「認知症の人と家族の会」本部の電話相談は、受けた相談を分析するため、8つの大分類と56の小分類で整理しています。大分類は、
①
認知症の症状(めだつもの)
②
認知症の症状(生活障害)③ 人間関係
④ 相談者の心身
⑤ サービス利用
⑥ 経済的悩み
⑦ 医療関係
⑧ その他
です。
(分類は複数にわたることもあるので、合計は100%を超えます)
この大分類で多いものから三つあげると、
(1) 最も多いのは、④相談者の心身についてで、46%に上ります
毎日の介護で、体の疲労に限界があるとか、精神状態に変調を来しそう――などというものです。 … 一人で頑張りすぎないで介護保険を利用したり、周囲の協力を得て心身をリフレッシュするように勧めます。
(2) 2番目は、①認知症の症状(めだつもの)で34%です。②認知症の症状(生活障害)を合わせると45%になります。
まず認知症への正しい知識を持ってもらい、その上で無理をしないで対応することを伝えます。
(3) 3番目は、③人間関係で24%です。
これは家族、親類、職場や地域での人間関係です。兄弟姉妹でも力になる場合もあれば、邪魔になる場合もあります。 … 「兄弟はいないものと思いなさい」と助言することもあります。
<出典>
相談 家族の大変さ浮き彫り【高見国生の認知症だより(40)】 産経新聞(2018/09/05)
【高見国生の認知症だより(40)】相談でわかる介護の大変さ 一番多いのは…
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1809210058
0 件のコメント:
コメントを投稿