2021年5月22日土曜日

(K1483) 追い込まれる当事者 / 「 老老介護 」相次ぐ悲劇(1)

 【 老々介護 ・ 介護疲れ 】介護問題 に詳しい 介護者メンタルケア協会 の 橋中今日子 代表「 在宅介護者 は 長期的な疲労 が募り、 閉塞感 や 絶望感 、 経済的負担 などが 複合的に影響 して 困窮 し、 事件 に至ってしまうことも多い」


 高齢者が高齢者を介護する「老老介護」で無理心中や、介護する相手を殺害してしまう事件が相次いでいる。背景にあるとされるのが深刻な「介護疲れ」。負担が大きい老老介護へのサポートは急務だが、当事者が周囲に支援を求めることに否定的な事例は少なくない。

 東京都内では昨年11月以降、老老介護をめぐる殺人や心中が少なくとも4件発生し、6人が亡くなった。

 橋中氏は、閉ざされた環境に置かれた介護者の選択肢が狭まり「苦しい状況から抜け出そうと衝動的に自殺や心中を図りかねない」とも指摘。「迷惑をかけたくない」「自分でやり遂げる」などの思いから、行政や周囲の支援を受けないケースは少なくないという。

 

<出典>

「老老介護」相次ぐ悲劇 追い込まれる当事者 新型コロナも追い打ちに

産経新聞(2021/05/13)

https://www.sankei.com/premium/news/210429/prm2104290007-n1.html



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