2017年5月12日金曜日

(K0013) 「NKK防止・快適化プロクラム枠組み」 (このシリーズ終わり) <仕上期>


これまでの考察を「NKK防止・快適化プロクラム枠組み」として一つの表にまとめたものを添付している。

 
1.   目的

 要支援/要介護状態にならないための努力(①)と、なってしまっても少しでも改善しようとする努力(②)を通じて、輝き続ける人生を全うする

 
2.   プログラム名

 NNK(長期の寝たきりになって亡くなるネンネンコロリ)を防止するためのプログラム(①)と、NKKになっても「快適化」するプログラム(②)の連続体。「快適化」とは、「快適でないものを快適にする」のではなく、「現状を少しでも快適にする」の意。

 
3.   病気予防と介護予防の観点

病気予防と介護予防の観点からまとめている。これらは「輝き続ける人生を全うする」ために必要である一方、これだけでは十分ではない。

これらとは別に、個人の生き方に関わる「個人の発達」、環境を整備する「システムの構築」も必要である。「心の健康」の一部は、「介護予防」の一部に含まれている。「生きがい」や「スピリチュアル」「グリーフ」課題も十分には含まれていない。個人の意識の変革も必要である。

 
4.   『第1期』『第2期』『第3期』

  「健康」「活動的」の『第1期』
  「病気」「要支援・要介護」の『第3期』、
  過渡期の「病気リスク高い」「要支援・要介護リスク高い」の『第2期』

に分けて整理する

 
5.   『一次予防』『二次予防』『三次予防』

  『第1期』に対応する『一次予防』(「健康づくり・疾病予防」「要介護状態になることの予防」)
  『第3期』に対応する『三次予防』(「疾病の治療・重度化予防・合併症の発症予防」「要介護状態の改善・重度化の予防」)
  二つの期の間に位置する『第2期』に対応して危機管理する『二次予防』(「疾病の早期発見・早期治療」「生活機能低下の早期発見・早期対応」)

の三つの予防を行う

 
6.   「病気レベル」と「介護レベル」の不一致の可能性

それぞれの「期」・「予防」を「病気」「介護」の二面で定義している。「病気」「介護」の二面は連動しており、概ね近いと思われるが、必ずしも一致しない。例えば、「病気」であるが「活動的」な人もいる。その場合は、病気の三次予防と介護の一次予防とが適用される

 
7.   「病気」

  「要支援/要介護原因」「死亡原因」から抽出された9個の「病気」
   「脳血管疾患(脳卒中)」「悪性新生物(がん等)」「認知症」「心疾患」
「肺炎」「関節疾患」「骨折・転倒」「老衰」「不慮の事故」

  後に追加した2個の「病気」
   「糖尿病」「老人性うつ」

に分けて整理する

 
8.   共通

 「病気」として11個挙げたが、予防の面から見て個別ではなく共通するものもあろう。共通の欄を設けた。「病気」面は個別のものが多く、「介護面」は共通するものが多いのではないか。ただし、認知症や老人うつの介護は、個別のものが多いのではないか

 
9.   ブランクチャート

 添付しているのは「ブランクチャート」である。枠組みは決まっているが、中身は入っていない。これは、中身が入っていないという理由で未完成品であるが、同時に完成品でもある。中身を埋めなくても、枠を作ったことそのことに意義がある。

 
10.  今後の予定

(1)  当面、中身を埋める予定はない
 病気・介護の両方で知識・経験がないと、中身を書けない。私には、その力がない。
 知識ならインターネット等で得られるので、個人的には少しずつ埋めていくつもりであるが、公表はしない。何故なら、誤ったことを公表してしまうと、害悪をなすからである。

(2)  中身を埋められる条件
病気に関する知識と経験のある人たちと、介護に関する知識と経験のある人たちが、協力して中身を埋めようと決意し、両面にわたって知識と経験のある人がトップあるいはアドバイザーとして就けば、中身を埋めていける可能性はある。実現のためには、人材と時間と金が必要である。ハードルは、きわめて高い。


11.  活用

(1)  構造的知識
 新聞などで関連する記事を見かけるが、そのままでは「点の知識」である。しかし、それらをこの表の上に位置づけると「構造的知識」になる。応用がきくようになるとともに、より本質的なものが見えてくる

(2)  知識収集の先導
 知識を収集しようとするとき、この表のどの部分に関する知識なのかを明確にすれば、収集しようとしている知識が何であるかをより明確に意識できる

 

このようにして、中身が埋まっていなくても、この表は役立つ。

「完成されていない完成品」である

 

このシリーズ、終わり

0 件のコメント:

コメントを投稿