講師:羽下大信(住吉心理オフィス 臨床心理士)
(1) アマチュアと専門家との区別は、決定的ではない。訓練を受けていないアマチュアでも、優れた「精神分析者」がいる。その逆もある
(2) 「状況に反応する力」というものがあって、電話相談では意識してそれを使う
(3) 「人に関わることができるだろうか」と思っている人はセンスが良い
(4) 人に関わるには、「人に関わる能力」「一人でいる能力」の両方が必要である
(5) 電話相談を通じて、力をあげるのではない。その人のもっている力を引き出すのである
(6) 聴くときには「正論・一般論は言わない」「評価・批判しない」「自分の経験を熱く語らない」
(7) 応答するときには「他人のことはわからない」「人は人を変えられない」「言ってみないとわからない」
(8) 「ドボン(互いににっちもさっちもいかなくなる)」しない、「沈没(言い合って相手か自分のどちらかが沈む)」しない、「喧嘩別れ(よりややこしくなる)」しないため、訓練する
(9) 自慢話は聞き流して早く終わってもらう。その下にトーンの違うものがあるかもしれない
(10) 「ありがとうございました」で終わる電話の真意は、「これ以上続けたくない」ということもある
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