2018年9月29日土曜日

(K0516)  保健・介護予防の一体化 <体の健康><介護>

 
===== 引用はじめ
 厚生労働省が高齢者の保健事業と介護予防を一体的に実施する方針を固めたことが17日、分かった。健康な状態から要介護に至る中間的な状態は医療保険で、介護予防は介護保険で別々に行われているが、これらを一体的に実施し、保健師らが高齢者に効率的に接触する機会を増やすことで健康寿命の延伸につなげたい考えだ。
===== 引用おわり
 
 いかにも役人が考えそうなことだが、どうでしょうか。
 


===== 引用はじめ
 保健事業と介護予防を一体的に行えば効率的に高齢者に接触することができる。同時に、保健事業や介護予防が必要な対象者を幅広く抽出することが可能になるメリットがある。医療費の削減につながることも期待される。
===== 引用おわり
 
 各々のシステムは、固有の「高齢者への接点」を持っているが、一体化することにより、各々が弱体化してしまうことはないか、各々の「高齢者への接点」を温存しながらその連携を深めていけばよいのではないでしょうか。
 現場が連携しようとしても、縦割り行政が枠をはめ動きにくくしているのが現状だと思います。「一体化」という名のもとに、枠をさらに増やしてしまわないか心配です。
 


 私ごときが何を言おうと、関係なく、政治は進んでいきます。効果的なシステムが構築されることを願います。
 
===== 引用はじめ (箇条書き形式にした)
 厚労省は、
(1)介護予防として高齢者が地域で集まって体操や会食、茶話会などを行う「通いの場」に保健師や栄養士らが定期的に訪問
(2)保健指導や健康相談などを実施
(3)その情報をかかりつけ医らと共有
(4)かかりつけ医はその情報をもとに高齢者に受診を促す
-ことなどを想定している。
===== 引用おわり
 
 
 厳しい現実があります。

 
===== 引用はじめ
 通いの場に参加する高齢者は決して多くはない。厚労省によると、全国の通いの場は7万6492カ所あるが、65歳以上の参加率は4.2%の143万9910人にすぎない。
===== 引用おわり
 


<出典>
高齢者の健康寿命 延長図る   保健・介護予防の一体化
産経新聞(2018/09/18)
 
保健指導と介護予防、健康寿命延伸へ一体的実施 厚労省方針、関連法改正も視野
https://www.sankei.com/life/news/180918/lif1809180001-n1.html


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