「Z世代の強みとは」という質問に対して、
(1)
Z落語主宰 桂枝之進(20)
「SNSでつながり、支え合いながら、実際に社会課題を解決したり社会を前進させたりすること」
(2)
自転車BMX東京五輪代表 中村輪夢(19)
「ネットを通じてあらゆる情報が得られるため、ソノ気になれば素早く成長できること」
(3)
ラントレ社長 塗野直透(21)
「アイデアの柔軟さ。いろいろな情報を手に入れられ、アイデアの幅は広がっている。また、SNSによって、配信者の強みを持っている」
(4)
12歳で会社設立 加藤路瑛(15)
「これからの世代もそうだが、生まれたときからネットがあり、うまく活用すれば、どんなやりたいことでもできる」
(5)
政治専門広告会社社長 古井康介(26)
「『失われた20年』の中で育ち、力強く生きていけると思っている」
比較すると、(1)~(4)は、ネットあるいはSNSについて言及しており、大きくくくると似ているが、(5)のみ、全く違う。(1)~(4)については、後からコメントすることとして、今回は(5)のみ取り上げる。
なぜ、「失われた20年』の中で育つ」と「力強く生きていける」と考えるのか。
===== 引用はじめ
自身はZ世代のなかでは年長にあたる。「自分たちより上の世代の大人たちが作ってくれた新しい価値観を真っ先に享受できる世代ではないか」と分析する。
例えば、セクシュアルハラスメントやパワーハラスメン卜など、この数十年で新たに社会問題としてとらえられ、働く現場でも一定のルールが決められてきたことを挙げる。
「上の世代の方が獲得してくれた権利。その上で生活や仕事ができるのは大変ありがたいこと」という思いがあるという。
===== 引用おわり
Z世代が活躍できる土壌というものがある。Z世代のど真ん中の人達は、生まれた時から土壌が整っていたが、「自身はZ世代のなかでは年長にあたる」ため、土壌ができていなかたところから整っていく過程を知っている。また、「政治をもっと身近にして、生活に結びついていることを伝えたい」と言うように、社会のあり方に対して関心が深い。そのため、回答するにあたって、他の4人と異なったポイントを取り上げたのだろう。
ちなみに「幼いころからスマホに触れてるぼくらの世代は、LINE(ライン)を使って恋をしてる」と言い、「政治家の考えや行政サービスの情報を動画やホームページなどを使ってより分かりやすく届ける事業を展開」している。ここで、他の4人の言及しているのと同じ強みを生かしている。
<出典>
http://kagayakiken.blogspot.com/2022/01/k1679.html
参照
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