2017年10月19日木曜日

(K0171) 「話し続ける」特性・行動パターン / 「定年女子」研究インタビュー(2) <定年後>


インタビューをしているのだが、協力者(インタビュイー:インタビューを受ける人)が、話し続けるケースが多発したことについて、前回(K0170)書いた。
 

私がインタビューをお願いしているのは、「55歳以上の女性で、『私は今、充実した人生を送っている』と思っている(充実感がある)」方である。そして、彼女たちの特性・行動パターンとして「話し続ける」があるのではないか、と思うに至った。

さらに、これを逆転しても、正しいのではないかと思った。
 

「『話し続ける』という特性・行動パターンをもっている人は、充実した人生を送れる」という仮説を作ってみた。
 

論理的な帰結ではないが、けっこう当たっているだろうと思った。

(1)     インタビューを受ける者として、できるだけ情報を提供しようという、サービス精神

(2)     自分のことを話したい、聞いてほしいという気持ち
 

この二つとも、大切。
これについては、後の書き込みで触れる予定である。

 

余談を一つ。

カウンセラー資格をもっている、あるいはカウンセラーをしている人たちも、インタビューを受けてくれた。彼女たちも例外ではない。話し続ける人が多かった。インタビュアーの私は眼中になく、話し続ける。傾聴はどこにいったの?と思いながら聞いていたが、考えてみると、彼女たちは正しい、という結論に達した。

(1)     カウンセラーの立場にいる時は、傾聴するだろう

(2)     今は、インタビュイー(インタビューを受ける人)の立場にいるのだから、傾聴するのではなく、自らの想いを語る

(3)     カウンセラーだって、だからこそ、たまには誰かに話を聞いてほしい、自由に話したい

 
それでよいのだ。

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