2017年6月6日火曜日

(K0038) 絶望からの脱出 / 新しい人生が始まった(12/End) <自立喪失からの脱却>


【絶望からの脱出】

1.   絶望しない

2.   自分の悲しみを救う

3.   愛する人の悲しみを救う
(1)  寄り添い、信じる
(2)  気持ちは、わからない

4.   思考を変えて結果を変える

5.   したいことを書き出す

6.   必要とされる必要性

7.   感謝が私を強くする

8.   笑顔が自分も周りも変える

9.   絶望を始まりとする

 

<各論>

【絶望からの脱出】

1.   絶望しない

 絶望とは、希望を失うこと。望みが絶えること。
 だから、希望を失わなければ、絶望しない。

 だから、希望を失わない努力をすること。その努力とは、
 ないものではなくあるものに、できないことではなくできることに目を向ける。

 絶望には、誰でも抗うことができる。
 

2.   自分の悲しみを救う

===== 引用はじめ
悲しみを救うための方法は、自分で自分を許すことだと私は気づきました。
すべては自分で選んだ道。これでよかったのだと自分を許し、肯定すること。
それには時に大きな勇気と痛みを伴います。
===== 引用おわり
 

3.   愛する人の悲しみを救う

(1)  寄り添い、信じる

===== 引用はじめ
… 気持ちはわからなくても、寄り添うことはできます。

その人の話に、余すところなく耳を傾けてください。
そしてその人が信じようとする道を、その人以上に信じてあげてください。

私たちはみんな、心の底から生まれてくる「大丈夫だ」という希望を、
大切な人に肯定してもらいたいのです。
===== 引用おわり

 
(2)  気持ちは、わからない

===== 引用はじめ
「岸田さん、歩けなくてもきっと幸せになれるから大丈夫」
「岸田さんの気持ちはよくわかる、私もつらい時期があったから」
ベッドの上にいる私に、いろんな人がいろんな励ましの言葉をくれました。

その思いやりはありがたかったのですが、どれも心には届かないのです。
私のつらさをわかってもいないのに、勝手なことを言わないで! と、
悲しみを通り越して怒りすら湧き起こってしまうのです。
===== 引用おわり

 
4.   思考を変えて結果を変える

ABC理論(説明略)

 
5.   したいことを書き出す

===== 引用はじめ
何ができるのかわからない。だから何をしたいのかもわからないのです。
そこで、無理矢理にでも「したいこと」を書き出しました。

病院の一階にある売店へ行きたい。みかんゼリーを買いたい。

ほんのちょっとしたことですが、書き出してみると
「ああ、自分にはまだやりたいことがあったんだ」と初めて気づきました。
それらを実行できると、小さな達成感が生まれます。

長い時間をかけて、私は遠い未来の自分に期待することができるようになりました。
強力な根拠は、小さな達成感を積み重ねてきた自分自身です。
願いを書き出すことは、私を前に歩ませるための必要な儀式になりました。
===== 引用おわり


6.   必要とされる必要性

===== 引用はじめ
一番つらかったことは何かと聞かれると、私は迷わずこう答えます。
「誰からも必要とされないことです」

私はとにかく大切な人の役に立ちたかったのです。
===== 引用おわり

 
7.   感謝が私を強くする

===== 引用はじめ
私の願いを叶えてくれたのは、私です。
私はまず、自分に素直で優しくあること、
そして誰よりも自分の味方にならなければいけないのでしょう。

自分の味方になる簡単な方法は、感謝の気持ちをもつことです。

感謝の気持ちを持つと、腹を立てることが格段に少なくなりました。
===== 引用おわり

 
8.   笑顔が自分も周りも変える

===== 引用はじめ
怒りや悲しみを、自分からも相手からも取り払うことができるのが笑顔です。
思えば私を私でいさせてくれたのは、笑顔でした。

… 病室で無理やり笑っていたら、…
私の周りに、どんどん人が集まってくれたのです。

… 私は孤独という絶望から抜け出すことができました。
===== 引用おわり

 
9.   絶望を始まりとする

===== 引用はじめ
私は絶望の淵にいました。
もうこれですべて終わった、生きていけないとさえ思っていました。

でも、私は今を生きています。
絶望は終わりではなく、始まりだったのです。

私の今日は、過去の私が願った未来です。
===== 引用おわり

 
 
本を読んでの、私(藤波)の感想

 この本は、何が起こったか(客観的事実)と何を感じ・思ったか(主観的事実)をバランスよく、正確に記述しており、具体的な事例でありながら、普遍的なベースを有している。

 
(前出)
引用:岸田ひろ実、「ママ、死にたいなら 死んでいいよ」~娘のひと言から私の新しい人生が始まった~、致知出版(2017)

案内:2017/6/8 <岸田ひろ実さんを囲む会>1900開演、隆祥館書店(大阪中央区)
http://atta2.weblogs.jp/ryushokan/2017/05/201768-%E5%B2%B8%E7%94%B0%E3%81%B2%E3%82%8D%E5%AE%9F%E3%81%95%E3%82%93%E3%82%92%E5%9B%B2%E3%82%80%E4%BC%9A-%E4%BC%81%E7%94%BB160.html

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