2018年9月14日金曜日

(K0501)  認知症進行因子と認知症予防 <脳の健康>

 
 (K0493)「認知症予防へ日常活動、社交性が大切 リスク因子研究」で書いた中で、大切なところを再録する。
 

===== 引用はじめ(箇条書き形式に書き換えた)
 身体活動の低下や認知機能の低下を防ぐために、
   家庭外の社会的活動への参加や
   気分低下の防止,
   さらには身体的な痛み の除去や
   生活習慣病への介入が
認知症予防になることが明らかになりました
===== 引用おわり
 

 これが結論部分なのだが、いささか奇異である。というのは、アンケート項目には、「家庭外の社会的活動への参加」「気分低下の防止」「生活習慣病への介入」という言葉がないのに、いきなり出てくるからである。これには理由がある。
 
 背景として「日常生活活動の低下は家に閉居する要因の一つとなり、その結果社会的活動への参加減少、ひいては気分の低下をもたらすと言われています。」という知見がある。
 
 さらに、「身体的な痛み」「生活習慣病」は、「日常生活活動の低下」「家に閉居する」「社会的活動への参加減少」「気分の低下」に影響する。
 
 以上の関係を添付図で示す。
 

<出典>
NCNP、『IROOP』の研究から、認知症リスク因子の解明に成功認知症予防の日本初のシステム、健常者対象オンラインレジストリ大規模データから
https://www.amed.go.jp/news/release_20180604.html


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