【絶望からの脱出】
1.
絶望しない
2.
自分の悲しみを救う
3.
愛する人の悲しみを救う
(1) 寄り添い、信じる(2) 気持ちは、わからない
4.
思考を変えて結果を変える
5.
したいことを書き出す
6.
必要とされる必要性
7.
感謝が私を強くする
8.
笑顔が自分も周りも変える
9.
絶望を始まりとする
<各論>
【絶望からの脱出】
1.
絶望しない
絶望とは、希望を失うこと。望みが絶えること。
だから、希望を失わなければ、絶望しない。だから、希望を失わない努力をすること。その努力とは、
ないものではなくあるものに、できないことではなくできることに目を向ける。
絶望には、誰でも抗うことができる。
2.
自分の悲しみを救う
===== 引用はじめ
悲しみを救うための方法は、自分で自分を許すことだと私は気づきました。すべては自分で選んだ道。これでよかったのだと自分を許し、肯定すること。
それには時に大きな勇気と痛みを伴います。
===== 引用おわり
3.
愛する人の悲しみを救う
(1) 寄り添い、信じる
===== 引用はじめ
… 気持ちはわからなくても、寄り添うことはできます。その人の話に、余すところなく耳を傾けてください。
そしてその人が信じようとする道を、その人以上に信じてあげてください。
私たちはみんな、心の底から生まれてくる「大丈夫だ」という希望を、
大切な人に肯定してもらいたいのです。
===== 引用おわり
(2) 気持ちは、わからない
===== 引用はじめ
「岸田さん、歩けなくてもきっと幸せになれるから大丈夫」「岸田さんの気持ちはよくわかる、私もつらい時期があったから」
ベッドの上にいる私に、いろんな人がいろんな励ましの言葉をくれました。
その思いやりはありがたかったのですが、どれも心には届かないのです。
私のつらさをわかってもいないのに、勝手なことを言わないで! と、
悲しみを通り越して怒りすら湧き起こってしまうのです。
===== 引用おわり
4.
思考を変えて結果を変える
ABC理論(説明略)
5.
したいことを書き出す
===== 引用はじめ
何ができるのかわからない。だから何をしたいのかもわからないのです。そこで、無理矢理にでも「したいこと」を書き出しました。
…
病院の一階にある売店へ行きたい。みかんゼリーを買いたい。
…
ほんのちょっとしたことですが、書き出してみると
「ああ、自分にはまだやりたいことがあったんだ」と初めて気づきました。
それらを実行できると、小さな達成感が生まれます。
…
長い時間をかけて、私は遠い未来の自分に期待することができるようになりました。
強力な根拠は、小さな達成感を積み重ねてきた自分自身です。
願いを書き出すことは、私を前に歩ませるための必要な儀式になりました。
===== 引用おわり
6.
必要とされる必要性
===== 引用はじめ
一番つらかったことは何かと聞かれると、私は迷わずこう答えます。「誰からも必要とされないことです」
私はとにかく大切な人の役に立ちたかったのです。
===== 引用おわり
7.
感謝が私を強くする
===== 引用はじめ
私の願いを叶えてくれたのは、私です。私はまず、自分に素直で優しくあること、
そして誰よりも自分の味方にならなければいけないのでしょう。
自分の味方になる簡単な方法は、感謝の気持ちをもつことです。
…
感謝の気持ちを持つと、腹を立てることが格段に少なくなりました。
===== 引用おわり
8.
笑顔が自分も周りも変える
===== 引用はじめ
怒りや悲しみを、自分からも相手からも取り払うことができるのが笑顔です。思えば私を私でいさせてくれたのは、笑顔でした。
… 病室で無理やり笑っていたら、…
私の周りに、どんどん人が集まってくれたのです。
…
… 私は孤独という絶望から抜け出すことができました。
===== 引用おわり
9.
絶望を始まりとする
===== 引用はじめ
私は絶望の淵にいました。もうこれですべて終わった、生きていけないとさえ思っていました。
でも、私は今を生きています。
絶望は終わりではなく、始まりだったのです。
…
私の今日は、過去の私が願った未来です。
===== 引用おわり
この本は、何が起こったか(客観的事実)と何を感じ・思ったか(主観的事実)をバランスよく、正確に記述しており、具体的な事例でありながら、普遍的なベースを有している。
(前出)
引用:岸田ひろ実、「ママ、死にたいなら 死んでいいよ」~娘のひと言から私の新しい人生が始まった~、致知出版(2017)
案内:2017/6/8
<岸田ひろ実さんを囲む会>19:00開演、隆祥館書店(大阪中央区)
http://atta2.weblogs.jp/ryushokan/2017/05/201768-%E5%B2%B8%E7%94%B0%E3%81%B2%E3%82%8D%E5%AE%9F%E3%81%95%E3%82%93%E3%82%92%E5%9B%B2%E3%82%80%E4%BC%9A-%E4%BC%81%E7%94%BB160.html
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