2018年2月4日日曜日

(K0279) 「尊厳生」とは何か <インクルーシブ社会>


 「尊厳死」という言葉がある。

しかし、私は、どう死ぬかではなく、どう生きるかに関心をもっている。
 
「尊厳死」ではなく、「尊厳生」を大切にしたい。
「尊厳生」が終わった時、結果として「尊厳死」がある。


 「尊厳生」を次のように定義したい。

  自立したいと思う人が
  必要な支援を得て
  可能な範囲で自立を実現し、
  本人が「これで良い」としている
生き方


解説を追記すると、
 

「尊厳生」とは、

  自立したいと思う人が
    … 自立したいと思わない人には、「尊厳生」はない

  必要な支援を得て
    … 支援を受けても、自立と言える

  可能な範囲で自立を実現し、
    … 理想を追うのではなく、現実を直視する

  本人が「これで良い」としている
    … 良いかどうかは、本人が決める

 

以下、ご参考

  「尊厳死」

コトバンクによれば、「尊厳死」は、次のように定義されている

  知恵蔵:尊厳死は過剰な延命措置をせず、人間の尊厳を保ちながら命を終えること

  日本尊厳死協会:患者が『不治かつ末期』になったとき、自分の意思で延命治療をやめてもらい安らかに、人間らしい死をとげること

  デジタル大辞泉:人間としての尊厳を保ったままで命をまっとうすること

  百科事典マイペディア:本人が事前に自らの意志で単なる延命のための治療を拒否すること

 

  尊厳生

上記4つの定義の延長線上で、「尊厳生」を定義すると、次のようになるのではないか

  過剰な延命措置をせず、人間の尊厳を保ちながら生きること

  患者が『不治かつ末期』になったとき、自分の意思で延命治療をやめてもらう生き方

  人間としての尊厳を保ったまま生きること

  本人が事前に自らの意志で単なる延命のための治療を拒否する生き方


キーワードは、2つある。

  延命治療しない

  尊厳を保ちながら生きる
 

「尊厳」とは何かを、はっきりさせなければならない。


コトバンクによれば、「尊厳」の意味は、次のとおりである

  デジタル大辞泉:とうとくおごそかなこと。気高く犯しがたいこと。また、そのさま

  大辞林:尊くおごそかで侵しがたい・こと(さま)


 
どうも、はっきりしない。

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