(1) 支援に向かう前に、自分の環境を整える(=二次被害を防ぐ)
① 相手の感情を把握し、受け止められるか?
② 怒りを向けられたときの準備はできているか?
③ 自分自身の心理的問題から距離が取れているか?
④ 自分自身の感情の動きをモニターできるか?
⑤ 自分の限界を認識できるか? → 自分の役割と限界を伝える
⑥ 自分の価値観、考え方の限界を認識できるか?
⑦ 正しい情報をもっているか?
(2) スティグマを与えてはいけない
①
例:「被害を受けた人は弱い人たちだから、支援を受けるべき人たちだ
②
相談者を傷つけてしまう危険性がある=相談者への二次被害
(3) 気負ってはいけない(熱心な支援者ほど注意!!)
① 気負うと、寄り添えなくなる
② ハッスルすると、「こうしたらいい」と言ってしまったり、「私がいないと、この人はダメ」と思ったりしてしまう
③ 走るのは、本人である。代わりに走っちゃ、ダメ
④ 根掘り葉掘り聞かない。話せるだけ話してもらう。話せないのに無理に話すと、傷が残る
⑤ 十分頑張っているのに、「頑張れ」と言われると困ってしまう
⑥ 「こんなに長いことしているのに、またか」と思ったら要注意。支援するのに疲れている。 → 誰かにバトンタッチする
講師:(有薗博子 兵庫教育大学 臨床心理士)
0 件のコメント:
コメントを投稿