最近いただいた本である。ご縁なので読むことにした。
第1章
老いには夢がある
第2章
高齢者施設
第3章
成年後見制度と相談
第4章
介護と終末ケア
「この文章は、妻と二人で臨床的な経験により書いたものでです」とのこと。
「臨床的な経験」とあるように、経験をもとに書いてある。夫は阪神・淡路大震災後のボランティア活動、妻は介護を経験している。そして、背景には、ジェロントロジーがある。
「ジェロントロジーについて」(グローバル・ジェロントロジー・センター)
http://ggcjapan.org/?page_id=41
「経験により書いた」とあるように、この本は実践的である。「死ぬまで元気で、自分のことは自分でやるぞ」という立場では書いていない。できることなら自力で生きていければよいが、それを前提に老後を考えることは、リスキーである。
誰かに、あるいは、なにかに助けてもらいながら生きていくには、三つのことが必要だと思う。
一つ目に、「助けられる能力」が必要である。助ける方からすれば、「助けられ上手」な人は助けやすく、助けていて楽しい。
「高齢者施設」「成年後見制度と相談」「介護と終末ケア」はすべて、高齢期の困りごとを助けてくれるものである。その助けてくれるシステムといかにうまくつきあうか、学んでおくことは、たくさんある。第2・3・4章に書いてある。
二つ目に、「夢をもっていきること」が必要である。幸い長生きして、最期まで何か夢をもっていきたいものである。長生きしても、夢がないまま生きているのは、逆につらいものである。何もしないで夢を持てるものではない。第1章に書いてある。
最後に、安心していきたい。この本のサブタイトルは「安心して老いをむかえるために」である。
この本は、老後に必要な三点セット、「老後に助けられる能力」「老後の夢」「老後の安心」を提供している。
岡島貞雄・岡島みさ子、『老いには夢を ~安心して老いをむかえるために~』、神2016戸新聞総合出版センター(2016)
はじめまして。岡島貞雄と申します。最近貴殿のブログをみて一度訪問したいと思いつつ、ようやく本日投稿できることができました。
返信削除私の著書はどこで入手されたのでしょうか?引用:のところ私のなまえは貞夫ではなくて、貞雄ですので訂正のほどよろしくお願いします。
ますますのご発展を祈念いたします。
失礼しました。。お名前を訂正し、(K0215)でコメントを返しました。
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