運動で死亡リスク減 ↓
「1人で」するより、誰かと「一緒に」
===== 引用はじめ
高齢者が運動を「1人で」する場合と、家族や友人と「一緒に」する場合で、自分で感じる健康度が異なるかを検証しました。自分で感じる健康度は「主観的健康感」と呼ばれ、将来の死亡リスクを予測できることが分かっています。
高齢者の運動は、家族や友人と一緒にする方が、健康へのより大きな効果を期待できそうです。
===== 引用おわり
確かにそうなのだけれど、私は「1人で」するのが好きだ。
===== 引用はじめ
■結論
運動を1人でするのも、家族や友人と一緒にするのも、どちらも健康に良さそうである。とりわけ、家族や友人と一緒に運動する人は、1人で運動する人より、自分で感じる健康度が高く、ひいては死亡リスクが低減する(つまり長生きできる)可能性がある。
■本研究の示唆
・ 1人で運動している高齢者に対し、家族や友人と一緒に運動することを促すと、より健康に良い可能性がある。・ 少ない頻度(週に1回以下)で運動したい高齢者にとっては、家族や友人と一緒に運動することを優先すると、より健康に良い可能性がある。
・ 高齢者に運動を勧める際、運動自体の効果に加え、運動を通じた人とのつながりにも着目することが重要だろう。
===== 引用おわり
そうかな ?
「家族や友人と一緒に運動する人は、1人で運動する人より」長続きしやすい、
というなら合意する。
しかし、世の中には「一緒に運動するのが好きな人」と「1人で運動するのが好きな人」とがいて、簡単に変われるものではない。
「1人で運動するのが好きな人」を「一緒に運動」させようとすると、楽しくなかったりストレスを感じたりして、そもそも運動を止めてしまう可能性がある。そのことを考慮すると、「1人で運動している高齢者に対し、家族や友人と一緒に運動することを促すと、より健康に良い」とは言えないと思う。
そもそも、「一緒の好きな人」と「1人が好きな人」とでは、性格が違う。「一緒の好きな人」の方が、明るくポジティブであり「主観的健康感」が高いだろう。性格の話であって、運動をどのようにするかは、関係ないのではないか。
なお、「1人が好きな人」が「一緒にする」ことに慣れてくると、より明るくポジティブになり、その結果「主観的健康感」が高まる可能性はあると思う。
引用
運動で死亡リスク減 「1人で」するより、誰かと「一緒に」東京医科大学、報道発表 Press Release No:096-16-26、
JAGES
https://www.jages.net/about_jages/puress/?action=cabinet_action_main_download&block_id=1000&room_id=35&cabinet_id=95&file_id=2002&upload_id=2240
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