全確認のために首を動かす角度が小さくなり、確認の回数も減ることが判明。特に右方向よりも左方向の確認ができていないことも分かった。一時停止場所での停止率も、高齢になるほど低くなっていた。

 

 県警交通企画課によると、県内で過去5年間に発生した65歳以上の高齢ドライバーの事故のうち、交差点などでの出合い頭の事故の割合が3割以上を占め、他の世代の約2割よりも高かった。さらに交差点の出合い頭事故では、左方向から来た車両との衝突が約6割を占めた。

 

<出典>

左右確認が少ない…警察と大学が高齢ドライバーの癖を分析

産経新聞(2021/04/21 )

https://www.sankei.com/premium/news/210421/prm2104210004-n1.html



2021年4月22日木曜日

(K1452)  個人Blog 4月中旬リスト <サイト紹介>

 ● 個人Blog 4月中旬リスト

 

(2301)  新型コロナ後遺症 軽症・無症状こそ要注意 医師警鐘

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/04/2301.html

 

(2302)  (2)ステレオタイプ・固定観念 / 差別を考える

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/04/2302-2.html

 

(2303)  「気候危機」の素顔 あおられると日本は沈む

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/04/2303.html

 

(2304)  (1) 韓国で騒動 / 「コロナにヨーグルト効果」

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/04/2304-1.html

 

(2305)  渋沢栄一『論語と算盤』(3-1) / 100de名著

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/04/2305-3-1100de.html

 

(2306)  渋沢栄一『論語と算盤』(3-2) / 100de名著

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/04/2306-3-2100de.html

 

(2307)  渋沢栄一『論語と算盤』(3-3) / 100de名著

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/04/2307-3-3100de.html

 

(2308)  (2) どこまで本当か / 「コロナにヨーグルト効果」

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/04/2308-2.html

 

(2309) 「おちょやん」の朝日奈灯子(小西はる)は、「兵庫県東播磨」に出演していた

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/04/2309.html

 

(2310)  浮気 /男と女の違い(29)

http://kagayaki56.blogspot.com/2021/04/2310-29.html

 

 

なお、前回の紹介は、

(K1442)  個人Blog 4月上旬リスト <サイト紹介>

http://kagayakiken.blogspot.com/2021/04/k1442-blog.html

2021年4月21日水曜日

(K1451)  高齢化で崩壊の危機。救急体制 <少子高齢化>

 ☆☆

1人暮らしの高齢者が増え、具合が悪くなると自力で医療機関に行くことができず、やむなく救急車を呼んでいるケースが相当数含まれるとみられる。高齢化が進み、不適切な利用の割合はさらに押し上げられるだろう

☆☆

 

 消防庁の「救急・救助の現況」(2020年)によれば、救急車の利用は増加傾向にあり、19年の出動件数6639767件と搬送者数5978008人はいずれも過去最多となった。

 注目すべきは、搬送者数のうち65歳以上の高齢者が3589055人で60.0%を占めたことだ。1999年は36.9%であり、20年間で23.1ポイントも伸びたこととなる。

 

 消防庁によれば、年齢が高くなるほど搬送率は高まる。とりわけ、75歳以上が上昇する。2019年に搬送された高齢者のうち、4分の3にあたる2662412人は75歳以上(全体の445%)だ。

 国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、総人口に占める75歳以上の割合は拡大していく。30年頃には国民の5人に1人が75歳以上となる。今後、搬送者の急増が見込まれるということである。

 さらに、1人暮らしの高齢者が増え、具合が悪くなると自力で医療機関に行くことができず、やむなく救急車を呼んでいるケースが相当数含まれるとみられる。高齢化が進むにつれて、不適切な利用の割合はさらに押し上げられるだろう。

 救急隊員の確保は追いつきそうにない。「消防自書」(20年版)によれば、出動件数は10年前と比べて29.6%増加したが、救急隊数は6.6%増にとどまる。すでに需給バランスが崩れ始めているということだ。

 

<出典>

河合雅司、「高齢化で救急需要増大 救命率の向上へ効率化図れ」

【日曜講座 少子高齢時代】 産経新聞(2021/04/18)

https://special.sankei.com/a/politics/article/20210418/0001.html

会員記事(有料)



2021年4月20日火曜日

(K1450)  アートの力で魅力発信「KAiGO PRiDE」 <介護>

 ☆☆

心に刺さったケアワーカーの女性の言葉がある。「(私たちの仕事は)右も左もわからない不安なときに方向を示す灯台になることです」。昼間は自分の意思を言わない入所者も、夜中は気持ちを吐露することがある

☆☆

 

 前回からの続き。

 

 こぶしを天に突きあげる男性、額縁の中で優しく微笑む女性…。ポートレートのモデルはプロに見えるが、実は全員が介護現場で働く介護職らだ。写真をモノクロで撮影したのは、色がもたらす情報をそぎ落として、介護職の内面を伝えたかったからだ。介護の魅力を発信するプロジェクト「KAiGO PRiDE(介護プライド)」をプロデュースするインド出身のクリエイティブ・ディレクター、マンジョット・ベディさん(51)が撮影した。

 

 「広告は課題を解決するため、言葉や写真、映像といったコンテンツの力を使う。約30年間、広告業界にいましたから、クリエイティブの力で介護の課題解決の役に立ちたかった」とマンジョットさんは話す。

 

 令和元年、熊本県内3か所6回に分けて写真、動画撮影を行った。呼びかけに応じたケアワーカーらは最初、緊張でこわばっている。それをインタビューしながらほぐして撮影するのに一人45分~90分かけたという。

 

 心に刺さったケアワーカーの女性の言葉がある。「(私たちの仕事は)右も左もわからない不安なときに方向を示す灯台になることです」。昼間は自分の意思を言わない入所者も、夜中は気持ちを吐露することがある。夜中に入所者が起きた気配でそばに行くと、ほっとした表情で「ありがとう」と言われたという。

 

 「介護には夢がある。カッコがいいという意味は見た目ではなく、優しさであり、心。KAiGO PRiDEの『i』を小文字にしたのは『私(I)』と『愛』をかけています」と話す。

 

 東京都品川区や世田谷区、山口県などで予定していた写真展は、新型コロナ感染拡大の影響で延期になったが、全国にプロジェクトの輪を広げていきたいとしている。

 

<出典>

【ゆうゆうLife】 産経新聞(2021/04/19)

https://youyoulife.jp/human/4224/



2021年4月19日月曜日

(K1449)  介護の仕事はカッコいい <介護>

☆☆

介護のポートレート、動画を撮影する「KAiGO PRiDE(介護プライド)」と名付けたプロジェクトを熊本県で実施した。「介護の仕事はカッコいい。日本が世界に誇ってよい技術だ。アートの力で介護職の方々に自信を持とう」

☆☆

 

 福祉の現場も知るようになった。気づいたのは、必要とされているはずの介護が賃金も含めて正当に評価されていないというギャップだった。

 

 「きつい」といったイメージから親に介護の仕事につくことを反対されたり、自身が介護職であることを公にしなかったり、介護職自身が仕事に自信を持っていないことを知った。「このギャップを解決するには、介護職が自らリスペクト(尊敬)して介護の魅力を発信する必要がある」と感じたという。

 

 「介護の仕事はカッコいい。日本が世界に誇ってよい技術だ。アートの力で介護職の方々に自信を持とうと伝えたかった」とマンジョットさんは訴える。

 

 「介護の日」のイベントで平成30年に熊本県で講演をしたのを機に、国の「介護現場革新会議」のパイロット事業の一環で介護のポートレート、動画を撮影する「KAiGO PRiDE(介護プライド)」と名付けたプロジェクトを熊本県で実施した。

 

 続く

 

<出典>

【ゆうゆうLife】 産経新聞(2021/04/19)

https://youyoulife.jp/human/4224/



2021年4月18日日曜日

(K1448)  60代就労、制度の変更 <高齢期の仕事>

 ☆☆

制度がどんどん変わっていく。(1)「高年齢者雇用安定法」が改正された、(2)特別支給の老齢厚生年金が受け取れなくなる、(3)高年齢雇用継続基本給付金というのがある。60代後半まで働かねばならない時代

☆☆

 

 60代就労に関する制度の変更がややこしい

(1)  「高年齢者雇用安定法」が改正されました

(2)   特別支給の老齢厚生年金が受け取れなくなります

(3)   高年齢雇用継続基本給付金というのがあります

 

【展開】

(1)  「高年齢者雇用安定法」が改正されました

 65歳までの雇用義務に加え、努力義務ではあるものの、「70歳までの定年の引き上げ」「70歳までの継続雇用制度の導入」「70歳まで継続的に業務委託契約を締結する制度の導入」などが改正内容に盛り込まれています。

 

(2)  特別支給の老齢厚生年金が受け取れなくなります

 今月2日以降に60歳を迎える男性から、特別支給の老齢厚生年金が受け取れなくなりました(女性は5年遅れ)。繰り上げ受給を選択しなければ、65歳まで年金がもらえない時代に突入しました。

 

(3)  高年齢雇用継続基本給付金というのがあります

 高年齢雇用継続基本給付金という、60歳から65歳になるまでもらえる給付金があります。60歳到達時の賃金に比べて、60歳以降の賃金が75%未満に下がった方がもらえます。たとえば、60歳到達時の賃金に対して、60歳以降の賃金が61%以下に減った場合の給付率は15%です。

 

 そもそもが「厚生年金保険の被保険者の方で、特別支給の老齢厚生年金などの65歳になるまでの老齢年金を受けている方が雇用保険の高年齢雇用継続給付(高年齢雇用継続基本給付金・高年齢再就職給付金)を受けられるときは、在職による年金の支給停止に加えて年金の一部が支給停止されます」だった。

 それが、高年齢雇用継続基本給付金は「令和7(2025)年からは減額、その先には廃止が予定されています。 … 制度が先細っていく現実もあるわけです」とのこと。

 制度の変更についていくだけでも大変だ。

 

<出典>

60代の就労、法改正が後押し

【節約家計簿】 産経新聞(2021/04/14)

https://www.sankei.com/economy/news/210414/ecn2104140011-n1.html


付図は、

年金と雇用保険の高年齢雇用継続給付との調整(日本年金機構)

https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/koyou-chosei/20140421-02.html

(K1447)  認知症が不幸ではない社会に <認知症>

 ☆☆

認知症になっても長谷川さん親子のように「大変だけど幸せ」という関係は理想だ。ただ、家族だからこそ認知症による変化がつらすぎることもある。誰もが「幸せ」といえる社会にするにはどうすればよいか

☆☆

 

 加納裕子さん(新聞記者)が、長谷川和夫さんの娘、南高まりさんに取材した記事。長谷川さんは昭和49年、認知症を鑑別する「長谷川式簡易知能評価スケール(長谷川式認知症スケール)」を開発した。平成29年10月に自らが認知症になったことを公表した。

 

===== 引用はじめ

 「父は認知症になってよかったとは思っていません。でも、認知症を抱えながらでも不幸ではない。美しいものを見て喜んだり、感動したり、深く考えたりします」と南高さん。「父を応援したい」との言葉に力がこもった。

 認知症の人の介護は、決してきれいごとではすまない。取材で出会った介護家族から、苦労のエピソードをたびたび聞いてきた。それでも、それぞれの家族には長年の歴史と絆がある。幼いころ、自分を安心させてくれた親の笑顔は簡単には忘れられない。

 認知症になっても長谷川さん親子のように「大変だけど幸せ」という関係は理想だ。ただ、家族だからこそ認知症による変化がつらすぎることもある。誰もが「幸せ」といえる社会にするにはどうすればよいか、考え続けたい。

===== 引用おわり

 

 「認知症になって大変だが、不幸ではない。本人も介護している家族も」に少しでも近づけるよう、経験談を聞けることは、ありがたい。認知症=不幸のどん底、ではないケースも少なくはないのではないか。そこから学ぶことはできないか。

 

<出典>

加納裕子、「認知症が不幸ではない社会に」

【記者発】 産経新聞(2021/04/17)

https://www.sankei.com/column/news/210417/clm2104170005-n1.html



2021年4月17日土曜日

(K1446)  幼化現象 <仕上期>

 ☆☆

この石坂の考え、ちょっといいかもしれない。一生現役とか一生青春をめざす元気な老人もいるが、それはどこか無理があって痛々しい感じがする。数を塗りつぶして若さを誇ってもメッキみたいで哀れだ

☆☆

 

 「幼児退行」という言葉は、よい意味では使われないようだ。「その人の人格や知性が、普段の年齢相応の状態に比べて、幼い未発達状態に変わることで、主に精神疾患の症状としてのものが知られている」

https://dic.pixiv.net/a/%E5%B9%BC%E5%85%90%E9%80%80%E8%A1%8C

 主に子供を対象に使われることばだが、「退行」という言葉を外し、高齢者に対して使いたい。私は、人生を円環だと考えている。輪は、還暦を過ぎたところで、元(モト)来たところに還り始める。すなわち、子どもに戻り始める。認知症は、近い記憶から消えていき、その結果、子どものときの記憶が戻ってくる。元に戻ろうとしているのだから、良いじゃないか。

 『「老いた幼児」にならないように』というのがある。

http://www.kohokyo.or.jp/kohokyo-weblog/column/2018/05/post_168.html

 「幼」という言葉は、高齢者に使っても悪いイメージがあるようだが、それは元気な若い時代を基準としているからではないか。幼児が若者と違うように、高齢者も若者とは違うのだ。

 

 75歳の小説家、石坂洋次郎が書いた「老年万歳」というエッセーがある。

===== 引用はじめ

 朝食を食べた石坂は、「庭を眺めながら二つ三つ欠伸をしたあと、二階の書斎に引き上げる」。ズボンなどを脱いでベッドに入り、二時間ぐらいうつらうつらする。何一つまとまったことを考えるでもないこのうつらうつらを、石坂は幼化と呼んでいる。「私の心身が四歳、三歳、二歳、 一歳と幼化していって、人生の記憶というか知慧というか、それらがドンドンかき消されていくのだ。一歳からゼロに遡ると、いわゆる意識が消滅して、私は大気の中に還元してしまうのである。空しい感じはするが、そう恐ろしいとも思わない」

 この石坂の考え、ちょっといいかもしれない。一生現役とか一生青春をめざす元気な老人もいるが、それはどこか無理があって痛々しい感じがする。数を塗りつぶして若さを誇ってもメッキみたいで哀れだ。

===== 引用おわり

 

<出典>

坪内稔典、幼化現象

【モーロク満開】 産経新聞(2021/04/11)

 

添付イメージ写真(本文内容とは関係ありません)は、

https://mamagirl.jp/0000196254



2021年4月16日金曜日

(K1445)  (4)結ネット(石川県のソフト開発会社) / 地域をつなぐアプリ <地域の再構築>

 ☆☆

デジタル時代が既に突入をしています。次世代に先送りすることは、地域高齢化により自治会解散の事態を招いた事例もあり、現在の運営様式と新しい運用方式を併用しながら徐々に進められてはどうでしょうか?

☆☆

 

 確かに良さそうだが、当然のことながら(?)高い。利用料金は、一世帯当たり年額、1,200円(初期設定費用、基本料金、派遣サポート対応費用、その他費用を含まない。スマホの購入費や利用料も含まない)。

 わが町の自治会費は、年額1,000円。全額投入しても、利用料金すら払えない。

 

===== 引用はじめ

⑥ 結ネットアプリの概算費用と導入手続き

 

導入概算費用 (自治会・町内会・連合自治会・法人等)

 

1)結ネット月次料金

①基本料金 3,000円~

世帯数(ID)により基本料金は異なります。      

②利用料金 1世帯@100円~

@単位は「1世帯」としての月額で、世帯主が発行する家族向 け ID は無料です。       

 

2)初期設定費用 (初年度のみ)

初期設定費用は、新規に結ネットを利用する際に必要です。内容は下記の通りです。

・メニュー画面専用化登録

・役職、班構成、自動翻訳外国語等設定

・メール転送(ガラケー対応)用発信側メールアカウントの発行・登録

・操作サポート及び操作マニュアル

※     上記、内容以外に組織への導入については、組織内世帯の一定の理解と同意が必要となることから

半年間試験運用期間を設定した組織の温度差を縮めるためのサポートも準備しています。

組織の現状をお知らせいただき包括的サポートを含め初期設定費用を決定させていただきます。

 

3)派遣サポート対応費用

初期設定費用範囲外で操作説明等を必要とされる場合は別途費用が必要です。

※大阪府以外は別途交通費がかかります

※宿泊を伴う場合は別途宿泊費がかかります。

 

4)その他費用

上記にない利用開始後の継続的包括的サポート等内容に応じて別途見積らせて頂きます。

 

  閲覧したのは、2021/04/16です。その後、変更することがあるでしょう。採用を検討する場合は、ホームページから最新の情報を確認してください。

 

 このシリーズ、終わり。

 

<出典>

https://www.shien-yuinet.jp/shien/yuinet.html



2021年4月14日水曜日

(K1444)  (5) インタビューシリーズ / 第1回「死生懇話会」(滋賀県) <死生>

 ☆☆

ここでご紹介している方々は、人の死という大事な場面に日々関わっておられる方や、最期を悔いなく穏やかなものにしたい、「死」と「生」のあり方に真剣に向き合い、そして「人の命」を何より大切に想う方々ばかり

☆☆

 

===== 引用はじめ

 インタビューシリーズ

 「死」を捉えた「生」のあり方について、考えるきっかけになるような情報を発信していきます。

 このページでは、自分らしく生きること、望む最期を迎えること、色々な生き方を認め合うこと、そして幸せに生きること…etc、そんな生き方のヒントをちょっとでも見つけるきっかけになればと、「死」「生」に関する様々な取組、考え方について、色々な方にインタビューをさせていただいた内容をご紹介しています。

 ここでご紹介している方々は、人の死という大事な場面に日々関わっておられる方や、ご本人にとっても残される方にとっても、最期を悔いなく穏やかなものにしたいとの思いで活動されている方、子どもや若者の生きづらさの問題に真摯に向き合っておられる方など、「死」と「生」のあり方に真剣に向き合い、そして「人の命」を何より大切に想う方々ばかりです。

===== 引用おわり

 

(1)  看取り士 西河 美智子さん (取材日 2020116日)

 「看取り士」とは、誰にでも訪れる旅立ちの時を安心して幸せに迎えられるようにサポートする専門職で、一般社団法人日本看取り士会が認定しています。

 https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5225404.pdf


(2)  「にじっこ」 NPO法人好きと生きる(取材日 2020119日)

 不登校の子ども達の居場所づくり「にじっこ」の活動。この活動を担当されている「NPO法人 好きと生きる」理事の林ともこさんからお話をお伺いしました。

 https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5225402.pdf


(3)  「おかえり」 NPO法人好きと生きる (取材日 20201114日)

 「NPO法人好きと生きる」は「好きなひと・好きなもの・好きなことと共に好きな地域で生きる」をテーマに、生きづらさを抱えた人や、不登校の子ども達の居場所づくり等の活動をされているNPO法人です

 https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5225405.pdf


(4)  花かたばみ(あなたと共に)の会(取材日 20201117日)

 「花かたばみの会」さんは、在宅看取りの経験者が中心に集まって、思いを共有できる機会の提供や、出前講座活動を通じて、希望する最期の迎え方、終活、命の大切さ等について普及啓発活動をされています。

 https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5227435.pdf


(5)  エンディングメイクMARIA 復顔修復納棺師 代表 太田円香さん(取材日 20201118日)

 復顔修復納棺師でエンディングメイクMARIA代表の太田円香さんにお話をお伺いしました。生前のお顔に近い、ほんのり笑っているような、その表情から何か言葉を伝えられるようなメイクに、と日々多くの方のメイクを手掛けておられます。

5225403.pdf (shiga.lg.jp)

 このシリーズ、終わり。

 

<出典>

死生懇話会 ~「死」を捉えた「生」のあり方を考えるヒントに~ 死生懇話会

https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/kenseiunei/kousou/316588.html



2021年4月13日火曜日

(K1443)  (3)命守るツールに / 地域をつなぐアプリ <地域の再構築>

 ☆☆

結ネットは、地震などの発生時には「災害モード」に切り替わり、自治会加入者の安否や避難情報などを知らせる機能を実装。アプリを通じて助けを求めた人のもとに役員らが駆けつけることもできる

☆☆

 

 新型コロナウイルスの感染拡大は、地域コミュニティーのデジタル化にも影響を及ぼしている。

 

 アプリの導入は、いざというときに人命を守ることにもつながる。

 

 結ネットは、地震などの発生時には「災害モード」に切り替わり、自治会加入者の安否や避難情報などを知らせる機能を実装。アプリを通じて助けを求めた人のもとに役員らが駆けつけることもできる。導入を支援する団体「Shien(シエン)」(同府岸和田市)によると、アプリを取り入れる自治会は石川県や府内などで徐々に増えつつある。

 

 会長の竹内さんは「コロナ禍で直接顔を合わせる機会は減っているが、アプリを活用し、地域で助け合う『共助』の強化につなげていければ」と話している。

 

「Shien(シエン)」(大阪府岸和田市)のホームページによれば、

主な活動分野(2つまで) : 情報化災害救助、防災

他の活動分野: まちづくり、地域活動、その他

活動内容(自由記述):

  ICT(情報通信技術)を活用した地域情報化推進事業

  地域情報共有化と地域災害時安否確認等搭載自治会アプリ運営普及活動

  地域シェアリングエコノミー事業

  結婚相談事業

https://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/kyoudou/sien.html

https://shien-yuinet.jp/shien/

 

<出典>

https://www.sankei.com/life/news/210401/lif2104010015-n1.html