2017年5月3日水曜日

(K0005) 長寿をことほぐ(寿ぐ) <仕上期>


「長寿」の語感としては「長く生きることはめでたいことだ」という印象がある。

お父さんやお母さんが長生きしてくれて嬉しいと、
こどもにとっては、めでたい長生き(長寿)だが、
本人にとっては、必ずしもそうではない。

年を取れば、
 体に不調がでてくる、
 頭の働きも鈍くなる、
 身近な親族や友達に先立たれて寂しい思いをする、
こともある。

 
自然のままで「長生き」=「めでたい」になるとは限らない。
一方、
「長生き」=「めでたい」となるような生き方というものは、あるはずた。

 
それは何か?
というのも「輝き実現研究所」のテーマの一つである。

 
ご参考

「長寿」、「寿命」を国語辞典で調べると、「寿命の長いこと。長命」、「生命の存続する期間」であり(デジタル大辞泉)、「めでたい」という意味は含まれていない。では単語の中の、「寿」はどこに行ってしまったのか。

===== 引用はじめ

ことぶき【寿】 の意味

1 祝いの言葉を言うこと。また、その言葉。ことほぎ。「婚姻のを述べる」
2 めでたいこと。いわい。よろこび。また、その儀式。「を成す」
3 命の長いこと。長生き。長命。長寿。「を保つ」

===== 引用おわり
デジタル大辞泉

 
日本語では、「命」「長生きする」「めでたいこと」が重なり合っているようだ。

一方、「長寿」を和英辞典で調べると、”a long life; longevity”であり(プログレッシブ和英中辞典)、“Longevity”を英英辞典で調べると、”a long duration of individual life”であり(Merriam Webster)、「めでたいこと」と重ならい。

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