2018年9月25日火曜日

(K0511) 「認知症の人と家族の会」電話相談(2) <認知症><電話相談>

 
 「認知症の人と家族の会」本部の電話相談は、受けた相談を分析するため、8つの大分類と56の小分類で整理しています。大分類は、

   認知症の症状(めだつもの)
   認知症の症状(生活障害)
   人間関係
   相談者の心身
   サービス利用
   経済的悩み
   医療関係
   その他

です。
 
 
(分類は複数にわたることもあるので、合計は100%を超えます)


 この大分類で多いものから三つあげると、
 
(1)  最も多いのは、④相談者の心身についてで、46%に上ります

 毎日の介護で、体の疲労に限界があるとか、精神状態に変調を来しそう――などというものです。 … 一人で頑張りすぎないで介護保険を利用したり、周囲の協力を得て心身をリフレッシュするように勧めます。
 

(2)  2番目は、①認知症の症状(めだつもの)で34%です。②認知症の症状(生活障害)を合わせると45%になります。

 まず認知症への正しい知識を持ってもらい、その上で無理をしないで対応することを伝えます。
 

(3)  3番目は、③人間関係で24%です。

 これは家族、親類、職場や地域での人間関係です。兄弟姉妹でも力になる場合もあれば、邪魔になる場合もあります。 … 「兄弟はいないものと思いなさい」と助言することもあります。
 


<出典>
相談 家族の大変さ浮き彫り
【高見国生の認知症だより(40)】 産経新聞(2018/09/05)
 
【高見国生の認知症だより(40)】相談でわかる介護の大変さ 一番多いのは…
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1809210058

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