2017年7月16日日曜日

(K0076)  高齢者の生き方と逝き方 <健康><臨死期>


平成29年度「こころの日」講演会
  日時:平成29年7月15日(土)14:30~16:30
  場所:あすてっぷKOBE2階セミナー室1・2

講演「健康長寿に振り回されない高齢者の生き方と逝き方」
講師:石橋 文信 氏
   医学博士 循環器科専門医 心療内科医 男性更年期外来担当
   大阪大学人間科学研究科 未来共創センター招へい教授

主催:神戸市、日本精神科看護協会兵庫県支部
 

私のメモより

(1)  高齢化問題の解決は簡単にできる。日本老年学会が言うように、高齢者の定義を65歳から75歳に引き上げればよい。高齢化率は26.0%から12.5%に激減し、問題は解決する

(2)  OECD各国の成人の自己申告によれば、アメリカ人の90%は「私は健康だ」と言い、「私は健康だ」という日本人は30%にすぎない。高齢者がふらつくと、日本人は「病気だ」と言い、アメリカ人は「年のせいだ」と言う。自己申告での健康を増やすのは簡単だ。「自分は健康だ」と思えばよい

(3)  医師がいなければ安らかに死ねる。医師がいると、救急車が呼ばれ、心臓マッサージをされ、点滴され、チューブにつながれて、苦しみながら死なねばならない

(4)  女性は死後3日以内に発見される可能性が高いが、男性は白骨化してから発見されることが多い。3日というのは、腐る前ということだ。孤独死を嫌がっているようだが、腐る前ならいいじゃないか

(5)  孤独死の嫌な男性は、既婚なら、妻に逃げられないようにしなさい。一人暮らしなら、地域のコミュニケーションを密にしなさい

(6)  無理に食べると、胸水・腹水がたまり、痛くなり、痛い思いをして何度も水を抜いてもらうことになる。食べなければ、胸水・腹水がたまらないので痛くない。5日ほどで安らかに死ねる

(7)  塩分を摂るなという。世界で一番塩分をとっている日本人が、一番長生きしている。塩分を摂るなと言いながら、熱中症にならないためにミネラルを摂れという。塩分をとらないと熱中症になってしまう。薄味は不味い。食べられなくなったら、濃い味で少量を美味しく食べればよい

(8)  日本の人口は世界の2%だが、世界の30%の薬を消費している。のみすぎている。タミフルは、世界の7割を日本で消費している。薬は毒であり、その毒を肝臓と腎臓が解毒する。解毒能力の低い高齢者が多量の薬をのんでいる。年をとったら薬を減らさねばならない。減らせる

(9)  高齢期の生き方としては、①プライドを捨てよ、②新しい人生を生きよ、③コミュニケーション能力が大切

(10)「農村ボランティア」をお勧めする(添付)


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