「(K0339) 終末期の患者に治療控える選択肢(1)」からの続き。
===== 引用はじめ
背景には、苦しむ時間を延ばすよりも、自然で安らかな死を求める - といった価値観の変化がある。どんな最期を迎えたいか、家族や医療、福祉関係者を交えて繰り返し話し合う必要性が指摘されている。
===== 引用おわり
従来の「事前指示書」から「アドバンス・ケア・プラニング」へと、新しい動きがある(添付図参照)。
===== 引用はじめ
これまでは、患者本人が事前に医療行為を指示する「事前指示書」が推奨されてきた。だが、 … 「医療行為の要望は年齢や周囲の状況により変わり、事前に予測することはできない」と言われている。
===== 引用おわり
これに対して、昨今、家族や医療、福祉関係者を交えて話し合う「アドバンス・ケア・プランニング」が注目されている。ポイントは、「状況の変化に応じて何度でも話し合うところ」にある。
以前、ホスピスに関連して次のような話を聞いたことがある。
「死を間近に宣告された本人の苦悩、そして亡くなった後残された遺族の悲しみは深い。ホスピスを通じて、本人は比較的に安らかに死を迎え、遺族の立ち直りが比較的早いケースがある。共通しているのは、最後にしっかりと話し合えたケースだ」
「しっかり話し合え」と言われても、難しいだろう。「アドバンス・ケア・プランニング」の「レールに乗る」と、話しやすくなるのではないか。死なねばならないという運命を受け入れるには、様々な助けが必要だろう。
出典
終末期の患者に治療控える選択肢 自然で安らかな最期を求めて -人生 マスターズ、産経新聞(2018/04/04)
※ 添付図は、記事を元にして、独自に描いたものである。
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