OPTIM プロジェクト「緩和ケア普及のための地域プロジェクト」というものがある。
http://gankanwa.umin.jp/index.html
その目的は、
1. 地域緩和ケアプログラム>の実施前後で、がん患者の自宅死亡率、緩和ケア利用数、緩和ケアの質評価が向上するか検証すること
2. プロジェクトそのものの経過を通じて、緩和ケアの推進に取り組んでいく際に役立つ成果物や介入過程を作成すること
の二つだが、このうち二つ目が(医療関係者でない)我々に役立ちそうである。
その中から、いくつかを紹介する
A)
緩和ケアムービー(一般の方向け)
http://gankanwa.umin.jp/movies.html
我が家に帰ろう! -あなたらしいがんの療養-(フルバージョン)
我が家に帰ろう! -あなたらしいがんの療養-(ダイジェストバージョン)
B)
パンフレット等 【1.患者・家族のためのツール】
具体的な内容は、以下から閲覧してください。
http://gankanwa.umin.jp/pamph.html
よく見られる症状ごとに、症状の原因、検査、治療、生活の工夫などをパンフレットにまとめました。
【注意】医師・看護師から、患者さん・ご家族に説明していただく際にお使いいただくことを想定しています
B-1) 痛みについてのパンフレット
B-2) 痛み以外の症状についてのパンフレット
B-3) わたしのカルテ
B-4) 看取りのパンフレット
以下、詳細
B-1) 痛みについてのパンフレット
1.がんの痛みが心配なとき
痛みについて心配されているとき、痛みの治療の概要を説明するために使用してください
2.医療用麻薬(モルヒネなど)を初めて使用するとき
はじめて医療用麻薬を使用するとき、誤解を解消し服薬指導をするときに使用してください
3.定期使用の鎮痛薬を使っても痛みがあるとき
定期的に鎮痛薬を服用しても痛みが残るとき、レスキューの上手な使い方を指導するために使用してください
B-2) 痛み以外の症状についてのパンフレット
4.息切れ、息苦しさに困ったとき(呼吸困難)
5.吐き気・嘔吐があるとき(嘔気嘔吐)
6.便が出にくいとき(便秘)
7.おなかがふくれる、張るとき(腹部膨満感)
8.食欲がないとき(食欲低下)
9:からだのだるさに困ったとき(倦怠感)
10.意識が混乱したとき(せん妄)
【注意】 終末期の回復困難なせん妄の場合は、「看取りのパンフレット」の中に含まれているパンフレットを使用してください。
11.ぐっすり眠れないとき(不眠)
B-3) わたしのカルテ
診療情報を患者さんご自身が整理し管理するためのツールです。病名や病歴を記録するページ、服用している薬剤の一覧やレントゲン写真や血液検査を保存するページなどがあります。【注意】診療録や紹介状などの代わりになるものではありません。患者さんと医療関係者とのコミュニケーションツールの一つとしてご利用ください。記載内容については患者さんご自身で管理していただくとともに、療養場所や治療上の希望など、患者さんとよく話し合ってご利用ください。
B-4) 看取りのパンフレット
看取りを前提としたときのご家族へのパンフレットです。からだに起きてくる変化、苦痛が増えたときの対応(鎮静など)、回復困難なせん妄(混乱など)、自然喘鳴(喀痰がのどでゴロゴロいうこと)、輸液について、ご家族の心配にそって説明しています。【注意】医師・看護師から、患者さん・ご家族に説明していただく際にお使いいただくことを想定しています。
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