65歳以上の高齢者の認知症患者数は、今後、加速度的に増える。
根拠は、
① 高齢になるほど、認知症患者の有病率が高くなる
② 認知症者=高齢者数×認知症有病率
③ 「わが町」では、今後、高齢者数が、ますます増える
④ 「わが町」では、今後、高齢者の高齢化が進み(高齢者の平均年齢が高くなり)、
認知症有病率が高くなる
⑤ つまり③と④の両方の影響が重なり、認知症患者数は、加速度的に増えていく
(注)「わが町」とは、私(=藤波)が今住んでいる場所である。「わが町」の認知症患者数は、全国平均よりさらに加速的に増えそうである(正確な数字は抑えていないが、傾向としては間違いないと思う)。
以下は、基本情報。
===== 引用はじめ
平成37(2025)年には65歳以上の認知症患者数が約700万人に増加
65歳以上の高齢者の認知症患者数と有病率の将来推計についてみると、平成24(2012)年は認知症患者数が462万人と、65歳以上の高齢者の7人に1人(有病率15.0%)であったが、37(2025)年には約700万人、5人に1人になると見込まれている(図1-2-12)。
===== 引用おわり
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/gaiyou/s1_2_3.html
(注)有病率が増加するのは、「高齢者の高齢化」が主な原因だろう。
これは、全国の総合計である。しかし、地域差は当然ながら、非常に大きい。だから、「わが町」がどうなるかは、「わが町」の認知者数を推計しないと、わからない(だから、対策も打てない)。推計方法が分かり、基本データが手に入れば、この問題を打破できる。
推計方法:
年齢層ごとに次の計算をして、(各年齢層の人口)×(各年齢層の認知症別有病率)
それらを総合計すると、認知症患者数を計算できる。
どのように将来推計するかというと、
(1) 「わが町」の現在の(各年齢層の人口)がわかれば、死亡率qxを使って、将来の(各年齢層の人口)を推計できる。転入・転出の予想を加味できれば、より正確になる
死亡率qxについては、以下を参照。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life15/dl/life15-08.pdf
(2) 現在分かっている(各年齢層の認知症別有病率)が今後も同じであると仮定するなら、福岡県久山町研究のデータを使って将来推計できる。なお、認知症有病率が、糖尿病有病率の増加により上昇すると仮定すれば、認知症者数は、さらに増える
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/gaiyou/s1_2_3.html (採録)
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