2019年2月14日木曜日

(K0651)  「デイに行ってもらう工夫」は、普遍的? <脳の健康>

 
 認知症の家族がなかなかデイサービス(デイ)に行ってくれないがどうしたらよいか ―― よく聞く質問です。
 

 高見国生さんは言います。

===== 引用はじめ
 教師であった夫には、デイに教えに来てくださいという風に持っていきます。そのためには、ケアマネジャーさんやデイの職員さんとよく相談して、そのように働きかけてもらいます。簡単には「うん」と言わないかもしれませんが、家族が楽をするためではなく、本人が人と交わり、自分も人の役に立つと思えて、楽しい日々を送ってもらうためなのですから、趣味や特技も生かせないか、諦めずに知恵を絞っていろいろとやってみましょう。昨今、高齢者にとって必要だといわれている「きょうよう(今日用事があること)」「きょういく(今日行くところがあること)」は認知症の人にとっても大切なことなのです。
===== 引用おわり
 

 私の感想:
 
 これは、認知症の人への対応だが、認知症であろうがなかろうが、同じではないか。特に男性の場合は、教える立場にたつと自己肯定感が強まり、意欲が起こってくるのでしょう。
 
 あくまで一般論ですが、女性は教えるというより役立っているという感覚が、意欲を引き起こすケースが多いのではないかと思います。
 
 男性だって役立ちたいと思います。前回書いた「神戸ソーシャルブリッジフォーラム」の参加者は、圧倒的に男性が多かった。それは「プロボノ」という言葉の響きが良いからではないでしょうか。「教える」に近いニュアンスを含んでいるように思います。「社会貢献」という漢字言葉も、男性が好んでいると思います。
 
 
 自分のもっている能力を生かし社会の役に立つことは、素晴らしいと思います。ただ、うまくいかないことも多くあります。「教える」を前面に出してしまったときうまくいかないのだ、というのが、私が観察しての結論です。
 

<出典>
「デイに行ってもらう工夫」、高見国生の認知症と歩む (9)
産経新聞(2019/02/07)
 
【高見国生の認知症と歩む】(9)デイに行ってもらう工夫
https://www.sankei.com/life/news/190207/lif1902070004-n1.html

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