様々な「高齢者向けレクリエーション」を準備している老人ホームが多い(事例を後で示す)。
代表的なパターンで示すと、
・ゲームのレクリエーション
・クイズ・脳トレのレクリエーション・遊び・運動のレクリエーション
・歌・音楽のレクリエーション
・ストレッチのレクリエーション
など。
共通して「楽しさ」を追求している。さらに「脳によい(認知症対策)」「体によい(フレイル対策)」をも追求しているものもある。これらの活動は有意義であり、必要だ。ただ、これだけでは十分でない。
というのは、施設によって違うが、必ずしもレクリエーションへの参加率は高くない。他の人と関わらず一人でいたいという人が出てこないのはわかる。そういう理由でなく、出てこない人もいるようだ。その人たちにとって、与えられたレクリエーションは楽しくなく、ときに苦痛にもなる。
三種類の入居者がいる。
① 楽しくて、レクリエーションに出てくる人
② 他の人と関わらず一人でいたいから、レクリエーションに出てこない人
③ 楽しくないから、充たされないから、レクリエーションに出てこない人
ここで、③は、いったい何者なのか。ゲームやクイズや遊びや運動や音楽に価値を見出せない人たちである。その根底には、「自分は誰のためにも役に立っていない」「自分は存在する価値が無い」「生きていても無意味だ」という思いがある。「楽しいレクリエーション」は、彼らが求める答ではない。
「楽しい事をすれば人は出てきてくれる。だからレクリエーションをしよう」とは違う発想も必要だ。「誰かの役に立っている」という感覚を大切にしたい。そうすれば、③の人たちが出てきて「意味ある活動」をし始める。すると、彼らは生きがいを取り戻し、意欲的にハリをもって、人生の最終コーナーを通過するチャンスが生まれてくる。
以下は、【事例紹介】
様々な「高齢者向けレクリエーション」を準備している老人ホームが多い。
===== 引用はじめ
老人ホームの高齢者向けゲーム・レクリエーションは?
最近の老人ホームでは、入居者が毎日を楽しく過ごせるようにという配慮から様々なレクリエーションが実施されています。
人気の高いカラオケに加えて、脳を活性化する効果が近年着目されていることからパチンコや麻雀などもギャンブルの要素を排除した上で実施されていることも。
また、趣味を愉しむためのレクリエーションとしてフラワーアレンジメント教室や陶芸、園芸、読書会、書道、俳句、料理、絵画、編み物などの手芸を実施している老人ホームも少なくありません。
介護スタッフの方が付き添い、日帰りの旅行や野球観戦などの外出プランが月1回など定期的に開催されていることもありますから、おひとりでの外出が難しくても、外出を楽しみたいという方は、そうした老人ホームを選ぶのも一つの手です。
介護度が高い方が多い老人ホームでも、寝たきりでも楽しめるようにとアロマセラピーやハンドスパ、読み聞かせ、民謡などの時間を用意していることも。
===== 引用おわりhttps://www.minnanokaigo.com/guide/recreation/
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