前回(K0141)、「人生100年時代」のライフサイクル・モデル1を示した。
対象は、0~100歳の人生であった。
これを変形した、「人生100年時代」のライフサイクル・モデル2(A)を提唱する。
「概ね0~60歳の第一の人生」と「概ね40~100歳の第二の人生」二つの人生からなる。(添付図参照)
通常は、第一の人生が終わった後、第二の人生が始まると考える。
しかし、ここでは、第一の人生が終わる前に、第二の人生が始まる。
「概ね40~60歳」の期は、
「第一人生」の最後であるとともに「第二の人生」の最初である。
すなわち、この時期には、二つの人生を並行して生きている。
「第一の人生」は、すべての人が過ごしている。しかし、「第二の人生」は、確立できた人と、確立できなかった人とがいる。「第二の人生」は自然発生的に生じるものではなく、意図的に作り上げるものである。「人生を完結する」とは、「第二の人生を確立」することだと考える。それができないと、人生は「第一の人生」と「中途半端な残りの時間」で終わってしまう。
この「中途半端な残りの時間」で終わってしまう寂しい人が、たくさんいる。
「第二の人生を確立」するためには、
(1) 「第一の人生」を終わらせる
そのためには、「第一の人生」を生き切ること。これ以上できないぐらいに仕事に専念すれば、終わったときに未練が残らない
(2) 「概ね40~60歳」の時期に、「第二の人生」を立ち上げる
そのためには、「中年の危機」において、「これからすること」ばかりではなく、「これまでにできなかったこと」に注目し、大切にすること
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