2021年11月8日月曜日

(K1652) 「語られない、遠い死」を考える[B] 自殺

 【 遠い死 ・ 自殺 】「自殺するのは本人が弱いからだ」という偏見もあれば、遺族には自殺を防げなかったという悔恨や自責の念もある。自殺という個別の死を、他者には理解してもらえないという諦めもあろう。


 

「語られない、遠い死」を考える[A] コロナ死

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「語られない、遠い死」を考える[C] 水俣病

「語られない、遠い死」を考える[D] 欠かせないもの

 

 自殺の特徴

(1)       「自殺するのは本人が弱いからだ」という偏見もあれば、

(2)       遺族には自殺を防げなかったという悔恨や自責の念もある。

(3)       自殺という個別の死を、他者には理解してもらえないという諦めもあろう。

(4)       肉親の自殺を話せる人が少ないのは当然であり、ここにも遺族の沈黙がある。

 

===== 引用はじめ

 自殺との共通性

 同じように実感できない死がある。21081人。これは昨年、自ら命を絶った人数である。コロナ禍によって女性や若者の自殺が増えたため、一昨年から増加に転じた。

 社会がその規模の大きさを自覚しづらい構造は、コロナと相似している。「自殺するのは本人が弱いからだ」という偏見もあれば、遺族には自殺を防げなかったという悔恨や自責の念もある。自殺という個別の死を、他者には理解してもらえないという諦めもあろう。肉親の自殺を話せる人が少ないのは当然であり、ここにも遺族の沈黙がある。

 … こうした現実が延々と変わらないのは、実感を社会が共有できていないからと思われる。

===== 引用おわり

 

<その他参考URL

コロナで深まる孤独 求められる周囲の「気付き」

https://news.yahoo.co.jp/articles/ce70fb8cc75cd89a2b4e6d5d4a2b7f784e1ea6c7

 

<出典>

【タイトル】 遺族の「沈黙」を直視すべきだ  コロナ死18000人超に

【新聞】 産経新聞(2021/11/02 ) 「西論+」 (NISHILON PLUS

【タイトル】 積み上がる死、コロナと自殺の共通性 大阪編集長・徳永潔

URL】 https://www.sankei.com/article/20211027-5P6B6L2K4NKBFGIN77IZK3YDHE/

【発信者】 徳永 潔

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