認知症の人にデイサービスに行ってほしいのに、嫌がって行ってくれないので苦労している家族が大勢いる
【概要】
A)
デイサービスに行く効用
(1) 本人にとって(2) 家族にとって
B) デイサービスに行かないパターン
(1) 「どこへも行かない」(1回も行ったことがない)
(2) 「あんなところは嫌だ」(1回は行ったが、その後拒否)
(3) 「もう行かない」(デイサービスでは楽しそうに過ごしている)
C) デイサービスに行ってもらう工夫
(1) 迎えの車に同乗して行き、着いたら直ぐにそっと帰る
(2) 「会計業務を見てほしいので来てもらえませんか」と頼んだ
(3) 異性の職員に迎えに来てくれるよう頼んだ
【展開】
A)
デイサービスに行く効用
(1) 本人にとって:認知症の人が楽しく生きがいを過ごしてもらうためのものである
(2) 家族にとって:朝から晩まで毎日の介護は本当に疲れるので、せめて週1回でも行ってくれると、その間に家の用事を片付けたり、自分の時間も持てる
B)
デイサービスに行かないパターン
嫌がる本人にもいろいろなタイプがある
(1) 「どこへも行かない」と言って1回も行ったことがない人
(2) いったんは行ったのだが「あんなところは嫌だ」と言って行ってくれない人
(3) デイサービスで楽しそうに過ごしているのに帰宅すると「もう行かない」と言う人(朝になると機嫌よく行く人も多い)
C)
デイサービスに行ってもらう工夫
(1) 妻の迎えの車に同乗しデイサービスまで行き、着いたらすぐに、そっと帰った。4カ月後に妻は一人で行ってくれるようになった
(2) 父親の生きてきた人生や趣味、特技などをメモにして渡した。「会計業務を見に来てほしい」と依頼したら快諾した。デイサービスでは「会計士の先生」として対応している
(3) ある認知症の男性は、女性職員が迎えに来ると行ってくれるので、家族は毎回女性職員が来てくれるように頼んだ
出典
デイサービスに行ってくれない【高見国生の認知症だより(29)】、産経新聞(2018/04/18)
添付図は、この新聞より
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