2018年9月3日月曜日

(K0491)  自治会 発 <地域の再構築>

 
 前回(K0490)の続き。前回提示した図の異論を今回添付します。


 前回の図は違うのではないかと、今回書き換えてみました(なお、あんしんすこやかセンターを追加した。神戸では地域包括支援センターをこう呼んでいる)。添付しています。
 
 どこが違うかというと、前回の図では自治会は多くのうちの一つに過ぎないが、今回の図では自治会が住民と共にど真ん中に位置しています。
 

 一人一人の住民と、老いも若きも含め、男とも女ともつながっているのは、自治会だけです。住民と共にあるのが自治会です。ですから、両者が真ん中に座り、その周りに様々な団体があり、様々な団体の力を借りながら、住民の生活を成り立たせていく。そのために、自治会は、自覚的、主体的、自発的に各団体と関わっていきます。
 
 地域住民が幸せに暮らせる、このような大きな目的を設定すると、どの団体もここから外れてはいないと思います。しかし、同時に各々は独自の目的ももちます。官製団体は、施策実施を目的とし、「上意」を尊重し従わなければなりません。地域団体は、各々が自主的に定めた固有の目的(例えば、緑いっぱいの町にする)達成を目指し、関係する対象者に関わります(例えば、老人会は老人を対象にする)。それに対して自治会は、幅広い住民の包括的な幸せに寄与します。
 
 自治会は、他の地域団体や官製団体と協働します。地域団体には専門性と熱意があり、官製団体には後ろ盾と金があります。他の地域団体や官製団体にも、自治会と協働するメリットはあります。
 
 各々の目的が達成できるような連携を結びましょう。他を利用するのではありません。自己の目的を最優先するとともに、パートナーの目的達成にも寄与していきます。
 
 そんな自治会が中心に座れば、そしてうまく諸団体と連携すれば、各種の官製団体や地域団体は、自治会を助けつつ、同時に自分たちの活動もやりやすくなると思います。


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