2018年4月29日日曜日

(K0362) 「低栄養」に注意 <体の健康>

 
低栄養とは

===== 引用はじめ
 低栄養とは、食欲の低下や食事が食べにくいなどの理由から、食事量が減り、体を動かすために必要なエネルギーや筋肉・内臓などを作るタンパク質が不足した状態のこと。
 低栄養は、フレイル(虚弱)やサルコペニア(筋力低下)などにつながり、放置することで介護が必要な状態へと進む危険が高くなるとされる。

 厚生労働省は、体格指数(BMI=体重キログラム÷身長メートルの2乗)が20以下を低栄養傾向とし、

 独居や高齢者だけの世帯では、同じ物ばかり食べたり、食事の回数が減ったりしがちで、その結果、低栄養となっているおそれがある。また、自分が低栄養であることに気付いていない人も少なくない
===== 引用おわり
 

低栄養者の割合

===== 引用はじめ
 厚生労働省の平成28年の国民健康・栄養調査。低栄養傾向にある割合を調べている
(1)  65歳以上:
   28年 男性12・8%、女性22・0%。
   18年 男性13・6%、女性16・8%
   女性はこの10年で5・2ポイント増と低栄養傾向が強まっている
(2)  85歳以上に限れば:男性は4人に1人、女性は3人に1人が低栄養傾向で、必要な栄養が取れていないことがうかがえる。
===== 引用おわり
(語順を変えている)
 

1.   神奈川県大和市は、高齢者の低栄養防止を目的に、訪問などによる管理栄養士の個別栄養相談を25年度から実施 →添付図

2.   国立研究開発法人「医薬基盤・健康・栄養研究所」栄養ケア・マネジメント研究室の高田和子室長は「配食サービスを上手に利用してほしい」と話す。

(1)  自分が住む地域の配食サービスについて知りたい場合は、まず市町村の福祉担当課などに問い合わせるといい

(2)  近くに利用できる配食サービスがない場合は、冷凍食品を利用するのも手だ。例えば、ヘルシーネットワーク(東京都日野市)の「あいーと」は、見た目は野菜や肉など普通の食品なのに、舌で崩せるほど軟らかい冷凍食品で、在宅介護をしている世帯などに好評という →添付図
 

<出典>
単調な食事「低栄養」に注意 / タンパク質不足で要介護のリスク
産経新聞(2018/04/25)
 
高齢者だけの世帯 必要な栄養取れていますか? 配食サービスなどの利用を
https://www.sankei.com/life/news/180316/lif1803160011-n1.html
添付写真は、このサイトから転載



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