以前に次のような内容を書いた。
(K0282) してはいけない支援(1) いたれりつくせり <インクルーシブ社会>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2018/02/k0282-1.html
そっくりそのままの事例が紹介された。
===== 引用はじめ
高齢者に至れり尽くせり
川崎市 介護職 68週に3、4日、老人ホームで働いています。ホームでは、入居者にけがをさせないように、周りのことをほとんど介助者が行っています。食事だけでなく、洗濯も掃除もすべて介助者が行う環境は、本当に良いのでしょうか。
高齢者の自由も奪ってように思います。歩ける人にも「危ないから、歩いちゃダメ」となり、入居者が「ここは、自分で掃除をする範囲」と思っていても、スタッフがきれいにしてしまいます。決して自由ではありません。
食べたくなくても、食べなければならず、お茶を飲みたくなくても飲まされ、何もしなくていい。家族にはホッとする内容かもしれませんが、本人には生きがいのある日常ではないかと思います。
家族との軋轢はあるかもしれませんが、高齢者が自分にできる身の回りの仕事を積極的にさせるべきだと思います。
===== 引用おわり
産経新聞(2018/02/17)
確かに、これは好ましくない老人ホームだと思う。しかし、老人ホームにそれを変えろとは言えない。法律に反することはしていない。
このような老人ホームもあるが、そうでない老人ホームもある。
問題は、そのような老人を選んだ人の側にあると思う。
避けるには、
(1) 「至れり尽くせり老人ホームは避けよう」という意思をもつこと
(2) 子どもまかせにしないこと(子どもは、至れり尽くせり型が好き)
(3) そのためには、元気なうちに自分で決めること
(4) 事前によく調べること。できれば、体験入所して確認すること
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