言ってはいけない言葉、こんな言葉は厳禁(被害を受けた方を傷つける言葉)
※ うっかり言ってしまう困ったアドバイスに注意!
①
がんばれ !
②
元気を出して!/あなたが元気にならないと亡くなった方が浮かばれないよ
③
泣いていると亡くなった方が悲しみますよ(悲しい時には泣いても良い。元気を失ってもいいんだという原則。「喪失」をきちんと扱っていけるようなサポートが必要)
④
命があったからよいと思って
⑤
あなたはまだまだましですよ。まだ幸せなほうじゃないですか
⑥
このことはなかったことと思ってやりなおしましょう
⑦
思ったより元気そうですね
⑧
もう〇年も経ったのにまだクヨクヨして!(非難しない)
⑨
こんなことがあったから将来はきっとよいことがありますよ(まだ、将来まで思いを馳せる段階まできていないのに…)
⑩
私ならこんな状況はとても耐えられません。/私なら生きていられないと思います(誉めているつもりでも、おめおめと生きている自分が非難されたように感じてしまう)
★ うつ状態の方には厳禁なこと
①
叱咤激励
②
無理やり気分転換の外出や旅行をすすめる
③
自分の意見を押し付ける(「こうした方が良い」などのアドバイス×)
どう声をかけたらよいかと考えると、出てきそうなフレーズばかりである。心は優しくても、被害を受けた方を傷つけてしまうことがある。考えれば考えるほど、危ない。
被害を受けた側にならないとなかなかわからないので、このように教えてもらって、その言葉を使わないようにするしかないだろう。でも、忘れてしまって、言ってしまいそうなものばかりである。
講師:(有薗博子 兵庫教育大学 臨床心理士)
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