2021年2月21日日曜日

(K1392)  起こったこと / 介護施設や高齢者施設での介護クラスター(1) <高齢期の安全・安心>

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3人が相次ぎ発熱した。施設での感染者は日を追うごとに増え、1週間余りで20人を超えた。職員やその家族にも感染が拡大。「全員が陽性になるまで、収束しないのではないか」。当時、そんな思いがよぎった

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 新型コロナウイルス感染拡大を受け、全国の介護施設や高齢者施設でクラスター(感染者集団)の発生が相次いでいる。

 昨年夏、クラスターに直面し、入所者・職員の計36人が感染した大阪府内の介護老人福祉施設の男性事務長が取材に応じ、当時を振り返った。

 

 異変は昨年8月11日夜に起きた。認知症患者が入所するフロアで、80代女性の発熱が発覚。翌日には同じフロアで他の3人が相次ぎ発熱した。

 施設での感染者は日を追うごとに増え、1週間余りで20人を超えた。職員やその家族にも感染が拡大。感染していない職員の中には、帰宅せずにホテルや近隣の集合住宅で寝泊まりする人もいた。

 「全員が陽性になるまで、収束しないのではないか」。事務長の頭には当時、そんな思いがよぎったという。

 事態が落ち着いたのは同9月末。最終的な感染者は入所者と職員を合わせ、計36人に上った。重症化するまで入院できなかった入所者もいた。

 

<出典>

産経新聞(2021/01/22)

https://www.sankei.com/west/news/210121/wst2101210015-n1.html



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