☆☆
認知症になっても普通に暮らしていける東温市。地域の皆さまから川柳や挿絵を募集し「認知症」をテーマにしたカルタを作成した。このカルタは遊びの中で認知症に対する理解を深めて頂けるような内容になっている
☆☆
川柳と、それに合わせた絵を組み合わせ、遊びながら認知症を学べるカルタ「とうおんサポーターかるた」を愛媛県東温市のボランティア団体が作成した。
読み札の川柳と、絵札の図柄のいずれも市民から募集。思わず笑ってしまうような川柳があれば、温かみを感じる絵柄があり、一般募集ならではの親しみの持てる内容となっている。団体ではまず市民に川柳を募り、続いて川柳に即した絵を募集。構想から約3年の令和2年春に完成した。
「昔からあるかるた遊びは、家族や高齢者とのコミュニケーションの場になる。親子3代で遊びを継承することにもなり、遊びの中で認知症への理解が進むとよい」
一方、認知症の問題は深刻であり、ユーモアのある表現で誤解を招いてはいけないと考え、絵札の裏に「キャラバンメイトのひとこと」を添えた。
「ドッコイショ おぶった母が 気合い入れ」という読み札に対応した絵札には、こう記した。
「大変な介護生活の中にも、ユーモアを探すことは大切です。介護をしている人が認知症の人と一緒に笑うことが出来たら、きっと認知症介護は大変なことばかりではなくなると思います」
「認知症は始まると家族は慌てるし、もめることもある。そういうことにならないように予備知識を持っておくことが大事。予備知識があれば落ち着いて対処できます」
「地域のお年寄りのサロンや学校などへ広めることができる」
「認知症は腫れ物のように扱うのではなく、認知症の人を含めた家族として暮らしていけるようにしてほしい。年をとったら誰にでも起こりうることだと知ってほしい」
<出典>
ほっこりカルタで 認知症正しく理解
産経新聞(2010/01/30)
「ドッコイショ おぶった母が 気合い入れ」認知症学ぶカルタのほっこり度
https://www.sankei.com/premium/news/210110/prm2101100006-n1.html
0 件のコメント:
コメントを投稿