PPKを希望する人が多いのは当然である。
===== 引用はじめ
ただ長生きするだけでなく、私たちが望むのは、
なくなる直前まで元気に活動するピンピンコロリ(PPK)の人生であり、
不幸にして長期の寝たきりになって亡くなるネンネンコロリ(NNK)ではないでしょう。
===== 引用おわり
現実としては、
===== 引用はじめ
平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味します。
平均寿命と健康寿命(日常生活に制限のない期間)の差は、平成22年で、
男性9.13年、女性12.68年となっています。
(図参照)
===== 引用おわり
なかなか「ピンピン」から直ぐに「コロリ」という訳にはいかず、
10年程度の「ネンネン」を経由して「コロリ」に至るのが平均的のようだ。
節制と努力により「ネンネン」の平均期間10年を短縮できることはありえるが、
平均として0年にはならないだろう。
===== 引用はじめ
人はいずれ何らかの死因で死亡することになるが、
生命表の上で、ある年齢の者が将来どの死因で死亡するかを計算し、
確率の形で表したものが死因別死亡確率である。
平成22年の死因別死亡確率をみると、
0歳では男女とも悪性新生物で将来死亡する確率が最も高く、次いで、
男は心疾患、肺炎、脳血管疾患、
女は心疾患、脳血管疾患、肺炎
の順になっている。
(図参照)
===== 引用おわり
いずれの病気においても、日本では「殺さない医療体制・医療」が充実している。
病に倒れても、気を失っても、誰かが見つけてくれれば、
救急車が来てくれて、「一命をとりとめ」てくれることが多い。
しかし、健康体に戻れるとは限らない。
どんなに節制・養生しても、望んでも望まなくても
「ネンネン」の(長短はあろうが)期間を送ることになる可能性が高い。
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