「長寿」の語感としては「長く生きることはめでたいことだ」という印象がある。
お父さんやお母さんが長生きしてくれて嬉しいと、
こどもにとっては、めでたい長生き(長寿)だが、
本人にとっては、必ずしもそうではない。
年を取れば、
体に不調がでてくる、
頭の働きも鈍くなる、
身近な親族や友達に先立たれて寂しい思いをする、
こともある。
自然のままで「長生き」=「めでたい」になるとは限らない。
一方、
「長生き」=「めでたい」となるような生き方というものは、あるはずた。
それは何か?
というのも「輝き実現研究所」のテーマの一つである。
ご参考
「長寿」、「寿命」を国語辞典で調べると、「寿命の長いこと。長命」、「生命の存続する期間」であり(デジタル大辞泉)、「めでたい」という意味は含まれていない。では単語の中の、「寿」はどこに行ってしまったのか。
===== 引用はじめ
ことぶき【寿】 の意味
1 祝いの言葉を言うこと。また、その言葉。ことほぎ。「婚姻の―を述べる」
2 めでたいこと。いわい。よろこび。また、その儀式。「―を成す」
3 命の長いこと。長生き。長命。長寿。「―を保つ」
===== 引用おわり
デジタル大辞泉
日本語では、「命」「長生きする」「めでたいこと」が重なり合っているようだ。
一方、「長寿」を和英辞典で調べると、”a long life; longevity”であり(プログレッシブ和英中辞典)、“Longevity”を英英辞典で調べると、”a long duration of individual life”であり(Merriam Webster)、「めでたいこと」と重ならい。
0 件のコメント:
コメントを投稿