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「リビング・ウィル」には、家族署名欄があるようだ。確かに、死んだあと訴えてくるとしたら、家族だろう。本人は同意しているが、既に亡くなっているので、応援はしてくれない。医師のストレスもすごいだろう
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両親から「リビング・ウィル(事前指示書)」の書面への同意を求められた記者が書いたもの。
===== 引用はじめ
記者の両親の事前指示書に記されていたのは、
(1) 傷病が不治の状態で死期が迫った場合、人工呼吸・胃瘻・経鼻等の延命措置は一切しない
(2) 1の場合、苦痛を和らげる処置は最大実施してほしい。それにより死期が迫ってもかまわない
(3) 脳死・植物状態になったときは一切生命維持装置等の延命治療はしない
-の3点。自筆で捺印(なついん)があり、互いに同意するとの署名もあった。
===== 引用おわり
一般的なものだと思うが、そう簡単に、署名できるものではないだろう。
===== 引用はじめ
突然示された事前指示書に、「はいそうですか」というわけにはいかない。いったん署名は拒否し、兄にも連絡して家族会議を開くことにした。
===== 引用おわり
因みに、
===== 引用はじめ
肝細胞がんが骨転移し、1カ月の放射線治療を受けてようやく自宅に戻った矢先だった。母はまだ73歳。治療法を模索したが、切除も放射線治療も難しいと判明し、母は「しんどい治療はもういや。家にいたい」、父も「かわいそうや」と積極的治療を拒否した。
===== 引用おわり
という事情がある。それでも、署名するには、勇気がいる。悩んでしまう。
<出典>
【「風」読者から~ALS嘱託殺人(5)】
「事前指示書」を提示されて(上)
産経新聞(2020/08/06)
添付は、
「私の診療に関する希望書 (事前指示書)
千葉大学病院企画情報部 20140807 版」
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