2020年3月31日火曜日

(K1066)  移動車による巡回販売 / 上郷ネオポリスの挑戦(2) <地域の再構築>

 
☆☆
「高齢者が介護や医療を受ける側として『私たちのためになんでもやってくれ』という行政依存型では立ちいかなくなる。動ける高齢者が行動しなくては」。移動車販売で、団地に失われていたにぎわいも戻りつつある
☆☆
 
 当社(=大和ハウス工業)が1970年に開発を始めた郊外型戸建住宅団地「上郷ネオポリス」は、1972年の販売開始から40年以上経過し、高齢化率は約50%の団地となり、人口減少や度重なる店舗の閉店等、様々な社会課題が山積し、その課題解決に向けた取り組みが必要となっています。
 そのような中、2014年より当社は住民との意見交換を開始し、 … 第一種低層住居専用地域においてコンビニエンスストアの建設が可能となり、コンビニエンスストア併設型のコミュニティ施設「野七里テラス」を開発することとなりました。
 この「野七里テラス」について、(K1064)で書きました。
 
 さて、「施設をつくるだけでは、家にこもりがちで悩みを抱える高齢者や家族を十分ケアできない」。それに対応するものとして、「株式会社ローソンは、当施設を拠点とした移動販売も201911月以降に開始する予定です。移動販売先では地域住民から募集したボランティアが、高齢者などの買い物客のサポートを行います」。
 現時点では、既に開始されています。その効果は、
 
(1)  移動車が来ると、住民がぞろぞろと家から出て集まってきた。顔を見知っている程度で交流もなかった住民同士が何とはなしに会話を始め、やがて井戸端会議に。
(2)  戸外で交流を始めた高齢者が、今度は子供やその家族など若い世代とふれあう光景見られるようになった。団地に失われていたにぎわいも戻りつつある。
 
 「高齢者が介護や医療を受ける側として『私たちのためになんでもやってくれ』という行政依存型では立ちいかなくなる。動ける高齢者が行動しなくては」(上郷ネオポリスまちづくり協議会の座長、吉行信幸さん(72)

 <出典>
23.お買い物を便利に」
https://www.city.yokohama.lg.jp/sakae/kusei/kucho/sakae_kirakiratsusin/kirakiratsusin23.html


団地の交流広げ 新たな見守り
【どうする福祉】 産経新聞(2020/03/23)
 





2020年3月30日月曜日

(K1065)  カテゴリー別ケア体験・困っていることの一覧 / 認知症ちえのわネット(2) <認知症>

 
☆☆
カテゴリー「物忘れ」「幻覚・妄想」「怒りっぽい・興奮・暴力」「睡眠障害」「徘徊・道迷い」「自発性低下・うつ」「拒絶・拒否」「落ち着かない行動・不安・焦燥」「食事、排泄、入浴の問題」「その他」に分類
☆☆
 
A)   カテゴリー別ケア体験


1.   カテゴリーとしては、10
2.   見方は、3通り
2.1.  カテゴリー別ケア体験
2.2.  ケア体験を集計!
2.2.1. 分類
2.2.2. 項目
2.3.  「場所」と「時間」での集計
2.3.1. 「場所」
2.3.2. 「時間」
 
B)   困っていることの一覧
 

【展開】

A)   カテゴリー別ケア体験
 
1.   カテゴリーとしては、10
1.1.  物忘れ
1.2.  幻覚・妄想
1.3.  怒りっぽい・興奮・暴力
1.4.  睡眠障害
1.5.  徘徊・道迷い
1.6.  自発性低下・うつ
1.7.  拒絶・拒否
1.8.  落ち着かない行動・不安・焦燥
1.9.  食事、排泄、入浴の問題
1.10. その他
 
2.   見方は、3通り

2.1.  カテゴリー別ケア体験
   タイトル(おきたこと)
   投稿者
   閲覧数
   原因疾患
   投稿日
 
2.2.  ケア体験を集計!
 
2.2.1. 分類
   すべて、男性、女性
   アルツハイマー、血管性、レビー、前頭側頭、水頭症、不明、その他
   無、認定中、支援1、支援2、介護1、介護2、介護3、介護4、介護5
 
2.2.2. 項目
   おきたこと
   対応方法
   合計件数
   奏功確率
 
2.3.  「場所」と「時間」での集計
 
2.3.1. 「場所」
  
   施設・病院
   外出
 
2.3.2. 「時間」
朝 : 起床、身支度、朝食
日中: 昼食、おやつ、余暇、仕事、デイケア(サービス)、家事、買い物
夜 : 入浴、夕食、就寝
 
B)   困っていることの一覧
   タイトル(困っていること)
   投稿者
   閲覧数
   投稿された
   対応方法数
   投稿
 

<出典>
認知症ちえのわネット
https://chienowa-net.com/

2020年3月29日日曜日

(K1064)  野七理テラス / 上郷ネオポリスの挑戦(1) <地域の再構築>

 
☆☆
20171月に実施した全住民を対象とした「第1回全戸住民意向調査」では、「買い物・交通の不便」や「高齢者の見守りや支え合い」等のニーズが浮き彫りになったため、当社はコミュニティ拠点計画の策定を開始
☆☆ (注)当社=大和ハウス工業
 
 「上郷ネオポリス」において、コンビニエンスストア併設型のコミュニティ施設「野七里テラス」をオープンさせ、新たな施設運営の実証を行うこととなりました。
 
1.   上郷ネオポリス
2.   「野七里テラス」の実証内容
3.   コンビニエンスストア併設のコミュニティ施設「野七里テラス」
3.1.  コミュニティスペース「イマテラス」
3.2.  コンビニエンスストア「サチテラス」(ローソン上郷野七里テラス店)
4.   サテライト拠点「和(なごみ)テラス」
5.   「仕掛け」づくり
 
 
【展開】

1.   上郷ネオポリス
   横浜市栄区の戸建て団地
   900世帯、約2,000
   65歳以上の高齢者が半数に上り、約20戸が空き家とみられる
   団地内にコンビニエンスストア併設のコミュニティ施設「野七里テラス」をつくった
 
2.   「野七里テラス」の実証内容
   多世代コミュニティの形成
   住民主体の施設運営・管理により新しいサービスと生きがい創出
   高齢者や子育て層などに就労の場を提供
 
3.   コンビニエンスストア併設のコミュニティ施設「野七里テラス」
 「野七里テラス」は、「上郷ネオポリス自治会館(以下:自治会館)」と公共のバス停に隣接し、イベントなどを開催する際は、自治会館と一体で利用できる配置にしています。


 
3.1.  コミュニティスペース「イマテラス」
 コミュニティスペースには、屋外のベンチも含め40席以上を設け、高齢者から子どもまで地域住民の誰もが気軽にくつろげる憩いの空間としました。
 
3.2.  コンビニエンスストア「サチテラス」(ローソン上郷野七里テラス店)
 食料品や日用品はもちろん、地元野菜やオリジナルワインなど店舗独自の商品も取り揃え、地域住民の生活利便性の向上を図ります。店長を含めた従業員は、地域住民を中心に雇用し、「上郷ネオポリス」内に就労の場を提供します。
 
4.   サテライト拠点「和(なごみ)テラス」
 「和テラス」では、「野七里テラス」運営の実証事業の拠点として、ボランティアの研修活動を行うほか、住まいをはじめ生活に関する相談窓口を設け、誰もが安心して相談できる環境を整備するとともに、地域住民の暮らしに役立つ情報を発信し、信頼できるパートナーとしてまちの再生に寄与していきます。
 
5.   「仕掛け」づくり
 施設をつくるだけでは、家にこもりがちで悩みを抱える高齢者や家族を十分ケアできない。そこで上郷ネオポリスまちづくり協議会の座長、吉行信幸さん(72)らが「仕掛け」を考えた
 
 続く
 
<出典>
団地の交流広げ 新たな見守り
【どうする福祉】 産経新聞(2020/03/23)
 
大和ハウス工業 News Release 2019/10/29
https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/201910292753/_prw_PR1fl_Mnxgr1is.pdf


2020年3月28日土曜日

(K1063)  トップ・ページ / 認知症ちえのわネット(1) <認知症>

 
☆☆
認知症の人に対して現在、提案されている様々な対応法や声かけ法がどの程度有効なのかについて、インターネットを利用して全国的に大規模調査する。ある時点でなく、継続的に調査し続けるというスタイルをとった
☆☆
 
 「認知症ちえのわネット」のトップ・ページを見ていきます。
https://chienowa-net.com/
 
 まず、何を目的とするサイトかというと、
===== 引用はじめ
 皆さんの体験が、誰かのためになる!!
 認知症ちえのわnetとは、認知症の人におこる様々な症状に対する対応法の「うまくいく」確率を公開するサイトです。
 皆さんのケアの体験を投稿してください。
 過去の投稿とよく似たケアの体験・対応法でもかまいません。
 コンピュータが自動集計しますので、気軽にご投稿下さい。
 よりよい対応法をみんなで見つけましょう。
 このサイトは、日本医療研究開発機構(AMED)の認知症研究開発事業の支援を受けて開設しています。
 現在の登録利用者数  4,134
===== 引用おわり(閲覧は、2020/03/27
 
 大きく分けると、5つのパートからなるようです。
1.   「認知症ちえのわネット」の説明
2.    体験の共有
3.    最新情報
4.    認知症に関する基本的知識
5.    その他
 
 
【展開】

1.   「認知症ちえのわネット」の説明
1.1.  皆さんの体験が、誰かのためになる!!
1.2.  はじめての方へ
1.3.  利用者登録
1.4.  研究代表者のご挨拶
 
2.    体験の共有
 
2.1.  カテゴリー別ケア体験
2.1.1. 物忘れ
2.1.2. 幻覚・妄想
2.1.3. 怒りっぽい・興奮・暴力
2.1.4. 睡眠障害
2.1.5. 徘徊・道迷い
2.1.6. 自発性低下・うつ
2.1.7. 拒絶・拒否
2.1.8. 落ち着かない行動・不安・焦燥
2.1.9. 食事、排泄、入浴の問題
2.1.10.  その他
 
2.2.  ケア体験
2.2.1. ケア体験の投稿
2.2.2. ケア体験の一覧
 
2.3.  対応方法を教えて
2.3.1. 困っていることを投稿する
2.3.2. 困っていることの一覧
 
3.    最新情報
3.1.  新着のケア体験
3.2.  最新ニュース
3.3.  メールマガジン
 
4.    認知症に関する基本的知識の整理
4.1.  認知症とは
4.2.  認知症 知って安心!症状別対応ガイド
4.3.  みまもりつながりノート
4.4.  BPSD 予防法マニュアル
4.5.  認知症対応方法 発見チャート
4.6.  認知症ちえのわnet Facebook
 
5.   その他
 
5.1.  サポート
5.1.1. ヘルプ
5.1.2. お問い合わせ
5.1.3. サイトマップ
 
5.2.  運営情報
5.2.1. 認知症ちえのわnet関係者一覧
5.2.2. 個人情報保護方針
5.2.3. 認知症ちえのわnet利用規約


2020年3月27日金曜日

(K1062)  目の健康保ち 認知症を予防 <認知症><体の健康>

 
☆☆
視力低下や目の病気と認知機能の間に関連がある。シニアが気をつけるべき目の病気として、白内障、緑内障、加齢黄斑変性がある(白、緑、黄)。早期発見・治療で進行を遅らせたり、一定の改善を目指すことができる
☆☆
 
1.   視力と認知機能とには関連がある
1.1.  緒方奈保子教授の研究
1.2.  大鹿哲郎教授の研究
1.3.  日常情報の8割以上の情報
 
2.   シニアが気をつけるべき目の病気
2.1.  白内障
2.2.  緑内障
2.3.  加齢黄斑変性
 
3.   早期発見・治療
3.1.  正常な目でカバーしてしまう
3.2.  治療は大きく進歩している
3.3.  光干渉断層計(OCT)で発見できる
3.4.  病気についてよく知ることも重要だ
 
【展開】
 
1.   視力と認知機能とには関連がある

1.1.  緒方奈保子教授の研究
 視力0.7未満の視力不良の人は、視力が良好な人に比べ、認知症の患者が2~3倍多い。

1.2.  大鹿哲郎教授の研究
 白内障の手術後の視力回復に伴って認知機能も改善した。

1.3.  日常情報の8割以上の情報
 眼球が、日常情報の8割以上を得ている。
 
2.   シニアが気をつけるべき目の病気
 「白、緑、黄と色で覚えてもらえれば」

2.1.  白内障
 60歳以上では8割、80歳以上ではほぼ100%の人に症状がある。その一方、手術などの治療により劇的な回復もみこめる。

2.2.  緑内障
 眼圧の上昇により発症するケースが多いが、正常範囲内の数値でありながら発症する正常眼圧緑内障もあり、日本人にその割合が多い。

2.3.  加齢黄斑変性
 主に50代以上の人が発症するもので、網膜の中心部の黄斑に障害が起こる。一番見たい中心部が見えないため、例えば、料理で野菜を切るときに切ろうとする部分が見えずに周りだけ見えるという、つらい状態になる。
 
3.   早期発見・治療

3.1.  正常な目でカバーしてしまう
 片方の目が正常な場合、そちらでカバーされてしまい、気づかないことが多い。症状を自覚したときには進行しているケースも多い。

3.2.  治療は大きく進歩している
 早期発見・治療で進行を遅らせたり、一定の改善を目指すことができる。

3.3.  光干渉断層計(OCT)で発見できる
 現在、多くの眼科にある光干渉断層計(OCT)と呼ばれる検査機器を使えば、従来の眼底検査で分からなかった初期段階の緑内障や加齢黄斑変性を発見することができる。

3.4.  病気についてよく知ることも重要だ
 病気について調べ、治療の継続の重要性も理解したうえで治療に入ってほしい。
 
<出典>

目の健康保ち 認知症を予防
産経新聞(2020/03/23)

2020年3月26日木曜日

(K1061)  産業ケアマネジャー <介護>

 
☆☆
働きながら親の介護をする人が増える中、介護と仕事の両立に向けて助言する「産業ケアマネジャー」を導入する企業が増加。社員は望まない介護離職を避けることができ、企業には人材の維持につながるメリットがある
☆☆
 
 東京海上日動ベターライフサービスの「産業ケアマネジャー」資格は、ケアマネの公的資格を持ち、社内試験に合格した人が認められる。契約企業でセミナーやハンドブックの作成を担当し、社員の相談に乗る。
 
 企業の専門知識に加え、企業が独自に設けた支援制度にも詳しい。「産業医」の介護版だ。
 
 「一人で抱え込まず、勤務先の支援制度を知って、介護保険とともに活用してほしい」
 
 東京海上日動ベターライフサービスが提供する「産業ケアマネジャー相談サービス」の特徴は、

■ 対面もしくは、遠方の方へはテレビ電話で相談対応いたします(ご相談時間:50分/回)。
※テレビ電話相談の際は、インターネット接続環境をご準備ください。
■ 事前に相談したい内容をご提出いただく事で、相談日当日にはより詳しい回答ができます。

■ 貴社の介護支援制度を踏まえたアドバイスをいたします。

■ ご相談者の承諾があれば、人事部内に対して相談内容の共有が可能であり、実態把握や介護離職防止の観点から有効です。
 
<出典>
仕事と介護 産業ケアマネ支援
産経新聞(2020/03/13)
 
産業ケアマネジャー相談サービス(東京海上日動ベターライフサービス)
https://www.tnbls.co.jp/solution/caremanager.html