被害を受けた人の傷を癒すはずの相談活動は、常に二つのリスクに直面している
(1) 二次被害 逆に相談者を傷つけてしまうことがある
これについては、前回書いた
(2) 二次受傷 被害者を援助することで自分も傷つくことがある
これについては、今回描く
まずは、危険信号をキャッチしなければならない
支援者のストレスのサイン(ストレスのサインを知っておく)
①
相手の話が入ってこない感じがする
②
物事に集中できない
③
他の人の少しの言動にむっとする、他人を責めてしまいそうになる
④
少し涙もろくなったり、ひがみっぽくなる
⑤
疲れているのに眠れない
⑥
怪我をしやすい
⑦
風邪を引きやすい
⑧
気分が落ち込む
⑨
イライラする
⑩
じっとしていられない
支援者自身でケアする
①
一人で相談を抱え込まない
②
支援者のバーンアウトに注意する
③
親身になりすぎない・巻き込まれに注意する
④
支援者が、サポートするのがつらくなったら我慢しない
⑤
自分の心身に不安を感じたらケアを受ける
⑥
援助者は「隠れた被害者」でもあることを意識しておく
講師:(有薗博子 兵庫教育大学 臨床心理士)
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