母 「なんで私は生きているんだろう。死んだ方がマシだった…」
娘 「死にたいなら、死んでいいよ」
壮絶な会話である。
それを聞いた母は、「娘の言葉は、それまで受け取ってきたどんな言葉よりも、私を救いました。自分の足で歩けず絶望していた私は、再び前に進もうと決めました」
以上は、“「ママ、死にたいなら 死んでいいよ」~娘のひと言から私の新しい人生が始まった~”(岸田ひろ実著)から抜き出した(P.4 – 5)。この本に、私はどのように巡り合ったのか。
そもそもは、「人が長生きすると、がんになったり認知症になったりする可能性が高い。それで人生終わるのではない。がんになっても認知症になっても、輝き続けながら生きることができるはすだ」という思いから始まった。私が夢見た単なる理想像であっては、意味がない。輝き続けることが実際にできないと、意味がない。
そこで設定した私のテーマは、「絶望に陥ったある人は、そのままで終わり、絶望に陥ったある人は、蘇る。何が違うから、2人の運命が違ってくるのか。蘇った人は、どのように蘇ったのか」。そのヒントがこの本の中にあるのではないかと考えた。
この本には、本屋で出会ったのではない。隆祥館書店という本屋さんが、<岸田ひろ実さんを囲む会>を企画した。この岸田ひろみさんが、この本の著者である。
===== 本の帯 はじめ
27歳 長男を出産。知的障害のある子だった
37歳 最愛の夫が突然死。こころの支えを失う
40歳 生存率20%の大手術。無事生還するも、
下半身麻痺となり、車椅子生活に
50歳 (現在)これまでの経験をもとに年間180回の
講演。人々に生きる勇気を与えている
生きる力が湧く感動実話!
===== おわり
続く
引用:岸田ひろ実、「ママ、死にたいなら 死んでいいよ」~娘のひと言から私の新しい人生が始まった~、致知出版(2017)
案内:2017/6/8
<岸田ひろ実さんを囲む会>19:00開演、隆祥館書店(大阪中央区)
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