【本の構成】 第4章 介護と終末ケア
(1) 介護とのかかわり
(2) 元気は病気の始まり、病気は元気の始まり
(3) 生と死
(4) 介護と終末ケア
(5) 介護施設のターミナルケア①
(6) 介護施設のターミナルケア②
(7) 高齢者介護と胃ろう
(8) 介護と看取り
(9) 週末ケアに関わる人々
(10) 連絡ノート
<私のメモ>
死は、死にゆく人の一人舞台ではない。
死にゆく人と送る人とが共演する舞台だと思う。
共演になった時、
死にゆく人は、死にゆく孤独から、少しだけ解放されるのではないか。そして送る人の深い悲しみが、少しだけ癒えるのではないか。
===== 引用はじめ
私の死に対する考え方は、
いつか訪れる死「亡くなる人は、残される人に悲しませない死に方を」
「残される人は亡くなる人に、悔いのない“生きる”のお手伝いを」
==== おわり
「看取る人」「逝く人」が心がけるとよいこと。
1.
看取る人
(1) チームを組む
医師・看護師・介護職の方・親族・近隣の人々その他多くの人々の協力体制が必要。
(2) 言葉
例え、判断能力が定かでない方でも、自分のことを話し合っているのは判っている。
(3) 余裕
忙しそうな行動では介護を受ける方が「申し訳ない」との気持ちになり、ストレスとなる。
(4) 笑顔
ミラーリングとなりこちらの表情は相手に映る。話をする場合には、常に笑顔で。
(5) 尊敬
認知症と言われる高齢者に対しても、常に尊敬の念を込めた態度や言葉を。
2.
逝く人
(1) 希望
希望が不明だと、特に終末期の治療で、親族として子供として悩みに悩む。
(2) 書き留める
書き留め、意思を伝達し、今後の自分の人生を修正し、自分の心を整理する。心が落ち着く。
(3) 子供や親族との普段からのコミュニケーション
自分の希望通りに実現してくれる人々との信頼関係を、普段から構築しておく。
(4) 自分が亡き後の夢
人は、亡くなった後にも親族や友人の心の中で生き続けている。素晴らしい夢を残したい。
(5) ゆっくりした時間
最後は、ゆっくりゆっくりとした時間を、過ごしたいものである。
引用:
岡島貞雄・岡島みさ子、『老いには夢を ~安心して老いをむかえるために~』、神2016戸新聞総合出版センター(2016)
0 件のコメント:
コメントを投稿