2021年2月5日金曜日

(K1376) (服薬)薬剤師と協力して服薬を支える(2) <認知症>

 ☆☆

訪間薬剤管理指導は、医療・介護保険制度のひとつ。薬剤師が薬を自宅に配達し、残薬などを調べて服薬状況を把握。適切に服薬できるように工夫・指導する。l3割の自己負担額が発生。「一包化」も薬剤師に頼める

☆☆

「一包化」とは、薬をひとまとめにすること

 

 

  服薬(2) … どうすればよいか

 

1.   連携する

 服薬が困難だからといって、介護者が全面的に管理するのは適切ではありません。できるうちはなるべく本人に服薬させ、周囲の人がサポートしていきましょう。

 

2.   各々の役割

2.1.  医師

  症状・本人の状態に合わせた薬を選択する

2.2.  薬剤師

  薬の情報を提供する

  薬の提供方法を変える

  訪問薬剤管理指導をする

2.3.  家族・介護者

  服薬ボックスやお薬カレンダーを利用する

  薬の意味を医師や薬剤師に確認する

  電話やメモで確認する

  服薬の促し方飲ませ方を工夫する

 認知症の人には、メモや張り紙で服薬を何度も確認させる方法が有効

 

3.   介護・家族の立場からの関わり方

3.1.  医師

 服用を嫌がる場合は、医師に相談し、必要な薬のみに絞ったり、剤型を軟膏などに替えてもらったりする

3.2.  薬剤師

 薬剤師は服薬におけるキーパーソン

 薬の疑問点や変更の要望は、薬剤師を通じて医師に伝えてもよい

 薬をひとまとめにする「―包化」も薬剤師に頼める。ただし、自己負担金がやや増える

 

<出典>

杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」



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