【 遠い死 ・ 水俣病 】「60年間、一言も自分の思いをしゃべれない人が、この世には存在する」「本当に苦難を背負った人の多くは、充分に、あるいは、まったく、その苦しみや悲しみを語ることはできない」
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水俣病について
(1)
「60年間、一言も自分の思いをしゃべれない人が、この世には存在するということです」
(2)
「本当に苦難を背負った人の多くは、充分に、あるいは、まったく、その苦しみや悲しみを語ることはできない。(中略)つまり、水俣病の現実、その全体像を、私たちは知り得ない」
===== 引用はじめ
語られない苦しみ
沈黙から思い浮かべるものが、もう一つある。
…
水俣病を描いた代表的作品には、石牟礼道子氏が描いた「苦海浄土」がある。5年前に対談したという批評家、随筆家の若松英輔氏は「60年間、一言も自分の思いをしゃべれない人が、この世には存在するということです」という石牟礼氏の言葉に強い印象を受けたと著書で述べ、こう続けている。
「本当に苦難を背負った人の多くは、充分に、あるいは、まったく、その苦しみや悲しみを語ることはできない。(中略)つまり、水俣病の現実、その全体像を、私たちは知り得ない」
===== 引用おわり
<出典>
【タイトル】 遺族の「沈黙」を直視すべきだ コロナ死1万8000人超に
【新聞】 産経新聞(2021/11/02 夕 ) 「西論+」 (NISHILON PLUS)
【タイトル】 積み上がる死、コロナと自殺の共通性 大阪編集長・徳永潔
【URL】 https://www.sankei.com/article/20211027-5P6B6L2K4NKBFGIN77IZK3YDHE/
【発信者】 徳永 潔
※
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