昨日(1/11)受講してきた。
「ノウハウ0(ゼロ)からでも!
やる気があればできるまちづくり」
講師は、御池台校区連合自治会 戎谷悦子 会長と平見和美
事務局長。
不思議なタイトルである。
先ず、二つのことが分かった。戎谷さんは、活動経験のない主婦だったが、頼み込まれて連合自治会長を引き受けた。その時点で「ノウハウ0(ゼロ)」だった。OK。現在の活動の説明を聞き「できるまちづくり」に納得。OK。素晴らしい活動を展開されている。
おはなしを聞いても分からなかったのは「やる気があればできる」。現実は、やる気があってもうまくできないことの方が多い。しかし、御池台校区ではできている。「やる気と何かがあるからできているのではないか。その何かとは何か?」。質問状に書き説明したが、ストレートな回答はなかった。自分で考えるしかない。
私の結論は、「御池台校区には戎谷会長がいたからうまくいき、戎谷会長いないところではうまくいかない」である。ここで「戎谷会長」は固有名詞ではなく、一般名詞である。「中心になって頑張る人」といったところだ。そうすると解き明かすべきことがはっきりした。「戎谷会長」とはどのような人で、何をしたか。
以下、私の思う描いた普通名詞「戎谷会長」について述べる。実際の固有名詞「戎谷会長」に当てはまらないこともあるかもしれない。私が正確に理解できていないこともあると思う。
(1) 「戎谷会長」にはやる気がある
ここで「やる気がある」とは何か。「私はやる気があります」と言ったところで、「やる気がある」とは言えない。「達成するまでやる気がある」が「やる気がある」ならば、「やる気があれば達成する」。達成しなければ、再挑戦する。あるいは、ゴールややり方を変えて挑戦し続ける。それが「やる気がある」ということだ。
(2) 「戎谷会長」は中心に立ち続けている
私が逃げたら何もなくなる。うまくいこうが、いくまいが、中央に立ち続ける。私が嫌がったら、他の人も嫌がって逃げてしまう。中心に立ち続けてくれる人がいるから、安心して参加できる。
(3) 「戎谷会長」は、「自分がしたい」ことではなく、「他人が嫌がるが必要なこと」をしようとする
あるいは、「自分にできる」ことではなく、「他人にはできない」ことをしようとする。「一人でできる」ことでも、一人でしようとはしない
(4) 「戎谷会長」は、自分ですることにこだわらない。誰かがやる気を出してやってくれれば、それはとても良いことだ
やりがいを感じたら、人は動き出す。
(5) 「戎谷会長」は、自ら精一杯やったうえで、助けを求める
助けにきてくれる人が、現れると信じている。目的を達成することが大切なのであって、そのために助けを求めることに躊躇がない。自分から名乗り出る人はいない。「会長に言われてしかたなく」からが始めやすい
(6) 「戎谷会長」は、これぞと思った人を、一本釣りする
こちらから働きかけないと、向こうからは、なかなか、やってこない。誘われて、リーダーを見究めてから、人はついてくるのだろう
(7) 「戎谷会長」は、自分にできることをすべてやろうとし、他人から文句を言われないようにはする。しかし結果として文句を言わることもある。その時は「聞くしかない」
やれることをすべてやっているから、文句を聞けるのだろう。もしやっていないことがあったら、その自分を弁護するため、相手を攻撃する心が生まれるだろう。
(8) 「戎谷会長」は、しんどくなることもあるが、楽しもうとする
「しんどかったけれど、楽しかった」と帰ってもらいたい(殺気立つこともあるけれど…)。自ら楽しまないと、参加している人も楽しめない。
(9) 「戎谷会長」は、「お酒の席」を大切にする
ただの「交流飲み会」ではなく、行事等で疲れてクタクタになった時の「お酒の席」のようだ。もちろん、お酒は自腹である。
(10) 「戎谷会長」には、パワーがある
使命感が強いのだろう。性格的なものもあるかしれない。
(11) 「戎谷会長」は、実行する
「こうすればよいと言うが、何もしない」人、「他人がしたことを批判するだけ」の人、が多い。そのような人が何十人いても、良くはならない。
(12) 「戎谷会長」の仕事は三つ
いやなことを引き受ける。しんどいことを引き受ける。人を集める
(13) 「戎谷会長」は、長く続けている
21年間、連合会長
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