2017年12月11日月曜日

(K0224) 「予防の習慣化 仲間は大切」 / 健康寿命延伸、認知症対策を探る(1) <脳の健康>


東京医科歯科大特任教授・メモリークリニックお茶の水院長
 朝田隆氏 の話
 

(1) 体と頭は双方向性に影響し合う(体が動かない←→認知症になる)

(2) 軽度認知症(MCI)から元に戻れる『リバーター』がいる。平均すると20%くらい

(3) 認知症の発症や進行を予防する効果的な方法

(4) 運動は効果がある

(5) 休養と食事も大切

(6) 知的刺激には、運動と文科系の2つがある

(7) 認知症はできるだけ早く対処することが大切

(8) 早期発見も重要

 

各論


(1) 体と頭は双方向性に影響し合う(体が動かない←→認知症になる)

===== 引用はじめ
 一般的には加齢とともに体が動かなり、認知機能が低下して認知症になると思われているが、認知機能が低下すると、体を動かさなくなり、人との交流も減って体が動かなくなる。
===== 引用おわり
 


(2) 軽度認知症(MCI)から元に戻れる『リバーター』がいる。平均すると20%くらい

===== 引用はじめ
 予備軍つまり発症する前の軽度認知症(MCI)になっても、元に戻れる人、『リバーター』がいる。 … 平均すると20%くらいは戻れる。これには、科学的根拠がある
===== 引用おわり

 

(3) 認知症の発症や進行を予防する効果的な方法

===== 引用はじめ
 どんな病気でも予防方法は3つ。運動、休養、栄養だ。認知症の場合は、これに知的刺激や社会交流が加わる
===== 引用おわり

 

(4) 運動は効果ある

===== 引用はじめ
 運動すると、 … 神経が再生する …。まずは何でもいいから体を動かすことを始めれば、心が付いてきて前向きになる。 … やる気を取り戻す点でも運動の効果は大きい
===== 引用おわり

 

(5) 休養と食事も大切

===== 引用はじめ
 休養とは要は睡眠のこと。体の健康だけではなく、記憶が固定するにも睡眠が必要だ。

 食事では抗酸化物質を含むものが良いが、バランスが大切だ
===== 引用おわり

 

(6) 知的刺激で、備軍細胞が活性化する

===== 引用はじめ
 運動と文科系の2つがあるが、文科系では美術、音楽、ゲームなど。 … ひとことで言うと学習だと思う。 … 学習すると、それまで休んでいた予備軍細胞が活性化する。
===== 引用おわり

 

(7) 認知症はできるだけ早く対処することが大切

===== 引用はじめ
 50歳を過ぎれば誰もが備えをしないといけない。重要なのは習慣化し継続することだ。 … 習慣化するモチベーション、継続する原動力が必要で、仲間の存在が重要になる。
===== 引用おわり

 

(8) 早期発見も重要

===== 引用はじめ
 認知症は怖いという気持ちがあり、診断を受けることに抵抗を持つ人が多い。 … ハンディーがあっても生きていけるようにバックアップする社会の仕組みが重要になる。
===== 引用おわり

 

出典
「ヘルスケア委員会発足 委員3氏に聞く」、「100歳時代プロジェクト」、産経新聞(2017/11/21)

「予防の習慣化 仲間は大切」 東京医科歯科大特任教授・メモリークリニックお茶の水院長 朝田隆氏
http://www.sankei.com/life/news/171121/lif1711210027-n1.html


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