【 遠い死 ・ 自殺 】「自殺するのは本人が弱いからだ」という偏見もあれば、遺族には自殺を防げなかったという悔恨や自責の念もある。自殺という個別の死を、他者には理解してもらえないという諦めもあろう。
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自殺の特徴
(1)
「自殺するのは本人が弱いからだ」という偏見もあれば、
(2)
遺族には自殺を防げなかったという悔恨や自責の念もある。
(3)
自殺という個別の死を、他者には理解してもらえないという諦めもあろう。
(4)
肉親の自殺を話せる人が少ないのは当然であり、ここにも遺族の沈黙がある。
===== 引用はじめ
自殺との共通性
同じように実感できない死がある。2万1081人。これは昨年、自ら命を絶った人数である。コロナ禍によって女性や若者の自殺が増えたため、一昨年から増加に転じた。
社会がその規模の大きさを自覚しづらい構造は、コロナと相似している。「自殺するのは本人が弱いからだ」という偏見もあれば、遺族には自殺を防げなかったという悔恨や自責の念もある。自殺という個別の死を、他者には理解してもらえないという諦めもあろう。肉親の自殺を話せる人が少ないのは当然であり、ここにも遺族の沈黙がある。
… こうした現実が延々と変わらないのは、実感を社会が共有できていないからと思われる。
===== 引用おわり
<その他参考URL>
コロナで深まる孤独 求められる周囲の「気付き」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce70fb8cc75cd89a2b4e6d5d4a2b7f784e1ea6c7
<出典>
【タイトル】 遺族の「沈黙」を直視すべきだ コロナ死1万8000人超に
【新聞】 産経新聞(2021/11/02 夕 ) 「西論+」 (NISHILON PLUS)
【タイトル】 積み上がる死、コロナと自殺の共通性 大阪編集長・徳永潔
【URL】 https://www.sankei.com/article/20211027-5P6B6L2K4NKBFGIN77IZK3YDHE/
【発信者】 徳永 潔
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