「定年女子」研究のインタビューを続けている。
私の「インタビュー」のイメージは、「インタビュアー(インタビューする人)」が質問をし、「インタビュイー(インタビューされる人)」が答える、というのが繰り返されるというものである。ところが、そうならないことが多かった。
二つのパターがある
(1) 開始早々、ずっと話し続ける
(2) 私が質問してそれに答えるが、引き続き質問の枠から外れて話し続ける
はじめは、「ああ、この人はそういう人なのだ」と思っていたのだが、そういう人が続々と現れる。会社で仕事をしているときには、あまり出会わない人たちである。
仕事をしているときは、それに近い状態になったら、途中で話を止め、本題に戻る。しかし、今回は、原則、遮らずに聞き続けた。ただ「このまま放っておくと1時間は続きそうだ」と思って、途中で話をもとにもどすこともあった。折角貴重な時間を割いていただいている。私が何も得られなかったら、申し訳ない。
さて、
話し続けるこのパターンは、この人たちを特徴づけるものではないか、と思い至った。
何故、彼女たちは話し続けるのだろうか。二つの可能性を思いついた。
(1) インタビューを受ける者として、できるだけ情報を提供しようという、サービス精神
(2) 自分のことを話したい、聞いてほしいという気持ち
恐らく、両方がある。人によって(1)と(2)のウエイトが違う。
本人に聞いて確認したわけではない。本人に聞いたところで、意識していないので、わからないだろう。
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