前回“扱われている多くは、男性の「定年後」である。盲点になっている、女性の「定年後」について少し考えてみたい”と述べた。
第一生命経済研究所が調査した。
定年後の再就職においては、男女格差があるようだ。
===== 引用はじめ
定年退職後の再就職に関する第一生命経済研究所の調査で、男性の7割近くが退職前から就職先を決めるなどスムーズに再就職しているのに対し、女性は4割にとどまっていることが2日までに分かった。1986年の男女雇用機会均等法施行後に採用された世代があと数年で60歳を迎え始める中、男女の格差があらためて浮き彫りになった。===== 引用おわり
定年女性「すぐ再就職」4割、産経新聞(2017/08/03)
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/170803/ecd1708030500002-n1.htm
図「定年後の再就職について」を転載して添付。
男女の違いという観点を中心にして考察している。
「前職と同じような仕事を続けたかったが、諦めて、別の仕事を見つけた」女性は、男性の約3・4倍だった。
===== 引用はじめ
男性は「再就職先が退職前から決まっていた」(36・8%)と「満足のできる再就職先がすぐに見つかった」(30・3%)の合計が67・1%。これに対し、女性はそれぞれ22・2%と17・8%で、合わせて40%だった。「前職と同じような仕事を続けたかったが、諦めて、別の仕事を見つけた」という女性は13・3%で、男性(3・9%)の約3・4倍。
再就職先の探し方(複数回答)では、男性では「知人・友人が紹介してくれた」(36・8%)が最多だったのに対し、女性は「ハローワークを利用した」(33・3%)が最も多かった。
===== 引用おわり同上。添付図参照
男女では、考え方や生き方が違うと思うのだが(内的環境)調査はそこには触れず、企業の対応の違いについて述べている(外的環境)。
「女性が定年まで働くこと」への企業のサポートが不十分のようだ。
===== 引用はじめ
担当者は「男社会の中で、企業は女性が定年まで働くことを想定せず、十分な情報提供をしてこなかった。女性は勤め先の紹介に頼ることができないため、自力で探さざるを得ないことが背景にある」と分析している。…
「前の勤め先が紹介してくれた」という男性は26・3%で、女性はわずか4・4%だった。
===== 引用おわり
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