2017年10月22日日曜日

(K0173) 趣味 / トライアングル理論(2) <定年後>


「定年女子」研究としてインタビュー進めているが、趣味の話が多く出るし、充実した定年後の生活には趣味が大切だという話も多かった。しかも、多彩である。
 

趣味に「4大機能」があると思った。「心が動く」「体が動く」「頭が動く」および「人とつながる」である。女性の定年後の充実感は「人のつながりの多さ」と関係し、「人のつながりの多さ」は、「趣味の多さ」とも関係しているようである。趣味を介して、人とつながり、ネットワークを増やしている。

今回調査の対象外であるが、私の経験上、男性の趣味は少なく、乏しい。代表的なものとして、「勝負事」「スポーツ」「極める」「飲み会」を挙げた。「飲み会」を趣味とは言えないだろうが、「楽しみ」として趣味に近い位置付けだろう。

 
女性の趣味でよくあるパターンとして、「多面的」「バランスがとれている」「『人のつながり』重視」「楽しむ」をあげた。女性は実に楽しそうに、趣味について語る。多くの女性は「心が動く」趣味、「体が動く」趣味をもっている(「頭が動く」は比較的少なそうである)。

一方、男性の趣味のよくあるパーンとして「集中」「かたよる」「自分本位」「頑張る」を挙げた。男性だけをみていると趣味がそれほどクローズアップされないが、女性を見ていくと、女性の趣味の特性を通じて、男性の趣味の特性が見えてくる。
 

女性の「充実感」は、趣味と大いに関係しているようである。男性の趣味が女性化していくと、充実度が増すと思う。


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