2017年7月30日日曜日

(K0090) ロボティックベッド / 高齢化対応のAI・ロボット(2) <その他>


 「ロボティックベッド」が面白い。それは何か。言葉で説明するより、動画を見るのが早い。
https://www.youtube.com/watch?v=InNkUUCmkq4

 印象としては、ロボットというイメージは薄い。私なら「ベッド変身可能型電動車いす」と名付ける。機能を正しく表せていると思う。ただし、この名前で売れるかどうかは、別の問題であり、商品名としては「ロボティックベッド」が良いような気もする。
 

 「ロボティックベッド」のコンセプトがなぜ良いかは、次の「トランスファーアシストロボット」の動画と比較するとわかりやすい。
https://www.youtube.com/watch?v=LBMJCI-FzrM

こちらの方が「ロボット」っぽい。

 
「パナソニックが介護ロボットの開発戦略を進化させている。ベッドから高齢者などを車いすに移動させるため、当初は人の背丈ほどある双腕型のロボットを想定していたが大きすぎるなどの理由で断念。安全性や価格、使い勝手など現場での使いやすさを追求した結果、6月から発売するのがベッド型の「リショーネ」だ。日本が主導した生活支援ロボットの国際安全規格の認証も取得している。」(2014/5/19の記事)

(添付写真は、このサイトより)

一つ目の動画が、ベッド型の「リショーネ」で、二つ目の動画が、双腕型のロボットである。目的は共通で「ベッドから高齢者などを車いすに移動させるため」である。なお、「リショーネ」は、「離床」の名前の通り、中重度の要介護者が寝たきりにならず、ベッドから車いすに移動するのを楽にし、自立を支援し移動の自由を手に入れてもらおうというもの。価格は約100万円。
 

開発チームが「ヒト型にこだわるのはやめよう。現場の意向を最大限に取り込もう」と軌道修正したことから、進化したものだ。「日本の大手メーカーが考えられる技術をすべて盛り込み、介護現場を技術力をアピールするショールームにする時代は終わった。リショーネにロボットの面影はもはやない。地味な介護機器だ。それはパナソニックの本気度を示す」(出典同上)

 

私が長生きでき、順調に?老化を迎えるとしたら、そのころには、介護施設は団塊の世代で満員、自宅で死を迎えるしかない世の中になっていると思う。そのとき、周囲への迷惑を少なくするためには、このような製品が役立つだろう。

 


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