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認知症を根本から治療することは、現段階ではできないが、脳の使われていない部分を活性化させたり、残った機能を活かしたりすることはできる。リハビリは、その人らしさを発揮し、生活の質を高めるものでもある
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リハビリでいちばん大切なのは、本人が楽しめること。無理強いは、負の感情を抱かせるだけでいいことはありません。
リハビリにはいろいろな種類がありますが、これまでの人生経験をヒントにしながら、その人に合ったものを選びます。
「生きがい」として楽しみながら続けることで、心の安定にもつながります。
リハビリは、ときには家族も気づかなかった一面を引き出すことがあります。ひとりの人格として理解や尊敬を深める機会にもなります。
<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」
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