===== 引用はじめ
介護の必要な高齢者が、日中を過ごす通所系サービス。事業所によって活動内容はさまざまで、“正解”はない。だが、家族や介護職からは「転倒防止のため車いすから立たせない事業所もある」と不満も漏れる。自分らしく生きて死ぬには何が必要で、また、何がそれを難しくしているのか。利用者の意欲を呼び覚ますため、「生きていくにはリスクもある」という、型破りな事業所を2回に分けてリポートする。(佐藤好美)
===== 引用おわり
埼玉県春日部市にある介護老人保健施設「しょうわ」
===== 引用はじめ
しょうわのケアは一風変わっている。掲げるのは「常識にとらわれない、非常識な介護」。利用者には行動制限はもちろん、食事制限もしない。施設長の佐藤龍司医師(54)は「意欲が出れば体が動く。介護は、本人の心を動かすサービスが必要だ」と言う。===== 引用おわり
(1) ビュッフェに並ぶ(写真)
(2) 子供と食べる(写真)(3) グランドゴルフ
(1) ビュッフェに並ぶ(写真)
===== 引用はじめ
「しょうわ」の昼食時間帯はにぎやかだ。通いや泊まりの利用者が、歩行器でビュッフェの列に並ぶ。===== 引用おわり
(2) 子供と食べる(写真)
===== 引用はじめ
しょうわの事業所内保育所に通う幼児2人も同じテーブル。職員は「このあたりには、子供好きの人が座るから大家族の雰囲気。林さんは大人気で、子供たちの“林さん待ち”が出るくらい」という。子供が食事中に飽きて遊び始めると、林さんがスプーンで口に運ぶ。「子供はすぐに『これは食べる』とか『食べない』とか言って…」と苦言を漏らしつつ楽しそうだ。
===== 引用おわり
(3) グランドゴルフ
===== 引用はじめ
プログラムは多種多様だ。特に男性に人気はグラウンドゴルフ。男性は介護事業所に通いたがらないが、これが利用のきっかけになっている。参加すると「しょうわ通貨」を稼いで、ビールを飲めるからだ。そのために、歩行器を使い始めた人は少なくない。===== 引用おわり
◆宮島俊彦・兵庫県立大学大学院経営学研究科客員教授の話
===== 引用はじめ
意思や意欲が尊重されれば、人は自然と力が発揮され身体が動く。それがリハビリになり自立につながる。あたりまえのことだ。ケアの方法を変えると自立支援につながる。介護事業所は福祉的なサービスだけでなく、本人の機能回復が進む方向にサービスを変えていく必要がある。===== 引用おわり
出典
ある老健の試み(上) / ビュッフェ、幼児の世話、ビール…【ゆうゆうLife】、産経新聞(2018/04/07)
ある老健の試み(上) ビュッフェ、幼児の世話、ビール… 環境整備で意欲喚起 自分らしく生きて死ぬには?
https://www.sankei.com/life/news/180405/lif1804050013-n1.html
添付写真は、ここから転載。
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